風車男ハリヲさんの映画レビュー・感想・評価

風車男ハリヲ

風車男ハリヲ

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ファミリー・ディナー(2022年製作の映画)

3.9

オーストリア産ホラー。
イースター休暇に叔母の家を訪れたら、地獄のような体験をしたというお話。
ほかのレビューではオチに対する言及が多いようですが、本作の真髄は序盤の不穏な空気感でしょう。
「親戚の家
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.0

洒落怖の代表作の映像化。後半からギャグのキレが増す上、ほかの洒落怖とのクロスオーバーもあったりして結構楽しい。全体的に怖さは控えめだけど、オチが良かった。

ヒッチハイク(2023年製作の映画)

1.2

『きさらぎ駅』のヒットに味を占めたか、ネット怪談の映像化が最近多いですね。本作も洒落怖で有名な作品のひとつ。
ぶっちゃけ全く面白くない。『きさらぎ駅』は原作の要素を取り入れつつ、“異世界脱出RTA”の
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クロムスカル リターンズ(2011年製作の映画)

2.5

骸骨仮面殺人鬼のスプラッター映画第二弾。
前作のエンディング直後から始まるので、先に前作を観ておいた方が楽しめますが、そもそもストーリー性の薄いシリーズなので、観ていなくとも支障ありません。
ゴア表現
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クロムスカル(2009年製作の映画)

3.0

髑髏仮面の殺人鬼が襲い来るスプラッター映画。
ストーリーは無きに等しく、記憶喪失の女性が殺人鬼から逃げ続けるだけ。それを追う殺人鬼は、道中で無差別殺人を繰り返す。で、本作最大の見どころが殺人シーンのゴ
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.5

公開前に公式サイトのあらすじを読んで「どういうこっちゃ」と首をひねったが、文面通りの内容とは恐れ入った。「未来では内蔵摘出ショーが大人気!」と言われて、素直に受け入れられる人間は多くないと思う。
しか
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

他人を意のままに操れる超能力「ヒプノティック」の存在が明かされ、命がけの鬼ごっこをしていたところまでは楽しめた。後半は完全に蛇足。ストーリーの整合性を放棄し、「どんでん返しでいかに観客を驚かせるか」が>>続きを読む

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.8

悪魔祓い映画の金字塔『エクソシスト』シリーズ最新作。
ブラムハウスが製作に関わっているとのことで、スタイリッシュな演出や革新的な表現を期待していたが、意外にも手堅いつくり。近年のホラー作品の中では過激
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アリゲーター2(1990年製作の映画)

2.7

前作との繋がりはなし。
ワニより人間の方がやべーやつ。ドラマパートが冗長で退屈だし、ワニの出番が前作より減ってしまったのが非常に残念。こっちのパーティー会場崩壊シーンは正直期待外れだけど、水中の死闘は
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アリゲーター(1980年製作の映画)

4.0

下水道に放流されたペットのワニが巨大化し人を喰う! 一口に「喰う」と言っても噛みちぎる・丸呑みにする違いに加え、様々なアングルで魅せてくれるサービス精神旺盛さがステキ。パーティー会場での暴れっぷりがワ>>続きを読む

死霊のえじき -ブラッドライン-(2018年製作の映画)

3.7

ロメロ監督作('85)のリメイク版……のはずなんだけど、大幅な改変によりほぼ別物化。知能ある変態ストーカーゾンビが難民キャンプに侵入! スピーディーな展開&勢いよく噴き出す血飛沫が特徴的な、元気いっぱ>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.8

内容については今更語るまでもない、コンサート映画の大傑作。
今回の4Kレストアでどの程度変化があったかというと、ほぼ別物と呼べるくらい鮮明かつダイナミックに生まれ変わった。生前ジョナサン・デミ監督が語
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.5

カセットテープに込められた呪いの歌をめぐる、王道かつシンプル構成なホラー。近年「村」シリーズで迷走していた清水崇監督の面目躍如。カセットテープの特性を活かしたギミックが凝っていたし、「歌」がテーマの作>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

監督がインタビューで明言している通り、大友克洋の漫画『童夢』にインスピレーションを受けた映画。舞台の団地、子供が超能力を使うといった基本設定のみならず、ほぼそのまんまなシーンもあります。ただし、決して>>続きを読む

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

2.9

ギャグパートは笑い通しだったし、楽しいっちゃ楽しいけれども……。

ホラー要素が薄味すぎる。瞬間移動する幽霊(なぜか全力ダッシュもする)にはビックリするけど、怖いとは感じないし。ジャンルとしてはコメデ
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ハウス・バウンド(2014年製作の映画)

3.6

『M3GAN/ミーガン』の大ヒットが記憶に新しい、ジェラルド・ジョンストン監督の長編デビュー作。あちらほど洗練されてないけど、既にクセの強さの片鱗は表れてますね。

よくあるお化け屋敷ホラーかと思いき
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オーメン/オーメン666(2006年製作の映画)

3.6

6月6日6時に誕生した赤子は悪魔の化身だった……。
ヒトコロスイッチ系ホラーの元祖にして金字塔『オーメン』の2006年リメイク作。オリジナル版に非常に忠実な作りとなっていて、ストーリーラインはほぼその
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ヒンターラント(2021年製作の映画)

3.4

脚本はありがちなサスペンスもの。この映画の本質は美術に詰まっている。全編がブルーバックによる撮影で、背景から人が浮いているし、建造物は歪んでめちゃくちゃ。ずっと悪夢を見せられているような気分が味わえる>>続きを読む

イビルアイ(2022年製作の映画)

3.2

ダークメルヘン系ホラー。
不条理ものを得意とするアイザック・エスバン監督作にしては、オーソドックスなホラー作品なので珍しい。ただ、人物関係が妙に複雑な辺りは相変わらずの捻くれっぷりを感じた。雰囲気は悪
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プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

1.0

題材が『くまのプーさん』である必要性がなく、スラッシャー映画としても微妙。ストーリーがすぐ脇道にそれるのでテンポが非常に悪く、ただひたすらに退屈。「どんな駄作であっても1つくらいは長所がある」が持論だ>>続きを読む

DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

4.4

迷惑系配信者 VS 謎の老婆!展開が予測不可能な新感覚POVホラー!! 理解できない恐怖がつきまとい、始終ずっと「一体何を見せられているんだ?」感。迷惑系の主人公も、ここまで突き抜けていたら逆に好感持>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.8

SNSで流行の「90秒憑依チャレンジ」。儀式の最中に予期せぬ出来事が発生して……。
幽霊モノだと思って油断してたら、痛そうな描写がマジで多い!! 痛い・怖い・面白いの三拍子。過激さだけでなく、意外にも
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悪魔の世代(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

スリラー映画としては面白い……けど、モヤモヤ感の強い作品。登場人物が悪人ばかりで観ていて精神的に疲れる。一方、殺人の手口が独特で面白い。蛇を使った拷問は聞いただけで恐ろしい。無惨な死体がかなりクッキリ>>続きを読む

ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

3.2

嵐の海、夜な夜な誰かが消えてゆく……。逃げ場のない船上で怪異に襲われる恐怖を描いたモンスターホラー。突出した魅力はないけど丁寧に作られていて、普通に楽しめた。ただ、ドラキュラの外見がチープすぎて台無し>>続きを読む

ビースト(2022年製作の映画)

3.7

“サバンナでライオンに襲われる”、この超シンプルなプロットでここまで面白くなるとは!百獣の王の呼び名に相応しい貫禄。しかも目的が捕食ではなく人間への復讐なので、残忍さと執念深さが半端じゃない。娘を守る>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

2.4

冒頭を除き、ホラー展開に入るまで一時間近く掛かるのは流石に長すぎ。あらすじを読んで覚悟していたのでポルノ描写にとやかく言うつもりはないが、何か起こりそうで何も起きない展開が続いてフラストレーションが溜>>続きを読む

ビバリウム(2019年製作の映画)

2.7

面白くなりそうな導入だったが、大きなイベントは序盤で粗方消化してしまい、中盤以降は物語に進展がほとんどなくて、ひたすらカップルのギスギススローライフを見せられる。登場人物の少なさも相まって、これがなか>>続きを読む

シーフォーミー(2021年製作の映画)

3.5

ある大邸宅にて留守番のバイト中、強盗団が侵入!目の見えない主人公が頼れるものはビデオ通話アプリのみ。
予想外の展開の連続で面白かった!主人公の価値観が歪んでいて一筋縄ではいかず、話がどう転ぶかヒヤヒヤ
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MEMORY メモリー(2022年製作の映画)

3.7

アルツハイマー病を患ったベテラン殺し屋が信念を貫く物語。
リーアム・ニーソンがひたすら激渋カッコよかった!流れるようなアクションに加え、ウィットに富んだセリフも多数。警察やFBI、立場の異なる人物が矛
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らくだい魔女 フウカと闇の魔女(2023年製作の映画)

3.4

魔法使いとして落ちこぼれの少女の成長を描いた王道ストーリー。原作は未読だけど説明が丁寧でわかりやすかった。児童向けとはいえ、キャラの背景が意外と複雑で面白い。リリカは一部に熱狂的なファンを抱えてそう。>>続きを読む

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