若色さんの映画レビュー・感想・評価

若色

若色

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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

2.2

こっ、これは…


おもしろくなかった!!笑

料理の途中、味付けがわからなくなって結果、全てひとつの鍋で煮付けられた、美味しくない料理を食べた気持ち。
ほら、盛りつけして、レタス添えて、金粉かければ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

盲目(※といっても近くなら見えるようなので、完全な盲目ではない)の息子が弾くピアノの旋律に注目した。
事故により視力を失った息子は、優れた聴力を得る。おそらく一度聞いてある程度弾けてしまうような実力。
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ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

3.3

「ラブストーリーが観たいんです!」と言ってオススメされた1本。
気さくな人柄で知られるアン・ハサウェイって、美人なのにちゃーんとイケてない役ができる天才。日本の女優さんでアンほどのおブス役ができる方は
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

死別、不安、悲しみ、鬱憤、妬み、全てのストレスが膨らんだ風船のようにパンパンになった時、正論なんて通じない。誰にだって正義があって、それに従っている。
後半の殺戮シーンに批判がある。下手な作りだと。
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.2

以前めっちゃオススメされたんで期待してみたんだけど…どんな気持ちで観ればよいのだろうか。

タイトルのミナリは、野菜のセリのこと。水場でよく育つセリを最後はとってもありがたがるが…いやいや外来種やん。
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

わたしにとってのいい映画の定義は「鑑賞後どれだけ話したくなるか。」であり、どんな駄作であっても、「とてつもなくつまらなかったんだけど!!!」と話している時点で、わたしの負け(いい映画だった)だと思って>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.9

演技の上手い女優さんはたくさんいるけど、杉咲花さんは頭ひとつ分飛び出してることがよくわかった作品。

この作品は杉咲花さんを抜きに語れない。
市子という物理的にも、精神的にも不安的な女性を杉咲花さんが
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.1

ソン・ガンホさん出演の映画にハズレなし説は本作でも継続。

韓国で大統領暗殺が起きたことはなんとなく知っていたが、軍が一時的に政権をとった折にこんな市民運動が起きていて、徹底
的にな情報統制の歴史があ
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.8

リュック・ベッソンが描く新ダークヒーローは生き抜くためにこうならざる得なかった孤独な男。注目すべきはドクターとの会話。

「ジョーカー」のような重く、狂った人だと観るの辛いなと構えていたが、全然そんな
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.1

タナダユキ監督は女優さんを美しく撮ることに長けた監督です。

期待して観てしまったのでこの点数です。永野芽郁さんが悪ぶってる役は無理があんのよ。2階から裸足で遺骨抱えて飛び降りるのにも無理あんのよ。海
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

「テルマ&ルイーズ」で決定付けた男性社会への反骨精神は、テルマ〜の公開から12年経った2021年でも、女は死の形をとらないと反撃できないのか。

映画のつくりが超わたし好みの映画だった。聡明で美しいヒ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.6

「パターソン」ほど淡々と描く度量はなかったか?東京のシティプロモーション映画は、役所さんの一人勝ち映画でした。

ありふれた日常の美しさ、尊さを描いたジム・ジャームッシュ監督の「パターソン」の日本版だ
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

3.6

これ絶対ジャケットで損してるよ!めっちゃいい映画よ。

しかも実話と聞いて、希望が湧いてくる。
観たきっかけはNHKで放送していた「世界サブカルチャー史」
本作も1992年に起きたロサンゼルス暴動の実
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.9

かっこよすぎる。タランティーノのデビュー作は今後の活躍を期待しかできない密室会話劇。

ポスターかっこよすぎだろ、とリバイバル上映が決定した直後に観ることを決意。実は「パルプフィクション」初見時に、あ
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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

3.8

思った5倍良かった。ソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」好きは必見。

マリー・アントワネット側から見た彼女は、淫乱で育ちが悪く品のない公妾。
しかしバリー夫人側から描かれた本作は、王宮の中
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

性がどうこうじゃなく、とかく刺激的な映画。

まず色を語ろうと思う。
モノクロで幕を開ける本作。ベラ(エマ=ストーン)の性の快楽を得ることにより色を付け出す。
色の効果はそれだけではなく、シーンごとに
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.8

三宅唱監督だから描けた青春群像劇。見たことある、この危うさ。そこに身を投じてる時には気がつけない、この脆さ。

光の扱いうまい監督さんだと思った。
暗い部屋、冷凍庫が少し空いてる光で不安な心象が伝って
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.3

鬼太郎ファンタジーは、キレイなアニメーションと風刺の効いた作品。

鬼太郎アニメ世代のわたし。鬼太郎漫画を万人に受けやすいキレイなアニメーションに仕立て直し、お茶の間に届ける仕様には慣れているはずだけ
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

2.8

点数低いのはわたしの選択ミスでもある。移動中に観るには辛すぎた。

長回しの多さ。
ゴーストを布多めのシーツで表すところ。
スタンダートサイズの画角。

ひっくるめて学生映画みたいと思ってしまった。
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スワンソング(2021年製作の映画)

3.5

ウド・ギアのゲイの演技が魅力的。若い時に養った色気は歳を重ねても衰えないのだろうか。
スワンソングは、人が亡くなる直前に人生で最高の作品を残すこと。タイトル通りの、女優でかつての親友への最高傑作となる
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.8

間違いないキャスト陣。特に主役を務める岡山天音さんのカイブツさが見もの。

笑いに執着し、笑いに取り憑かれたハガキ職人のツチヤタカユキの半生を描いた私小説が原作の映画。
ツチヤはいつもパンパンに膨らん
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.1

むなくちょ悪い映画だなぁ、いつまで経ってもむなくちょ悪いなぁと思ってたら、最後までむなくちょ悪い映画で終わった。
イケメンいるなと思ったら、ベン・アフレックさんだったんですね!自身も2017年のmee
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.3

今、これいる?っていうブラピのセクシーシーンは笑う☺️
色々皮肉ってるんだろうな。

アイスと雨音(2017年製作の映画)

3.5

そういや2023中に見ていた。
今になってふんわり思い出すってことは、なかなか良い映画だった気がする。

NO選挙,NO LIFE(2023年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ観てよかった。報道は人を介する以上、絶対的な公平性はあり得ないが、公平であろうとする姿勢は感嘆の一言。地元の選挙で自分なりの候補者一覧を作った身として、選挙がスリリングであり、「面白いじゃ>>続きを読む

レイダース 失われたアーク《聖櫃》4DX(1981年製作の映画)

4.3

インディ3部作の1作目は、実はほとんど見返してなかったことが判明した。

ディズニーシーのインディジョーンズアトラクションのシーンは本作から来てることをやっと気づいたし、「最後の聖戦」はこんなにも本作
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.9

高校演劇作品が映画化と聞いて、高校演劇出身者は観ないわけにはいかない1本。
これは脚本がいい。。!!
これは高校演劇でも優秀な成績を収めるわ。

そして城定監督。
女の子の撮り方がエロい。本物がエロい
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.3

あぁそうか。
城定監督作品だったのか。←見終えた後に思い出した。

そうするとやたら長いキスシーンや交わりシーンに納得がいく。
男女の絡みはとてもキレイに撮る。納得。

でもずっと白いままのTシャツ。
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ペット 檻の中の乙女(2016年製作の映画)

2.9

ごめん、途中早送りしました…。
ふむ。。
ホラー映画のオチ好きです。
主人公達がすこぶる困難な状況に陥り

知恵や体力を駆使し、仲間を頼ったり裏切られたりして

突破できたり、後味悪いラストになっ
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

U-NEXTで無料になっていたので思わず視聴。やばい、面白すぎる。
わたし、この映画の制作過程を妄想する。
ゴジラが東京湾近郊から首都圏を目指スノであれば、自衛隊がどのような作戦をとり、対陣を組むのか
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(2023年製作の映画)

3.2

奇作「アウトレイジ」を作り上げた北野武監督だからこその人間離れした狂った世界を期待しすぎてしまった。
こじんまりと纏まってしまった印象。
グロさ、怖さ、残忍さ、狂気、ボケ、男色…全てが中途半端。
オー
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.5

おーっと!あっという間に唐突に終わるのね!

多くを語らないが、全ての少年達が抱える葛藤や憧れを描いていたのではなかろうか。
カメラ回す役回りがいたので不穏な空気出してたけど、RENTと最後は同じ。
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.1

何度見たってかっこいいぜファイトクラブ‼️
自分が歳を重ねる方がブラピのかっこよさが際立つのはなぜ?!

また観たいぜファイトクラブ‼️

(2023年製作の映画)

3.1

何がなんでこうなったのか謎。
これだけの役者陣を揃えておいて、、なんで?と思ってしまった。

殺人に手を染めてしまう青年の心境の変化が突然すぎて読み取れない。
その割に宮沢りえ✖️オダギリジョー夫妻の
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.2

ガッ
グッ、、、苦しい映画。

大人って言葉は残酷だ。
「もう大人なんだから」周りから言われる時、自分で思う時、たいてい何かを我慢してる。言いたい言葉飲み込んだり、衝動を抑えつけてる。
わたしから見た
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シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

4.4

大大大大満足映画!
キッチュでファタジーでエンターテイメントで、ハッピー映画!
元気になりたい時に見返したい。

ミュージカル映画大好き若色ですが、シアターキャンプの講師陣に焦点を当てた映画は初。
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