venom9さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

2.5

「イーグルvsシャーク」、「ボーイ」、「ジョジョ・ラビット」など、タイカ・ワイティティ監督作は良いものがあるのに、こりゃなんですか。
良いところ:浮いてるけどクリスチャン・ベールの役への入り込み、ナタ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

陰キャのダニエル・カルーヤ、新鮮です。未確認飛行物体、雲に見え隠れしつつ高速で飛ぶ様が水中の魚のような、飛行音が「スターウォーズ」のTIEファイターのような、なんともいえない味わいがあります。
本作は
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.4

だんだんストーリーが入り組んで長尺になっていますね。ヒットのおかげで回を重ねるたびに予算が大きくなり、やりたいことを詰め込みすぎの印象です。これは必ずしも作品の質に寄与しないですね。
冒頭の日本での真
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

3.3

ガンコ女性料理人と移民自立施設の若者たち。
女性料理人カティ役のオドレイ・ラミー、良いです。フランス女性あるあるの雑にまとめているのに様になる髪型、色使いが多いのになぜかシックな衣装、素敵です。フラン
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.4

終始不穏な空気が漂い、緊張を強いられます。
何かが起こり人類の社会基盤が破壊されつつあることが垣間見えますが、真相が何なのか憶測による情報しか示されません。
登場人物は少なく、良い俳優ばかりなので演技
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.0

麻薬カルテル、巨悪に戦慄します。警察なんざ、皆目無力です。
さてはなんと言ってもベニチオ・デル・トロ演じるアレハンドロです。闇を感じる眼差し、異様な雰囲気。いわゆる美形ではないのに、格好良いです。
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

3.8

イ・ビョンホン演じるジョハは、ドラマ「私たちのブルース」でのドンソクの原型のようなキャラクターですね。イ・ビョンホンはスーパースターで渋くて良い男なのに、わざわざ訳ありのアジョシを演じたがります。妙な>>続きを読む

約束(2006年製作の映画)

3.3

韓国版「ひまわり」+脱北ストーリー。
「ひまわり」は冒頭呑気な恋模様で物語が進むにつれ悲劇化しますが、本作は悲劇的表現が抑えられ、バッドエンド、ハッピーエンドの両面を有します。痛々しいことには変わりあ
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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.8

人生こじらせ気味のタクシー運転手と、壮絶な半生を生き抜いた高齢女性との、ロードムービー。舞台である美しいパリの街並みが裏主役。
高齢女性の回想シーンを織り交ぜつつ、現在シーンではタクシーで揺られつつ世
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THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)

3.3

やや惜しいですね。主演のチャン・ヒョク雰囲気ありますし、アクションも説得力がありました。だたストーリーがやや無理やりで没入しきれず。
チャン・ヒョクは韓国主演級スターの中では小柄な方で、鍛え上げ引き締
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不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

3.6

我が子を亡くした警備員(元数学者)と名門校に通うも貧しい高校生との疑似父子関係というか歳の差友情というか、落ち着いた人間ドラマですね。
出演者の演技がよかったです。
実在の数学者、グレゴリー・ペレルマ
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テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

3.7

本作でアントワーヌを演じるMB14を初めて知りました。
寿司屋で働きながら趣味としてラップバトルを楽しんでいる、決して裕福とはいえない主人公が偶然オペラと出会い、声楽に目覚め成功に向かって努力する過程
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世界のはしっこ、ちいさな教室(2021年製作の映画)

4.0

ブルキナファソ、バングラデシュ、シベリアの片隅で僻地境域に従事する教師とその周囲の人々捉えたドキュメンタリーで、素晴らしい佳作です。
教育・学習の大切さを思い知らされます。我が国は、OECD諸国におい
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

ロケット・ラクーンの物語。
冒頭のレディオヘッド「Creep」からしてもう涙腺が。
ジェームズ・ガンの作品には「忌々しい父性からの解放、自らの人生への船出」が通底しています。また、常に仲間との共闘や成
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

1.5

MCUのマルチバース推しに疑問があります。面白いならまだしも。
エンドゲーム終了後のMCUのズンドコっぷりを象徴する迷作。
前2作が持つ軽妙さ、ポール・ラッドやマイケル・ダグラスの抑えたコメディ演技、
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.5

相変わらず悪党には容赦ないマッコール先生。
彼は正義を為している認識ないですね、悪党とはいえ命を奪うわけですから。弱者が踏みにじられるのを看過できない一方で、殺戮は彼の心を蝕んでもいると想像します。
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.2

前作に及びませんでしたね。
前作はキム・ダミ演じる女子高生の日常生活と冷徹な能力者の顔とのメリハリ、そして主人公の行動のどこまでが素か演技か曖昧なのがよかった。
そして、珍しいチェ・ウシクのヴィラン演
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サスペクト 哀しき容疑者(2013年製作の映画)

3.5

アイデアに富んだカーアクション、リアリティのある近接格闘、憎たらしいヴィラン、孤高の主人公、短気でどこかクスッと笑える追跡者(ミン大佐)、良作でした。コン・ユは名作の誉高い「トッケビ」でのキム・シンが>>続きを読む

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.3

どんな格好でもケイト・ブランシェットはエレガントです。
あと、カール・アーバン、テッサ・トンプソンが良いですね。
ケイト演じるヘラの禍々しく美しいこと。でも髪がトナカイみたいに角状に変化する必要はなか
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.0

私にとって最良のクリス・エヴァンス主演作。ただし「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」を除く。
髭面でヨット修理など便利屋的な生業の役でしたが、隠しきれない品のよさ。クリスは「グレイマン」でも
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.5

ロバート・マッコールは元特殊工作員、破壊と暴力が生業でしたが、それを楽しんではいないし、むしろ良心の呵責に苦しんでいるように見える。弱者が犠牲になるくらいなら弱者を食い物にする者の命を奪い罪悪感に苦し>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

よくあるサクセスストーリー的作品と言えなくもないですが、ジェームズ・マンゴールド監督の仕事が芸術性をもたらしています。
競技で無双だったフェラーリに大衆車メーカーのフォードが挑むって、夢があります。
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ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

3.8

美しい仕上がりで、長尺ですが没入しました。
概ね同じ素材を用いても、監督の作家性でこうも作品の印象が変わるのかと驚きました。
ヘンリー・カヴィル良いですね。ベビーフェイスでありながら、鬼神の如く怒り荒
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

これぞノブレス・オブリージュ。
マイケル・B・ジョーダン演じる主人公の弁護士ブライアン、自らの心に従い弱者に寄り添う。頭が下がります。
話変わってブリー・ラーソン、MCUと異なり自然で良い仕事をしてい
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.5

本作、オリジナルのフランス映画が好きなため手が出ずにいたのですが、韓国版ドラマ「愛していると言ってくれ」の感動覚めやらぬうちに聾者関連作品をとと視聴。やはり私は、オリジナルの「le famille B>>続きを読む

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