ことりちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

4.5

役者さん達が良い。
めちゃくちゃ良い。
脇役の一人ひとりに至るまで細やかに考え尽くされた配役だと感じました。それぐらいに良い。
太宰治の未完の作品で、ケラリーノ・サンドロヴィッチが舞台の為に完成させた
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帝一の國(2017年製作の映画)

5.0

原作ファンであり、古屋兎丸先生が大好きな故に舞台化も実写化も手を出していませんでした。

が、千葉雄大さんにハマったのをきっかけについに視聴し、当時劇場に足を運ばなかった事を猛烈に後悔する程、久々に良
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暗黒女子(2017年製作の映画)

4.0

千葉雄大さん目当てで観ました。
脇役の俳優目当てで見ると作品が面白くなかった時に地獄なのですが、殆ど台詞も無くラブシーンだけでしたが作品として思いがけず素晴らしいクオリティでストレス無く鑑賞出来ました
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通学シリーズ 通学電車(2015年製作の映画)

2.0

悪い意味でケータイ小説の実写化ならではの脚本で、全体的に内容は薄いです。
主演2人と吉沢亮くんはまだしも、脇役のお芝居が本当にちょっと酷くて脚本と全て相まってとにかく終始むず痒いです。

終盤10分で
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トリック 劇場版(2002年製作の映画)

3.0

堤作品は沢山観ましたが、やっぱりこのシリーズが最高傑作だと思いますね…。
上田さん、切り株の文字は確信犯で書いたんじゃないかなあって思ってる 笑

パプリカ(2006年製作の映画)

4.9

アニメ映画としての評価点です。
観る人は選びます。
夢を制御する装置を盗まれた所から他人の夢という精神世界に介入していく物語ですが、
本当に私達が日頃見る夢の夢日記を見ているようで奇妙な感覚に襲われま
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.9

The 活劇!
テンポが良く脚本もシンプル、無駄な伏線を敷いていないので、特に何も考えなくてもスっと話が入ってきてストレスなく観られます。

春之介が書庫の引きこもりからどんどん成長していく様が痛快で
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

事実婚の相手が存在しない人だった、
その真実を求めるストーリーです。

自作の小説をヒントに瀬戸内へ向かい、人違いの人物から警察へと話が繋がり真実へ辿り着くまでは伏線とその回収がとても上手く出来ていた
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

4.0

めっっちゃくちゃ面白かった!!!!!
とりあえず、細かいところは置いておいて池井戸潤作品の映像化が好きなら「これこれー!」ってなると思います。
ドラマより高級感のある、池井戸潤。

内容なんですが、
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億男(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

告知用ビジュアルのキャッチフレーズとは全く違ったイメージの内容です。
確か予告もよくあるアングラギャンブル系な作り方をしてあったと思うけど、それで随分本来呼べた客層を逃してしまってる気がする(私もその
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未来のミライ(2018年製作の映画)

2.4

映画館で見なくて良かったです。

子供のいる母親ならあるある~って共感するんでしょうけど…
でも細田守監督のアニメに求めるのはそれではないというか、あの独特の世界観の中で輝く子供たちが美しいのに、本作
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いぬやしき(2018年製作の映画)

2.4

実写化作品は普段よりハードルが上がるジャンルのひとつです。
個人的にその要因は、既に原作にはファンがついており、小説やアニメや漫画なら実現可能な事が実写では非常に再現不可能な事が多く、かつ再現出来たと
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

3.8

最近三浦春馬さんのミュージカルが再演されて話題になったので内容が気になり視聴。

やはりミュージカルとして見たかったな、という印象です。
映画だと、ストーリー上駆け足に感じてしまうところがチラホラあり
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.8

ポケモンが好きな大人の、ポケモンが好きな大人による、ポケモンが好きな大人の為の映画でした。
壮大なファンアート。原作が有名な実写化として、こういうのが正解の形だと思います。

私はポケモン世代ですが、
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

2.2

前情報一切無しで観ました。
脚本の内容に凄く驚く事は無かったです。
申し訳ないですけどワンカット長回しが売りの普通に纏められたストーリーという印象でした…

冒頭40分の方の不自然なカメラ目線や間から
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

4.4

この映画のあらすじを見た時、色々と考えを巡らせました。
なぜなら私の弟は障がい者で、特別支援学校に通っており、私自身障がいのある弟とその友人である筋ジストロフィーの男の子に接していたからです。

私が
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そらのレストラン(2019年製作の映画)

3.3

プレミア試写で拝見しました。
私は北海道映画シリーズの中で1番好きです。

相変わらず景色はため息が出る程美しい。
自然と生き物に囲まれた土地で生きる人々が織り成す日々だからこそ、命の尊さや人の愛や想
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グリンチ(2018年製作の映画)

2.8

今回もイルミネーション作品らしく、可愛く児童向けのような外見とは裏腹に深く重いテーマのある内容でした。
今の世の中、グリンチに重なる人が多いんじゃないでしょうか。自分の不幸を思う時、他人の
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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

4.0

ちえさんがどうして死んだフリをしていたのか、
観る人によってその答えが変わる映画だなと思いました。
私はちえさんの考え方、家庭環境に共感する部分が多く、実際に夫と鑑賞して考えさせられ、でも嫌な気持ちに
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大洗にも星はふるなり(2009年製作の映画)

3.9

福田監督安定の面白さでした。ムロさんと佐藤さんが出て来たら嫌でも無茶苦茶な笑いを期待してしまいます 笑
ワンシチュエーション映画というのが斬新で、どちらかというと舞台に多いこの演出を、基本的に舞台出身
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.5

一作目よりも好きです。

あの列車の沖田と神楽の戦闘シーンはあまりにも忠実で感動しました。
吉沢亮さんと橋本環奈ちゃんは本当にキャラクターの生き写しのようです。

ただ、福田監督特有のギャグのテンポよ
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小川町セレナーデ(2014年製作の映画)

4.2

ちょっと変わった人間ドラマといった感じなので、ゆったりと流れていくタイプの映画だけど、とにかく安田さんのエンジェルがとても美しくて愛おしい。
孫が目を瞑って困ってしまうあの顔、素晴らしいラストシーンだ
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俳優 亀岡拓次(2016年製作の映画)

2.1

安田さんを好きな人が、殆ど彼の日常を眺める為の映画といった感じでした。
私も安田さんは好きですが、日常を切り取るにしても冗長だと飽きてしまうたちなのでストーリー構成が合わなかったのだと思います。

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.8

言葉に出来ない程の何かを心にズシンと落とされて、しばらく席を立てませんでした。
映画館であんなに耐えられない程涙を流したのは初めて。

より多くの人に観て欲しいけれど積極的にオススメは出来ない映画です
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

後にも先にも、私の中でこれを超えるジブリ作品はもう生まれないだろうと思っています。

下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。(2009年製作の映画)

4.0

洋さんが映画撮影で忙しくしている合間に脚本を描いた難産の作品です。
確か脚本全体の出来上がりもかなりギリギリだったはずですが、肝心の中身はそんな事を全く感じさせない素晴らしさでした。
家族や周りの人間
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

2.3

ぶどうのなみだを先に観て、それが全く合わなかったので恐る恐る観たのですが、あれよりはまだ…といった印象です。洋さんの演技が好きなのでそれ目当てで観ているのですが、もう私にこのシリーズは合わないのかもし>>続きを読む