見知らぬ喫茶店でセロハンテープのメガネをかけた富田望生ちゃんは、不思議なアートの世界に迷い込む。夢のような、でもそれは夢ではなくて、現実の世界。
わくわくするパスカルズの音楽に導かれるように、生きる>>続きを読む
やっぱり私は、ヴィム・ヴェンダースが作る映画が一番好きだ。
ヴェンダースが日本を舞台に映画を作ったこと自体、奇跡のようなことだと思っていた。
平山の姿に、ヴェンダースが日本や日本人を敬愛しているこ>>続きを読む
自分が精神的に参っていた時だったからか、推しのせいか、こんなに泣いた映画ないってくらい泣いた。
同時上映の『100年』で、ディズニーの作る世界に心が温まり。
王道なのに心が揺さぶられるのは、映像と>>続きを読む
異物感のある、ツチヤという生き物をずっと見て、ツチヤの苦しみや痛みや喜びは、本当には分からないだろうと思った。
ただ自分は、こんな風に純粋に生きることに、憧れはあるんだなと。
旧知の菅田将暉と仲野>>続きを読む
全編重々しいと書いた感想も読んでいたけどそんなことはない。画面が微妙に揺れていて、なんだかずっとドキドキする。展開を少し知っているから、息を殺して見ている感じだ。
セリフやカットに散りばめられている不>>続きを読む
前作「白い鳥」を観ていたからなのか、随分白鳥さんが主役だなと思った。前作も白鳥さんがいるからこその映画で、彼の生活や人としての魅力も伝わってきている。でももっと、「目の見えない人とアートを見る」事に焦>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ずっと見たかった。でも上映はとうに終わってるし、DVDはない。と思っていたら、5つの中の一つ、『plan75』が話題になった関係で、関西でリバイバルしていた。関東で上映される貴重な機会。何とか都合をつ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
冒頭の子どもたちから引き込まれる。小学生たちが自分たちで設計して、遊具や渡り廊下、ヤギの小屋を作っている。学校の椅子も自分たちで。
先生はいなくて、大人。教科書はない。一年生から6年生まで、5つのプ>>続きを読む
「ぜんぶボクのせい」と言われたら、「それは違うだろう」と言いたくなるけれど、個人が世間から求められているものってこれ-自己責任論-なんだろうか…とか、もやもやして考える。果たして、これは希望なのだろう>>続きを読む
『アメリカの友人』を初めて見た時に、ヨナタンとトムの関係の温かさが印象深かった。
ユーモアも加わった物語の分類はサスペンス、アクション?なのだろうけど、ヴェンダースの人の描き方はおざなりでなくひと味も>>続きを読む
すっごく良かった。
中学2年の35人のクラスメイトを一人づつ追っている映画。
ただ淡々と追っている。でも、一人一人が繋がっていって、前出てた子が次に来て、ストーリーがある。
凄く沢山撮影したであろう>>続きを読む
初めは確かに劔=桃李さんの話で、恋愛研究会。のバンドを組んだとこなんか、なんてキラキラしているんだろうと思ったら、途中からコズミンの話になり。
コズミンはやりたい放題なのだけど、演じてるのが仲野太賀>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
三上がこの映画の主人公でヒーロー。でも彼の持つ力は現代の世の中では通用しない。彼は弱い立場に置かれる。
三上が出会う人々がみな、温かい。刑務所を出て普通に生きようと歩き出す彼に、手を差し伸べようとし>>続きを読む