縞さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ミスト(2007年製作の映画)

3.4

常に誰よりも理性的だったディヴィッドも、彼にとって正しい選択を出来なかった、極限の状況

怪物の造形の不気味さやどっきりさせるシーンなどはおまけだろうに、おそろしくて気持ち悪くてかなり気を取られたから
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.8

四角、不自由な視界
フロントミラー
音楽
ワンダーウォール
画面を開く、訴状で狭まる
愛し合ってるよね?私たちにはそれしかない
旅行の始まり 画面開く(妄想始まり)
結婚式 画面狭まる(妄想終わり)

めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

3.6

『作画が細かい』。人々の作り込みがすごい。
サージャンが気づいた通り、同じ場所同じ時刻でもひとつとして同じものはない。食堂もオフィスも通りも電車も毎日変わっていく。だれかとの関係性も、気持ちも、常に一
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.3

ホテルでの食事シーン:ラ・ラ・ランドの喧嘩シーン
バスで家族になろうと伝えるシーン:卒業
家族とディナー:Crazy, Stupid, Love.
タイトル 最初と最後
青い服 ホテルの青い光

人生
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皆殺しの天使(1962年製作の映画)

3.8

ブニュエル特集にて上映の、アンダルシアの犬を除く3本にすべてキリスト教や教会を風刺するような描写がある
それほど憎いのかとも思うが、ここまで情熱を傾けるからには憎しみだけではなく、彼は宗教と正面から対
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ビリディアナ(1960年製作の映画)

4.3

慈善行為も信仰も結局自己満足にすぎない?
どこまでもなにもかも噛み合わないで失うばかりのビリディアナ
最後の晩餐を模倣して大笑い、メサイアで踊り狂う
教会で物乞いをしていても、ビリディアナに言われるま
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ルーム(2015年製作の映画)

4.6

ジャック目線のシーン、音のゆらぎ、真新しい表現法ではないけど、多くの人には想像がつかないであろう生い立ちにあるジャックの感覚をうまく追体験させるのに役立っていた

“へや”を出たジャックが”世界”に怯
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.9

ストーリーも演出も単純明快
良くも悪くも、考えるな、感じろを地で行く仕上がり

始まってすぐ、観客をぐっと強く引き込む力がある
どの曲も魅力的だったけど、This Is Meが最高に格好いい

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.9

どうやって撮影しているの、カメラはどこ、クルーは…どこ…

『セッション』に通じるものはたくさんあるけど全く違う こんな大切な愛の話に出会えたなんて私はなんて幸せなんだ…

セブとミアの関係が本当にい
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偽りなき者(2012年製作の映画)

4.5

登場人物全員に対して共感できない点がなかった(ファニーへの仕打ちを除いて)
子どもからおとなまで、あらゆる人が持ちうる大小問わない悪意や歪んだ正義が積み重なればこういうことは容易に起こりうるだろう
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.7

窓、鏡、ドア、穴のあいたジグソーパズル 闘牛に喩えられた理性と本能、その境界
時間的空白、描写を省く空白
理性の比喩、過去の仕事である本を売り払うルイス
娘を想うあまり目的と手段の境界を見失い、娘から
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