ゆうさんの映画レビュー・感想・評価

ゆう

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恋のいばら(2023年製作の映画)

3.5

松本穂香の眼鏡はayameかなぁ。超かわいい。
横移動で踊り出すシーンといい、『ブルーベルベット』展開といい、『ツクシのエロいい話』を思い出させる。後、写真の被写体の中に『霊的ボリシェヴィキ』の近藤笑
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水グモもんもん(2006年製作の映画)

3.5

音楽が素晴らしい。サントラ買った。捕食を恐れる水グモも、ちゃんと微生物を食べたりするあたりは抜け目がない。ハウル(2004)→水グモ(2006)→ポニョ(2008)

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

サスペンス描写は垢抜けない部分も多い。殺されるシナリオの説明がくどいし、コーヒーのすり替えを映像で見せるあたりも巧くはない。この作品の評価ポイントはひとえに、原作との距離感の付け方の巧さにある。
原作
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グッバイ、ドン・グリーズ!(2022年製作の映画)

2.5

『よりもい』の南極旅から北極(圏)旅へ、と言わんばかりでありつつ、中心となるのはこじんまりとした近所の散策。「青の中にある赤」のモチーフ(夜空とドローン、写真、滝と電話ボックス)が手堅く反復される。少>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

実写版『スパイダーバース』。きちんと作られただけでも奇跡ですよホント。ありがとうございました。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

主演2人の可愛さ目当てで観て、見事眼福に浸れた2時間だったが、内容は中々厳しい。
特にスカッとすることもなく、メンヘラ女が行き当たりばったりに動き回ったらなんとなく事件が解決するといった感じで、何が楽
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

すごいな。素晴らしいと思いました。
濱口龍介って、自分に言わせればNTRの監督なんですよね。それは『PASSION』『天国はまだ遠い』『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』『ドライブ・マイ・カー』などな
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

予告編から想像した「ヴェノムmeetsナチュラル・ボーン・キラーズ」そのまんまで笑った。カーネイジカップルが脱獄するシーンでとても感動しただけに、「能力の相性が悪いから負ける」展開にかなりムカついた。>>続きを読む

ひらいて(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

これは俺の映画だ!

正直客観的な感想は述べられない。でも素晴らしかった。わかりやすいセリフも、これみよがしな感情表現もなく、ひたすら丹念な描写の積み重ねがあるのみ。地面にこぼされるジュースや、手紙→
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科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

沢口靖子は相変わらず沢口靖子だなぁ(アカデミー賞モノの演技…)とか、捜査ガバガバすぎ(粘膜ぐらい最初に調べとけ!)とか、アレな所は多いものの、悪くなかった。幾何学的な大学の風景とか、黒沢清チックな実験>>続きを読む

オフビート(1986年製作の映画)

4.0

主人公カップルが『ゴースト ニューヨークの幻』のカップルを彷彿とさせる。必ずしも巧いわけじゃないんだが、役者のアンサンブルが究極にハマってて最高。窓越しのダンス、逆光のキスシーンなどここぞというカット>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

アクションはいいけど脚本はダメな映画の典型に思われた。伊澤彩織のアクションと、髙石・伊澤の日常描写で途端に息を吹き返すものの、オッサンの拉致シーンとか、メイドカフェでの悶着とかホントどうしようかという>>続きを読む

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.0

発展途上の宮崎吾郎に刮目せよ。演出力は確実に上がってると思う。残念なことに脚本には起伏が全くなく、終わった時にかなりギョッとするのでそこは注意。ジブリ若手育成計画、成功となるか失敗となるか、その一里塚>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

最高でしょ。スカーレットのドレスを身に纏って2丁拳銃で敵を撃ち殺すハーレイに惚れる。ブラッドスポートとラットキャッチャー2の「生きて帰す」のやり取り、ミスリードとしての『ニューヨーク1997』、マイケ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

2.5

情緒性を削いでて『風の電話』よりずっといいけども、カット尻の悪さが目に余る。タイトルがあれだから仕方ないのかもしれないが、移動シーンがめちゃくちゃ多いんだけど、そんなに必要か?ゴダールリスペクトでバッ>>続きを読む

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

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あんまりにも間延びしてるんでウトウトしてたら、いきなりボウイが晒し首になってるわ、たけしが聖人化してるわでびっくりしたよ。暴力的なたけしが聖人化するのは『バトル・ロワイヤル』の原型か?

愛のコリーダ 修復版(1976年製作の映画)

2.0

畢竟、日本のヌーヴェルヴァーグとやらが露悪を本義とするのならば、チトサビシイ。

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

4.0

これは素晴らしい。シリーズベスト。1作目で笑いを禁じ得なかったゾンビみたいに起き上がり続ける窪田正孝を、佐藤健が反復するラストにグッとくる。出てきた瞬間から亡霊のような有村架純もナイス。メロディを少し>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ほとんど『イコライザー』だが、序盤の暴力のキッカケに『ヒストリー・オブ・バイオレンス』を、終盤のアクションに『リオ・ブラボー』を配し、結果エンタメ化に成功している(取調べから始まる辺りは『アトミック・>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

クルエラの登場シーンは毎回アガるけど、全体的に出オチ感が強くその後の平場での会話シーンになると『小悪魔はなぜモテる?!』と変わらなくなっちゃうというのは…。エマ対決としては逮捕されてもなお気品を保ち続>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.0

アクションでストーリーテリングを導いていく姿勢は相変わらず素晴らしい。ただ、今回脇役の人々に対してあまりにもフォローがないため、少し目配せが欲しかったところ。個人的ランキングは僅差で2>1>3>4

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

2.0

内藤瑛亮の映画を内藤瑛亮じゃない人が撮るとこうなるって感じ。とにかく堤真一の出番が遅すぎ&少なすぎ。あと沼に行かないですぐ警察に駆け込めばよくね。ラストの石井杏奈の笑顔で+0.5

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

傑作。事前に懸念されるロリコン的側面と結婚イデオロギー的側面は成田凌の演技でほぼカバーされていると言っていい。清原果耶がはしゃぎながら歌うパフィー、さいこう。

探偵物語(2007年製作の映画)

4.0

すげー楽しい。三池の『探偵物語』ごっこだけど、市村正親を若くしたみたいな奴(中山一也)が割とちゃんと松田優作しててよい。今じゃふざけたキャラになっちゃった真木蔵人がひたすら真面目すぎて逆に浮いてる。必>>続きを読む

典座 -TENZO-(2019年製作の映画)

4.0

これは声の映画だ。当たり前の話だが、お坊さんの声は全員とてもよい。しかし、智賢のコンサル的な軽い声、隆行の悲哀のこもった声青山俊菫の静かだが力強い声は、どれも違う。その声に負けない、力強い映像。まさに>>続きを読む

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.4

おばちゃんの最初の柄物のワンピースからして既に傑作。一歩間違えればわざとらしくなりかねない移民の黒人と高齢の白人の恋愛模様を、丁寧な描写で紡ぐ。そして最後には突き落とす!ファスビンダーのなかでも抜群の>>続きを読む