あさんの映画レビュー・感想・評価

あ

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ボリスヴィアンの日々の泡を思わせる、倒錯的でシュールな世界観

ビジュアル、音響、衣装がものすごく良い。新規性が多く、不安な気持ちと先行きの不透明さが心地よい

性的描写は多めだが、子供が性的関心を抱
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

今を生きるリアルな人間のおわりを強く意識させられる
トラブルを抱えてる家族にも、根底にあるような抽象的な愛情に涙した。
演出がちょいちょいギャスパーノエらしくていい。エンターザボイドを彷彿とした。

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

4.0

バイオレンスな村社会の、不気味な雰囲気が素晴らしくよくできている。不穏な雰囲気を常に感じさせ、物語の着地点を予感させない。伏線巡らせた、深く入り組んだストーリーが背後にあるように思わせて、意外と構造は>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.2

ヒューマンドラマ
トムハンクス好き
それぞれのキャラクターがいい
程よい緊張感があり、印刷所での対決はデスノートを思い起こさせた
鮮やかな主人公の手口は気持ちがいい

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

上品で心温まる映画。主人公である老人を介して(比較的)若者たちと築く関係性はいずれも気持ちのよいもので、不安な気持ちにさせられたり緊張したりする場面はない。のんびりとみられる。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.6

ピーチが強い女性すぎてうける
マリオに関する様々なゲームの要素があって飽きないし、喜ばせてくれる。
小さい子供が見ても楽しめる良くできた映画
CGのクオリティも高い

雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.9

当時の芸能界をありありと感じられてよい。無声映画から音声ありの映画への過渡期に翻弄されたリナが少しかわいそうに思われた。ミュージカルとしての質は高い。テンポよし

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.5

王道 すっきり気持ちがいい。校長のキャラがよい。テンポよし。歌もよい。
子供をもう少し目立たせてほしかった。主人公が見返すためのストーリーとみれば、子供が少し利用されるだけのわき役気味に感じてしまう

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.8

ホラーではなかった。グロはそこそこあったが、過激すぎはしない。コメディちっくな面白さもそれなりにあった。とんとん話が進むので見やすい。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジブリ版アリスインワンダーランドといった感じ。原作になる児童書があるというのも納得で、展開の情報に対して説得力を持たせるには時間が短すぎたと感じる。
青鷺が、ポスターから見るイメージに反してキモかった
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アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

2.8

1人ではなく絶対に複数人で見るべき映画

ツッコミどころしかない
多分監督がどうしても撮りたかったんやろなあっていうシーンがたくさんある
色味とアクションシーンは意外とちゃんとしている

BGMがほん
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.9

演出がよくできたホラー
最初はB級映画感あるなあなんて思っていたが途中からとても怖い
VLOG形式なのがいい味を出している
何かが起きてるんじゃないかと隅々を探すシーンが多くて目が疲れる
ホラーは姿を
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.2

細かい匂わせが随所に見られる
先の展開がわかりやすい
後味の悪い感じで終わる
ふかせの声があってる
設定がよく練られてる。伏線がいっぱい

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.2

GUCCIのブランドヒストリー的な感じではあまりない 要素はある

事実に基づいてるので意外性やよく練られたストーリー性などはないが単純に面白い

各俳優女優のキャラクター性がいい

箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.1

純粋なサスペンスとしてみると面白いので、ホラー的な要素がむしろ蛇足だったように感じる。
ミスリードはよくできている
見た後???になった。
考察系

アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

3.6

テンポ早し、キャラクターの掘り下げがないまま次から次へと新しいキャラが出るので二作目を間違えて見てる?と思った。きちんと楽しむなら事前に教養としてアリスを知ってることは前提か。映像綺麗。アリスの衣装が>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.9

象徴的なシーン、印象的な間の取り方がよかった。
特に序盤は主人公の人物像がつかめなくて何を考えてるのかわからなかった。深いこと考えてるのかと思ったら、結構愚かだった。
手の震えなどの表現が細かい。考察
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ジョン・カーター(2012年製作の映画)

2.7

設定は面白い
全体的に退屈 既視感 
最後はよかった
マーリン
異世界転生筋肉無双系
原作が1910年代の小説だと考えるとものすごいスケールと当時にしては先進的なディティールなのだろうなと思う

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.1

カットがおしゃれ
退屈しない
かなり閉じたコミュニティの話なので展開にあまり意外性はないが見せ方がうまい

映像がきれい。スタンドバイミー

クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

衣装 ヘアデザイン 演出 非常に良い。
話も単純で分かりやすく、爽快感がある
エンタメとして非常によくできている

主人公の演技がよい。表情がよい。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.8

話はいたって普通で意外性がないが、見せ方がモダンでよい。痒い所に手が届く映画

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.6

さすがのディズニーという印象。圧巻の映像美。キャラクターデザインもよい。

ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

2.8

シャネルの伝記としては面白い。映画というエンタメとしては退屈か