縞さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

  • List view
  • Grid view

美しいとき/サマータイム(2015年製作の映画)

3.0

空気の穏やかさ、柔らかいけど激しい女性
窓の映画と駅のホーム、リュミエール兄弟へのリスペクト
何度も登場するとトンネルと牛の出産、産道、発達課題

Move Overが流れたとき最高だなって思った
>>続きを読む

年下のカレ(2013年製作の映画)

2.8

ハリウッドにはない感じの雰囲気やキャラクターで、ありがちなシナリオを真新しく飽きさせないものにしていると思います

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.9

人気の作品なので要素を取りこぼさないようにと肩に力を入れて観ましたが、前のめりになるよりはただただ受け手に回る方が楽しい
音楽がすてき

使い古されたスローモーションとナレーションに相反する、新しすぎ
>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.7

お手洗いと母性
やりたいことたくさん詰め込んでる感じで漫画のような演出がいくつも出てくるのでただ眺めていて楽しいし、ここぞというときにしか流れない背景音楽も上品で心地よい

食卓の撮影法、冒頭・終盤ジ
>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.1

最初から最後までずっと、愛情のぬくもりであたたかく、それでいてなんとなく寂しさがずっとある映画
ふかふかのベッドでハッピーエンドのお話をねだるマルコも、『おうち』を与えられて嬉し泣きするマルコも彼を見
>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.2

音楽は楽しいなんて誰が言ったのか
理想郷へ到達するためなら、家族も友達も恋人も道具も他の才能の萌芽も自分の肉体すらないがしろにしてもいい化け物どもと、体液を垂れ流して呼吸をする楽器と
フレッチャーにビ
>>続きを読む

マーシュランド(2014年製作の映画)

3.7

《内戦と独裁の闇をこうむるのは力を持たないもの》というスペイン映画全体に落ちる陰のようなものを例外なく濃く描いています
因習的に外部との関わりを絶つ集落全体が、残酷な罪を共有しているような重苦しい空気
>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.0

レジスタンス軍の平均年齢の高さと、レイのヒロイックなヒロイン性、こういう大きな作品で"生まれ持った力"と"男を守る"女性が描かれることに驚きました

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

3.3

1枚の絵画をめぐる作品ではあるけれど、カメラアングルや画面構成に芸術的な技巧などを用いておらず、余計な演出を排斥してひたすらに過程を追っていきます
画面そのものを絵画然とせず鑑賞者はあくまで鑑賞者であ
>>続きを読む

映画 ハイ☆スピード! Free! Starting Days(2015年製作の映画)

3.0

本物よりも美しい、遙が信仰を捧げる水の表現、期待を裏切りませんでした

マルタのことづけ(2013年製作の映画)

3.1

時間の空間の繋ぎ方、食事シーンの長回し、視点の移り変わり

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.7

ドアが開いて始まる物語
エンドロールまでタイトルは出ない
開始2分弱で初めてのセリフ、ストーリーテラーが名前で呼ばれるのは10分くらい経ってから
音楽が好き、人と人が接近するシーンのカメラワークが初め
>>続きを読む

モールス(2010年製作の映画)

3.0

オリジナル版と違い、邦題がネタバレじゃないところがまず良い
ストーリー、展開、結末までオリジナル版と同じだけど、吸血鬼の子と世話をする男性の関係、語り手の男の子の未来が早い段階から見えていてとても易し
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.7

3回タイトルが出てくる
想像の世界を視覚化したすばらしい表現力、新しいSF
物語の糸がつながったとき、感動が抑えられなくなりました
SFだけどSFじゃない

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.5

ミステリーかと思って観始めましたが、ミステリー部分は前半のみ
後半はあらゆる種類の人に対する皮肉をこの非日常のストーリーにどっさり込めています
すべての秘密を目撃していながら、私たちは物語における野次
>>続きを読む

キャロルの初恋(2002年製作の映画)

1.7

いまいちなにを伝えたいのかぱっとしない
登場人物に対し、残酷になりきれていなくて中途半端
クララ・ラゴがかわいい

愛、アムール(2012年製作の映画)

4.8

破られるドアから始まり、ぱたりと閉じられるドアで終わる映画
大きすぎて重すぎて美しすぎた愛と恋の話です

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.9

"赤い"親子の物語
主人公のフラッシュバック、ぶきみに揺れるカーテンがぼんやり光る窓から始まる映画
タイトルは読み取れないほどの速さで点滅して消える
"青い"親子の物語、「ブラック・ブレッド」と対比さ
>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

2.5

鉄格子つきの窓に向かう主人公、行き詰まっていることの示唆から始まる

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.5

逢瀬へ向かうフロントガラスから始まる映画
タイトルがひとりではっきりと登場する

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

窓=スクリーンから始まる映画。
チーネマ・パラディーソに集まるお客さんが映画を観てわぁっと歓声をあげると自分もその場ではしゃいでいるような気になります。
アルフレードがトトに何かを語ると、まるで私に語
>>続きを読む