風車男ハリヲさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

風車男ハリヲ

風車男ハリヲ

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プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

「女子高生✕スパイ✕スチームパンク」異色のジャンルミックスで人気を博したアニメの劇場版第3章。

今作では王室関係者に焦点を当てた物語が展開される。第2章と比べてアクションシーンは控えめで、画的には地
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.3

デヴィッド・ボウイ初の“公式”ドキュメンタリー。
時代を築き上げたロックスターの精神面に深く切り込んだ作品。
注意点をひとつ挙げるとすれば、これはボウイの経歴をなぞるだけでなく、彼の哲学や創作への姿勢
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

2.9

97年公開のカナダ映画『CUBE』の日本版リメイク。一応原作者公認らしいけど、サブタイトルのパチもん臭さはどうかと思う。原作の大ヒットにあやかった類似作品が多数あるので紛らわしい。
本作の良かった点は
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アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

3.9

自我が芽生えたロボットの苦悩と成長を描いた、SF“ヒューマン”ドラマ。
徐々に人間らしさを学んでいくアンドリューが主人公ではあるが、彼の変化に理解を示し支える周囲の人間が、物語において重要な役割を担う
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.1

「正体不明の飛行物体を撮影する」というシンプルな筋書きながら、未知の驚異と本能的な恐怖が盛り込まれたSFホラー。
合間に挟まるチンパンジーの映像は、言わんとすることはわかるけれども、そもそもこれが怖す
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N号棟(2021年製作の映画)

1.7

実際にあった幽霊団地事件というコンセプトは良かったものの、作品のテーマ性が乏しく、全体的に浮ついた印象になってしまっている。現実とリンクさせるなら、相応の説得力を持たせてほしい。
監督が『ミッドサマー
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ブラックサイト(2008年製作の映画)

3.4

公開処刑を生配信する闇サイト。閲覧者数が増えるほど死が早まる、恐ろしい仕掛けが施されていた……。
ストーリーがテンポ良いし、ソリッドシチュエーションも凝っていて見応えあり。ホブリット監督作品は、登場人
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ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

3.0

水中幽霊屋敷のロケーションが良すぎる!
視界の悪さと文字通りの息苦しさで、心身ともにジワジワと追い詰められるスリルが味わえた。幽霊の泳ぐ姿は、なかなかにレアかつシュールな光景。
鑑賞中は気づかなかっ
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ドアロック(2018年製作の映画)

3.1

ストーカーに付け狙われるサスペンス・スリラー。
ちょっとセキュリティがザル過ぎない?
設定に新鮮味はないけど、ストーカー視点の不気味さや役者の演技が良かったので、総合的に結構楽しめた。所々にバイオレン
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アイス・ロード(2021年製作の映画)

3.6

トラックでのカーチェイスはさすがの迫力!
アクションを期待して観たら、思いがけず重厚な人間ドラマも味わえて二度美味しい。救出する側・される側で思惑が入り乱れて先の展開が読めない。
フリードキン版『恐怖
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スペル(2020年製作の映画)

3.1

事故から生還し目を覚ますと、そこは黒魔術師の家でした。
ジャンルはよくある監禁ものだけど、黒魔術が加わることで、ある程度のガバ要素も許容できてしまう。便利だね。
主人公が機転&ガッツで危機を乗り越える
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凍った湖(2015年製作の映画)

2.9

ドイツ郊外を舞台に、遺体の真相を追求するサスペンス。
遺体の発見者である元刑事が、自身も容疑者の疑いをかけられながら捜査に協力する構成が面白かった。親戚や知人が全員不審に見えるという、日常の中での緊張
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ファイナル・デッド・ツアー(2020年製作の映画)

3.4

パンクバンドのツアー車運転手の正体はゾンビだった!地獄のツアー開幕!というコメディ色の強いスプラッター。
バンドの成長やゾンビおじさんとの友情を描きつつ、グロいシーンもきっちり入れる構成で面白い。楽曲
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風鳴村(2016年製作の映画)

3.1

『犬鳴村』シリーズとは一切無関係なオランダ産スラッシャーホラー。そもそも村じゃなくて森じゃん。
序盤は話が進まなくて焦れったいけど、中盤以降はツッコミが追いつかないほど怒涛の展開に! とにかくタカシを
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

2.9

他人の意識を乗っ取る特殊な暗殺を生業とする主人公。代償として心身ともに大きな負荷がかかる中、ある変化が訪れる。
超重い映画だった……。犯行のシーンからして執拗なメッタ刺しやら死体描写の生々しさで気分悪
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.7

殺人機械人形 VS 清掃バイトのおじさん!
『Mr.ノーバディ』みたいなおじさん無双系で、B級ホラーの雰囲気と爽快アクションを両方とも味わえる良作。
ニコラス・ケイジ演じる主人公が超クール。黙々と仕事
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牛首村(2022年製作の映画)

2.6

『犬鳴村』から始まった村シリーズ第三弾。
『樹海村』より怖くないやつが来るとは思わなかった……。牛の被り物が可愛らしいデザインなせいで一層怖さ半減。
村シリーズは毎回似たような展開が入るので、さすがに
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.7

相変わらずクセの強い人間しか出てこない白石ワールド全開。イケメン霊媒師は規格外として、ボランティアのおじさん最強説。
公式サイトの白石監督のコメントで「コメディホラー」と明言されていたので油断していた
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.3

二時間半は長すぎるとか、腑に落ちない展開とか不満もあるけど、完結編として何とかまとめられていた印象。過去作キャラの活躍は素直に嬉しい。マルコム博士も1作目みたいな皮肉屋で良かった。
あとやっぱり恐竜は
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.2

羊から産まれた“何か”を育てる、歪んだ親子愛の物語。
起伏が少なかったり終盤の展開が唐突だったり、主にシナリオ面での不満が多々あるけど、何よりアダの存在感の薄さが残念。マスコット的な可愛らしさだけでな
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嵐の中で(2018年製作の映画)

2.8

タイムパラドクスを扱ったSFサスペンス。
娘を救うためなら何でもやったる! な主人公の破天荒ぶりは結構面白い。倫理観はめちゃくちゃ。
設定に共通点のある名作『オーロラの彼方へ』と比べると、感動的な要素
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ボイス -深淵からの囁き-(2020年製作の映画)

3.0

オーソドックスなつくりなので突出した点は特にないけど、カメラアングルへの拘りと寒々しい雰囲気は好き。悪霊の狡猾さも緊張感があって良かった。
ただ、ジャンプスケアの多用は勘弁してほしい。

ビッグバグ(2022年製作の映画)

3.0

『アメリ』で知られるジャン=ピエール・ジュネ監督がおくる、SFブラックコメディ。
レトロフューチャーな世界を舞台に、AIの暴走という使い古された題材の時点で、皮肉が効いている。同時に、ステイホームを主
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呪詛(2022年製作の映画)

4.0

呪いの強さがガチでえげつない台湾ホラー。
ジャパニーズホラーみたいなジメジメした空気だけでも気が滅入るのに、邪教の禁忌を侵して詰み状態でのスタート。絶望に絶望を重ねて、最後にやりやがったな!で終わる、
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

続編ものとして完璧な出来。
前作から続く人間関係がストーリーに深く関わっているので、直前に前作を観直しておくと数倍楽しめること間違いなし。
感情を揺さぶられる脚本に加え、白熱のドッグファイトでトドメを
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ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(2022年製作の映画)

3.5

基本は前作を踏襲しつつ、新キャラクターのテイルス、ナックルズを中心に、ソニックと仲間の友情を描いたストーリー。
テイルスは吹替版の声優が原作ゲームと同じく広橋さんなこともあって、全く違和感なし。テイル
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.6

原作ゲームの要素を随所に散りばめつつ、完全オリジナルストーリーで展開する爽快アクションムービー。
公開前のゴタゴタ(ソニックのCG差し替え等)に反し、非常に出来の良い映画で驚いた。いち原作ファンとして
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ザ・スタンド 連続殺人犯の元カレと妄想症に悩む私(2018年製作の映画)

2.9

最低な邦題だけど、内容は結構面白い。これだけは言いたかった。

連続殺人犯の元恋人にトラウマを植え付けられ、幻覚に苦しむ主人公。平穏な日常を取り戻すべく、ガソリンスタンドでの深夜バイトを始めるが……。
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