済州島の美しい風景、慈愛に富んだ人々。
海女のリーダーであるケチュンばあちゃん(演:ユン・ヨジョン)は失踪した幼い孫娘を探し続け、ついに再会します。
成長した孫ヘジ(演:キム・ゴウン)は実は秘密を抱え>>続きを読む
今作でベトナムロケを敢行、と思いきや、コロナ蔓延で海外ロケが困難となり現地スタッフにより別撮りされたベトナムの映像に韓国内で撮影された俳優の演技をVFXで合成したのだとか。またもや韓国の高いITリテラ>>続きを読む
予想よりコメディでした。シリアスな暴力描写以外、マ・ソクト(演:マ・ドンソク)登場シーンは概ねコントです。犯罪者の苛烈さと暴力描写は容赦ないので、コメディ要素を適度に散らせてバランス良く後味爽快です。>>続きを読む
底冷えするような、ジメジメするような気味の悪さが続きますが、何が起こっているのか明示はされず、余白を視聴者の想像力に委ねます。
テイスト違えど、近年韓国ものにハマるきっかけとなったナ・ホンジン監督作の>>続きを読む
ゴミの山が...
合わなかった。
彼の地の現実を描いているのでしょうが、幼児誘拐の描かれ方よりも、空き地に生活ゴミが山積みになっている風景が耐えられなかった。ドキュメンタリーで観る場合はそういうもんだ>>続きを読む
ドウェイン・ジョンソンの鍛え上げた肉体と世界のケン・ワタナベばりの圧のある顔面ですでに、ダークヒーローとしてほぼ完成しています。
子の命を奪い自らを封印した人類への復讐譚であり、彼から見ればヴィランは>>続きを読む
マ・ドンソク、何者?
ディザスター/パニック映画としてまとまってはいます。人物の掘り下げはほぼないのですが、選択と集中の結果ですかね。だとすると、コン・ユが主演である必然性は希薄ですね。相変わらず格好>>続きを読む
音楽系サクセスストーリー映画は数多あれど、EDMがテーマとは。ダンス/クラブ音楽のDJってパフォーマーとしてあまり動きがない印象で、活劇としてどうなのかと思いましたが杞憂でした。良質な青春映画でもあり>>続きを読む
原作漫画の読者ではない私は、本作で攻殻の世界に足を踏み入れました。衝撃でした。
西田和枝社中によるチャント「謡Ⅰ MAKING OF CYBORG」をバックに描かれる全身義体製造プロセス、ここだけで本>>続きを読む
妻が再婚するため、事実上関係が破綻している夫を離婚手続きのため呼び寄せるところから、物語が始まります。
はじめ物語の中心人物かと思われた離婚手続き前の夫アフマドは、観進めるにつれ狂言回しのような役割で>>続きを読む
類を見ない映像体験です。
押井守監督作「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」初鑑賞時の衝撃を想起させます。
アニメ大国ニッポン、危うしですね。我が国がまだ使いこなせているとは言えない>>続きを読む
西海岸、スクールカースト、LGBTQ、ルッキズム、ドラッグ、パーティ...アメリカ青春もののあるある尽くしですが、監督のオリビア・ワイルドは東海岸の保守的な寄宿学校に在籍していたとかで、「こんなことや>>続きを読む
本作、アメリカ映画ですね。今やワールドワイドな鮨、の名店を描くドキュメンタリー作品なのに、我が国の資本やクリエイターによるものではないのは残念です。クールジャパン戦略だとか巨額の公費を投じてるのになぜ>>続きを読む
ドナルド・グローヴァー(チャルディッシュ・ガンビーノ)が好きで観賞。
アート系というか、幻想的な作風です。
一応ストーリーらしいものはありますが、より雰囲気重視ですね。
寝落ちしそうな緩慢な展開が続く>>続きを読む
戦争に翻弄される人々。
ミシェル・ルグランの音楽に彩られる、悲しい物語。
ミュージカル映画ですが、本作のようにすべての台詞が音楽付き歌唱形態というのは当時珍しかったようですね。
主人公の一人、ギイに召>>続きを読む
シャアとアムロのタイマン最終章。
ネオジオンによる地球連邦への宣戦布告と攻撃が表テーマです。
本作でのアムロは頼りになるアニキ感が際立ち、マスクなきシャアは相変わらず見えない仮面で心を隠しています。>>続きを読む
スプリンクラーは彼の涙。
特殊技能は別にして、理想の男であり、勝手に私のメンターです。
馴染みのダイナーでのテリ(演:クロエ・グレース・モレッツ)との出会いによって、長年封じ込めてきたであろう感情が目>>続きを読む
旅客機がいわゆるバイオ攻撃の対象となり、最悪の事態を回避すべく機内、地上それぞれでストーリーが進行します。やや惜しい仕上がりではあります。
ありがちなヒーロー像を避けるような機内担当イ・ビョンホンの役>>続きを読む
話すことができなくなってしまった自閉症の少年がディズニー映画をきっかけに言葉を取り戻し成長していく話。ドキュメンタリーです。
いわゆる「いい話」ですが、「感動させよう」「涙を誘おう」といった邪念が感じ>>続きを読む
B級SFホラーかと思いきやSFサスペンスですね、どんでん返し系の。
ほぼ、AI/アンドロイド研究者、アンドロイド、元技術者の女性記者の3者のみで物語が進行します。密室芸の一種と言ってよいですね。
絵面>>続きを読む
本作はエミリー・ブランドいない分、前作よりベニチオ・デル・トロ演じるアレハンドロ推しですね。序盤の暗殺シーンの早撃ち(用心金に銃を握る反対の手の人指す指を入れ、素早く前後に動かして速射)、痺れました。>>続きを読む
実質、ワンダ・マキシモフの物語。
コミック原作はさておきMCUでは壮絶な生い立ち、弟ピエトロ・マキシモフの死、ヴィジョンの死、現実改変で創造した家族の崩壊を経て、今作でついに闇落ちです。酷すぎませんか>>続きを読む
ティ・チャラ/ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボウズマンのへの哀悼の気持ち溢れる作品でした。
偉大な王を失い悲しみにくれる劇中の人々とあたかも悲しみを共有しているような、不思議な感覚がありまし>>続きを読む
今作は前作ほどではないですね。
シャザム役ザッカリー・リーヴァイの中川家礼二ばりの顔芸はキレがあり面白いですが、ストーリーに引っ掛かりがなく、淡々と進みます。
ヘレン・ミレン、ルーシー・リューが怒れる>>続きを読む
フラッシュ、おまえもか。
本作のストーリー構成はMCUの自作自演もの(「マルチ・バース・オブなんとか」や「ノー・ウェイ・ホーム」)に近いと感じますが、やらかしたバリー・アレン/フラッシュの動機には同情>>続きを読む
ミーガンの造形が絶妙。
いわゆる「不気味の谷」現象と愛らしい容姿の境界線を突いていて、試行錯誤にかなり労力をかけたと想像します。場面毎に表情が違いますので顔面パーツを何パターンも作ったのでしょう。
ま>>続きを読む
茹で具合は関係なし。
原題のイタリア語「Mine vaganti」は、「何をしでかすかわからない」「浮遊機雷」という意味らしく、冒頭親族の台詞から、一家のお祖母さんが裏主役であることを意味します。
下>>続きを読む
ホラーかと思いきや、蓋を開けるとファンタジー風味の犯罪映画というか、メキシコのご当地事情が強力な舞台装置となっています。
先に麻薬カルテルものの作品を視聴した方が本作わかりやすいです。
悪霊やら化け物>>続きを読む
ある出来事(あらすじに出ていますね)がきっかけでその地域の黒歴史が明らかになります。虐げられてきた女性達が男社会に一矢報いる話とも言えますね。
監督・脚本ともに同じ男女によりますが、こう言う類の怖い話>>続きを読む
愛された馬。
地域で出資を募り競走馬のドリームアライアンスを育てレースに挑む、ロマンがあります。日々何も変わらない様相の地域でしたが、ドリームアライアンスの活躍とともに人々の表情が明るくなり、レースの>>続きを読む
褒めたいが、褒めるべき点が見つからない。
アモルト神父の回顧録を映像化できればそれで良かったのだろうか。
悪魔払いを扱ってはいますが、さほど宗教色(信仰)を感じさせませんね。
(2023年10月 U->>続きを読む
ワインが身近にない国で生まれ、難民として移り住んだ国で仕事を得るのが難しい環境ありながら、やりたいことを見つけひたむきに努力する4人のソムリエを追います。
良い題材を見つけたものです。また、キャラクタ>>続きを読む
スケールのデカいケヴィンの大人買い。
エターナルズ のテクノロジーや戦闘能力が設定上他のMCU主力ヒーロー(キャプテンマーベルやソー)と比べてどうなの知りませんが、圧倒的な存在のようにも感じられない。>>続きを読む
グダグダ同窓会。
入り込めませんでした。
ヒーロー側が下手こいて世界を危機に陥れ、ジタバタして結果オーライというMCU頻出パターンですね。「エイジ・オブ・ウルトロン」とか「マルチバース・オブ・マッドネ>>続きを読む
内省的な作品ですね。
史上最も暗いバットマン作品ではないでしょうか。
良かったところ:不健康そうに美しいロバート・パティンソン、市販車ベースで改造したようなバットマンの愛車。
良くないところ:必然性な>>続きを読む
高純度の映像体験。
過去例のない航空機アクション。
トム・クルーズはまるで限界に挑むアスリートですね。死と隣り合わせのアクションを映像化することに取り憑かれているというか、壮絶です。
本作の前に前作を>>続きを読む