ラッキーマウンテンさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ラッキーマウンテン

ラッキーマウンテン

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薔薇の名前(1986年製作の映画)

4.1

面白かった。原作小説は難解そうで手を出してなかったけど、これだけエンタメ寄りサスペンスなら読めるかも?と思った。でもそうやって舐めたら痛い目見るんだろうな…。
ショーン・コネリーってこのとき何歳だった
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(1928年製作の映画)

3.4

あんまりピンと来なかった。風がすごいのはすごかったけど、あとは災難だねで終わってしまうというか……。
何やっても風!砂!嫌すぎる!の繰り返しに見えてしまい、サイレントも相まって退屈に感じた。
主役の女
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洞窟(2021年製作の映画)

3.8

家で2,3回に分けて観たが、映画館で観たら寝てたかもしれない。
悪く言えば退屈、良く言えば奥深い、という類の作品。
町の人々の生活は興味深く見た。退屈ポイントでもあるし特段珍しい光景が描かれてるわけで
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RRR(2022年製作の映画)

3.7

高評価だし周りからも勧められるから観たけど、いつものインド大作映画じゃんとしか思えなかった。
面白いんだけど予定調和というか、綺麗にプログラミングされたストーリーとか。その割に「いやなんでやねん」と突
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

今年観た中で一番面白いと思った。まだ4/1で1/4しか終わっとらんが。
中国人でコインランドリーでカンフーでマルチバースで、と断片的にしか把握しておらず、そんなに期待してなかったのもあって鑑賞後と評価
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祖国の人々(1915年製作の映画)

3.9

芸の記録としてのドキュメンタリー。なるほど〜。
良き芸術に囲まれてべらべら喋り倒すギトリを見て、最近流行ってる(?)弱者男性の正反対たる強者男性だな〜と思いました。おわり

彼らは9人の独身男だった(1939年製作の映画)

4.0

最初から最後まで定期的に劇場内で笑いが発生する上質コメディ。
移民問題という題材は今でも通用しそうだけど、一才暗さを感じさせずに落とし込まれている。
歌姫の話は素直によかったな〜と思ったけど、別の作品
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郊外の鳥たち(2018年製作の映画)

3.7

予告編が完成形というパターンはたまにあるけど、まさにそれ。
過去と今の交錯、微睡の描き方、子供時代の生々しい思い出はいいんだけど、全体を振り返るとふわっとしすぎていて微妙に感じてしまう。
あとカメラの
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群盗、第七章(1996年製作の映画)

3.6

最初は面白かったけど途中で飽きた。
ジョージア映画は好きだけどイオセリアーニ監督は合わないと確信できた映画祭だった。おわり

大仏⁺(2017年製作の映画)

4.2

淡々と日常を映していくが退屈せず最後まで観れる。
監督のシニカルな語り口も面白いが、これは人を選ぶかも?
どこの国でも基本的には悪い奴だけが得をするんだなぁ〜。おわり

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.1

正直なところそんなに好きではないなと思ったんだけど、反比例して満足度はめちゃくちゃ高かった。
去年観たパリ13区も面白さがわからないのにとても面白かったので、いわゆる作品の持つ力ということなんだろう。
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青い年(1964年製作の映画)

3.9

ラストで痺れに痺れた。
途中は正直言って少し寝たが、「いい…」というシーンがちらほらあった。
半地下でパラサイトを思い出し、やっぱり半地下は人間によくないのかもしれないと思った。おわり

ハートストーン(2016年製作の映画)

4.1

苦しい。心が痛いという感情がこちらにも伝わってくる。
結局のところ誰かを思う気持ちというのは一方通行で、それが上手く相手に絡まるかどうかなんだろうな。難しい。おわり

月の寵児たち(1985年製作の映画)

3.7

わかるようなわからないような。面白かったけどやっぱり寝た。

落葉(1966年製作の映画)

3.7

イオセリアーニ、もしかしたら合わないかもしれない。あと何本か観るけど。

テイル・オブ・スリー・シスターズ(2019年製作の映画)

3.7

こういうの観ると日本のそれなりの家庭に生まれてよかったとしか思えなくなってしまい自己嫌悪に陥る。財閥の子供くらい天上人ならそんな考えに至らないんだろうし映画なんて観てる暇ないんだろうけど。おわり

恋の浮島(1982年製作の映画)

3.8

一番大事であろう前半寝たのでよくわからないまま終わった。

ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.1

ボーンズアンドオールを観て「愛だ……」と思ったんだけど、続けて観たこっちでは「すげえ!!愛だ!!!!!!!」と強烈な愛を感じた。

バルトロメアはエロス、院長の娘はフィリアの象徴なのかと思いつつ、ベネ
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.9

まず、それなりにグロいので苦手な人は注意。
作品の評価を下げる気はないけど、グロシーンも美しい〜という意見が多いから油断して観たらちゃんとグロじゃん…となったので。

人喰いの話だけどラブストーリー。
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四月(1962年製作の映画)

3.7

この感じ、好みのはずなんだけど何かいまひとつ乗れなかった。なぜだろう。

湖の見知らぬ男(2013年製作の映画)

4.1

チ○コが見たいならJAIHOに入ればいいじゃない(マリー・煩トワネット)と言わんばかりのフル○ン祭りから始まる。
それだけで既にすごいもの見ちゃった感じなんだが、湖と森の美しさと、自然の中で交わされる
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ゲームの規則(1939年製作の映画)

3.5

主題をよくわかってないで観た上に家でスマホいじりながらという最悪な鑑賞方法を取ったのでよくわからないまま終わった。
フランス人が恋愛中毒なのはわかるけどそんな秒刻みで誰彼好きになるのお?と疑問に思った
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カラヴァッジオ(1986年製作の映画)

3.5

映画としてはやや退屈だが、アイロニカルに現れる現代の小物、作品へのオマージュとなるショット、そして俳優たちと若きティルダ・スウィントンの美しさは見もの。
まとめてた髪を解いたときの神々しさには目を見張
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遠い声、静かな暮し(1988年製作の映画)

3.8

異常なほどの父権制、モラハラ、我儘男に振り回されながらも存在し続ける愛というのは実に奇妙なものだ。
それでも微妙な塩梅と支えてくれる周囲の人がいることで、家庭という社会が成り立っていることを感じる作品
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ECHO/エコー(2019年製作の映画)

4.2

計算された構図で、まさにメインビジュアルの万華鏡のように人々の一時が切り取られていく。
個人的にはずっと観ていたい作品。おわり

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

3.8

すごい人生としか言えない。運命に翻弄されると言えば多少はロマンティックだが、実際のところ川に流されてるみたいなものだなと思った。
音楽がよかった。阿片を吸うシーンもよかった。おわり

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

4.1

映画として面白いかは不明だが、議論として、会話として非常に面白い。
ユダヤ人は悪、それも根絶やしにしなければならない程の悪という大前提の上で、各々が自分の立場を踏まえて意見を交わしていく。
結果ありき
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ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

3.5

パンデミックを題材にした映画かと思いきや、毒性の雲というモチーフはただの一要素でしかなく、そこそこ安全が確保された状態でそこそこ他人な男女を閉じ込めるとどうなるかに主題を置いた作品だった。
予告編見た
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東京画(1985年製作の映画)

4.1

ロラン・バルト「表象の帝国」の映像版って感じで、めちゃくちゃ好きが詰まっていた。
花見のシーンで、これ以上に能天気で平和で幸せな花見は今後の日本にはきっと来ないんだろうな〜と他人事のように思いました。
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