rittoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

勿論、ヒースレジャーのジョーカーが憎らしくていいんだけど、バットマン自体も哀しくていいのよね。切ないっていうかさ。人間味のある血の通ったヒーロー像を描くことに成功している良い例よねコレはさ。一気に引き>>続きを読む

まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

4.5

ハードボイルドだねコレは。

人生はやり直しがきかない。

自分が期待しているものはこれからも得られない。だけど誰かにそれを与えてやる事はできるはずだ。

いい台詞だしそれを言っちゃう素晴らしい役者た
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グーニーズ(1985年製作の映画)

5.0

初めて映画館での映画初体験がコレ。だから無条件に星5つ。

ここに出てくる彼らは自分達の今を守るために宝探しに出ていく。大人の事情に翻弄されながらも自分達の明日を変えるために行動を起こしていく。

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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.0

オールスターゲーム、だね。面白くない訳がないじゃんさ。面白くて当然なんだけど、その期待を大幅に更新してくるあたりは流石はデパルマ。名シーンの宝庫というか詰め合わせ。どこから食べても美味しく戴けます。う>>続きを読む

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.1

ひっどい映画だよねコレ。でもとことん酷くて潔さすら感じてしまう。
何だろうね、観終わった後の感想すらないというか、湧いてこない。

野獣死すべし(1980年製作の映画)

2.5

以前は文句なしでベスト1としていたが今は違う。
演じる側の人間はいつかは自分の中にある狂気的なパーツを拾い上げ引き延ばし誇張するかのような芝居をやりたいと望んでいたりする。それは役者のエゴだとも言える
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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

3.5

なにものをも超越していく美しさとは儚さと同義語であるという切り口で語られていく。
その美しさは何処かに留まっているものではなく、絶え間ない移動を繰り返していき、そして確実に消えてしまうもの。
しかし、
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セブン(1995年製作の映画)

4.0

ずっと雨が降っている。
その雨は通りや建物、町全体を黒く染め上げていく。そればかりか、その体温すらも確実に奪っていく。
着ているスーツもコートもビショビショで傘もあまり意味をなさない。
手に持った淹れ
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.0

ある日、出張から帰宅するとマンションが爆破されていたというぶっ飛んだ内容から始まり、とにかくとにかくブラッドピットの魅力だけでみせてしまう2時間19分。そのラストに花を添えるのがピクシーズという堪らな>>続きを読む

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

3.9

佐藤浩市の懐深い演技に笑って泣いた。ホント映画はマジックアワーだ。いやいや人生がマジックアワーなんだ。思いもよらない事が起こるし、その裏側については自分だけが知らないのかもしれない。
誰かにのせられて
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手紙(2006年製作の映画)

3.1

沢尻えりかの女優としてのポテンシャルの高さを知った作品。これ以降はそのポテンシャルの高さを発揮できていないのが現状か…。

ロッキー(1976年製作の映画)

3.5

いいよねコレは。シリーズの中ではダントツ。この頃はスタローンの体つきからして作り込まれ過ぎてないし。映画としても地に足がついてる。地面から高いところを見上げる感じがとてもとても良かった。

恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.7

ほっこりするってのはこの映画を観た後の感じの事。

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

「説明は不要だ。どんな人生であろうとも生きていることはそれだけで素晴らしい事なんだ。」そう言って、いつもそっと背中を叩いてくれる。自分にとってはそんな映画だ。

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

4.3

今現在のアカデミー賞にどれ程の説得力があるのかは疑問だったりするけど、この頃というかこの映画は文句なし。スティングも素晴らしく良かったけど、さすがはジョージロイヒル。いやいやレッドフォードにポールニュ>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.2

クリスチャンベイルのバットマンが一番しっくりくるなぁ。ダニエルクレイグのジェームズボンドくらいしっくりくるなぁ。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.2

自分の子どもにも観せたい映画ベスト5に入るかな。
何かさぁ何とも言えないよねコレ。
子どもの頃は早く大人になりたいと思っていたけど、果してあの頃の自分が思い描いてた大人に今の自分はなっているかなぁと思
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.5

オーシャンカラーシーンの曲を持ってくるセンス。語り口なんかも当時は新しいなと思ったんだけど、後々の作品をクロノジカルに観ていくとガイリッチーの才能はここでピークを迎えてあとは枯れていってる。コレを越え>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.6

これが一番好き。かたぎのマイケルがマフィアになるまでのプロセス。
レストランのシーンのヒリヒリした緊張感ったらない。
マーロンブランド。アルパチーノ。ロバートデュバル。良い時代だったよね。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

最後のシーン。コレはズルいよね。絶対に泣かそうとしている演出だしさ。
音楽も含めて。
まぁそれにまんまとはまってしまう訳なんですが…。
こういう物語はいつまでも残ってほしい。

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

ダイハード2のウィリアムサドラーが脇で出ている事に感動。あぁスチュアート大佐だ!!とか。
映画の内容には関係ないんだけどね。

魂の救済。

人は生きていくなかで痛みを背負っていく。大きいのも小さいの
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

5.0

人生はシビアだ。やり直しなんてきかない。彼らは2ケツしたママチャリでどこへ向かうのか…。きっと何処へも行き着かないし何処へも行けないだろう。
新しい切り口の青春映画。

ソナチネ(1993年製作の映画)

5.0

ヨーロッパあたりの映画を観ている感覚。余白のある語り口、見事。
説明的で親切な映画が多い中で、これだけ余白があると何度でも見れるし、その都度違う印象を受ける。
大きな一枚の絵画を観ている感じ。
何だろ
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ジョニー・スエード(1991年製作の映画)

5.0

時々空から降ってくるよなぁ。スウェードの靴がさ。そりゃあビックリするよね。
でもそんな事は有り得ないと思わせない語り口が見事。そういうことも場合によってはあるかもしれない、とか思ったもん俺的には。
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.6

ドラッグの問題はとりあえず脇に置いといて、だ。
オシャレな映画だよねこれ。冒頭のシーンはイギーポップで始まり、ブラーだとかアンダーワールドとかとか。当時のイギリスのムーブメントが凝縮している。あの頃の
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GONIN(1995年製作の映画)

4.0

当時凄い話題になった映画。
ビートたけしの事故後初の映画出演にチーム奥山、そして豪華キャストとその内容。。
この映画観て、これからの日本映画は面白くなりそうだと期待感をパンパンにさせたよね。
でも蓋を
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珈琲時光(2003年製作の映画)

2.5

悪くないんだけど、これは駄目です。役者の芝居が雑。繊細さを装ってるんだけど、何一つ伝わらない。劇団に入りたての役者のエチュードを観ているみたいな。
やりたい事は分かるんだけど中途半端な感は否めない。

八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.0

客観的な視点を持ちにくい作品。もろ永作さん演じるキャラクターに感情移入してしまう。
映画の中で彼女がするように呼吸をし感情が動き行動を共にしていく。
だから見終わった後に気持ちだけが置き去りにされてし
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

5.0

これジョーストラマーが出てるんだよね。映画の中でホントいいスパイスを効かしてくれてる。
この監督は映画を音楽を奏でるように物語るよな。やられちゃうよ。

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

5.0

映画を観る上でひとつの基準となった映画といえる。
若者の閉塞感。それは可能性と呼ばれるもののひとつの側面といえる。誰もが平等ではない事を身をもって知る訳なんだけど、そこに行き着くまでのプロセスがいつの
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007 スペクター(2015年製作の映画)

4.4

トムフォードにオメガ。アストンマーティンときたら…「ボンド…ジェームズボンド」のお決まりのセリフに尽きる。それだけで星4つ。完全無欠のエンターテイメント。
ダニエルクレイグ・ボンドが一番しっくりくるな
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ストロベリーショートケイクス(2006年製作の映画)

3.0

いつも人生は少しだけ足りない。。
満たされない思いだけが残っていく。そんな感じ。

セルピコ(1973年製作の映画)

5.0

シドニールメットは容赦ない。最終的には正義は勝つ的な古臭ぇ構図も陳腐化してしまっている感じと、そのジャッジを観る側に丸投げしちゃうところ。本当に容赦ない。見終わったあとは…。。

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.0

デパルマいいね。大好きな監督。しかもこの役はアルパチーノ以外にはちょっと考えられないしね。あのお得意のがなり立てるようなセリフ回し。沸き上がってくる強い情動に翻弄されていくさまは素晴らしく芝居が立って>>続きを読む