miーcheさんの映画レビュー・感想・評価

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Winny(2023年製作の映画)

2.0

客観的な視点で物語が進んでいくので感情移入はしにくく、あくまでドキュメンタリーという感じだった。
悪くはなかったけど、ドキュメンタリーをわざわざ映画で観たいかといえばそうでもないかも。
正直、少し退屈
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.5

レビュアーの評価が高いけど、個人的にはそこまでハマらなかった。

物語が会話の応酬によって目まぐるしく進んでいくので予備知識を備えるのは必須だったのかもしれない。
特に後半の政治的な展開はあまりついて
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

2.0

ミッドサマーで衝撃を受けた時からアリアスターの新作には注目していたので、今回は大きな期待感と共に劇場へ足を運んだ。

今回のホラーは強迫性障害者が持つ頭の中のホラー。
主役のボーは寡黙な精神障害者とい
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ベイマックス(2014年製作の映画)

3.5

2014年に発表された作品だけど、AIが一般にも広く親しまれてきた2024年の現代では身近に感じることができる題材だった。

AIは飽くまでインプットされた通りに動くロボットではあるが、プログラムコー
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コマンドー(1985年製作の映画)

5.0

子供の頃から何度も観たコマンド―。
時々無性に観たくなり今回も衝動に駆られた勢いで観た。

最初から終わりまでとにかく気持ちいい。
敵も味方も面倒な対話なんかする気が無い。
セリフは必要最低限に、洗練
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ながらえば(1982年製作の映画)

3.5

今朝の秋がとてもいい作品だったのでこちらも観てみた。
今年最後の映画になった。

見方によれば、可愛いおじいちゃんの反省と成長の旅日記。

本作は亭主とされる人は4人でてくるが、種類は違えど全員ダメ亭
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今朝の秋(1987年製作の映画)

5.0

自宅でぼーっとNHKを垂れ流していたところ、全く知らない映画?ドラマ?が流れてきた。
何の前情報も持っていなかったが、導入からぐっと引き込まれるオーラを感じて最後まで見入ってしまった。

田舎の美しい
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(2023年製作の映画)

4.5

予告からとにかく期待していたので公開初日に観に行った。

予想通りの展開で、北野作品が好きであれば今回も面白いと思う。
私も北野作品が好きな中のひとりなので、セリフ回しだったり細かい描写の一つ一つが自
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

4.0

本気で作ったB級映画とはこういうことなのか。
製作費52億かけて真面目に遊んだ結果、愛すべき映画がまた一つ生まれてしまった。

これ系の映画ってタイトルやあらすじで物語の殆どを補完してしまって、後半ダ
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マルサの女(1987年製作の映画)

4.5

守銭奴な脱税者と正義一筋のマルサによる、脱税トリックとイタチごっこを楽しむ映画と思っていたが、いい意味で期待を裏切られた。

法律と金をテーマにするとどうしても構造的な小難しい話しになりそうだけど、そ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

2.0

本来映画館で観るつもりだったけどなんとなく放置していたところ、
とうとうサブスクで配信されてしまったのでそちらで観させていただいた。

正直な感想は評価の高さに比べて微妙だった。
観る環境のせいなのか
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.5

マーベルともDCとも違う、これぞアメリカという感じのアニメ。
絵のタッチ、BGM、セリフ回し、アクションシーン、どれをとっても日本にはないセンスがこれでもかというぐらい詰め込まれている。

個人的には
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ランボー(1982年製作の映画)

4.0

今までずっと「コマンドー」と勘違いしてました。
本来は数十年ぶりの「コマンドー」を観ようとしたところ、ストーリーが進んでも一向に第三次世界対戦が始まりませんでした。

ので、人生初のランボーを鑑賞。
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.0

なんとなく思い付きで観てみたところ、なんと冒頭からきのこ雲が。
奇しくも終戦記念日の今日、不思議なめぐり合わせに運命を感じながら。

「仁義なき戦い」というワードは物心ついた頃から何度も耳に入ってくる
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

5.0

BABYLONにちょいちょい使われていて重要な立ち位置の作品の様だったのでチョイス。

そしてなるほど、デイミアン・チャゼルは本作に多大な影響を受けていることがよくわかったし、
インド映画に見られるシ
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バビロン(2021年製作の映画)

4.5

映画は本編よりも制作現場の方が迫力満点だった。
NHKの「映像の世紀」にてハリウッド黎明期の特集をしていて多少の予習はバッチリ。
そして、映画館で上映中に行きそびれてしまったことをとても後悔した。
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.0

前作が面白くて今作も評価が高めだったのでチョイス。

前作はおじさんが主役だったこともあり、ITの変遷も一緒に楽しめた。
今作は18歳のデジタルネイティブが主役で、最新のデバイスやアプリを息をするよう
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

5.0

「夕暮れ」を完全に把握しました(ニヤニヤ)

シュールで変化球なコメディを見るならうってつけ。

登場人物全員がどこか不自然で気持ち悪さすら感じる様に表現されているけど、
誰しもある程度は感情移入出来
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.5

22年以上経った今でも続編が出続けていて日本でも大人気のシリーズ。
なんとなく車好きな人だけが楽しめる映画なんじゃないかという先入観があった。
感想としては車オタクから全く詳しくない人まで万人が楽しめ
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

以前視聴した際に、何となく楽しんだ記憶はあるものの、内容はほとんど覚えていなかったため、再度観賞した。

クリント・イーストウッドはステレオタイプな、あるいは「典型的な」と言えるアメリカ人の描写におい
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

2.0

良くも悪くも韓国映画。

聾唖者で気が強い女性(美人)と、サイコな殺人鬼の男性(美男)の追いかけっこがほぼ上映時間いっぱいに続く。

事件の背景が全く分からないし推測する余地がなく、サスペンス的な楽し
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ドラゴンボール EVOLUTION(2009年製作の映画)

2.0

評価が低い映画の代名詞になっているけど、どうしても気になっていて今回やっと観てみた。

監督はファイナルデッドコースターのジェームズ・ウォン氏。

あまり期待はしていなかったけど思っていたよりちゃんと
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

2.5

25歳以降は年を取らず、その代わりに残りの寿命を貨幣の様にやり取りされている世界。
恐らく誰が見てもても惹かれる設定だと思うし私もその一人。

この突拍子もない設定に入り込むにはもう少し丁寧な解説がほ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

公開から4か月経った今になってやっと観ました。
原作の漫画は大好きで何度も読み返している程度のファンです。

全体的な感想として、時代に合うように現代風にアレンジされた作りがマッチしていてかなり見ごた
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

なんとなく昨今の世相に切り込んだ感じもするぶっ飛んだコンセプトの映画。
精肉店を営む夫婦がヴィーガンをぶち〇しまくって売って大繁盛するお話し。

タイトルとパケ画と87分という短さが良質なB級映画っぽ
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

公演最終日にギリギリ間に合った。
これまで何度も観ているけど映画館(それも前から2列目)で観るのは初めてだった。
大スクリーンと豪華な音響が感情を大きく揺さぶられて、改めて映画館のパワーは凄い。

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ピザ!(2014年製作の映画)

4.5

インドのスラム街で暮らす幼い兄弟のお話し。

貧しいながらもエネルギッシュな兄弟はずっと観ていたくなるパワーがある。
今回も子供が主人公の映画にはずれなしのジンクス発動。

全体的な話し自体は暗いけど
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.5

バタリアンを観て存在を知り是非チェックが必要だと思った。

昨今のゾンビの元祖ということだけど、所謂「ゾンビ」の要素が全部詰め込まれてる。
そしてモノクロは思った以上に雰囲気がでていた。白黒のゾンビっ
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.0

中学生の頃深夜に再放送されていたスパイ大作戦が大好きだったのに、映画版は今更にやっと初観賞。

007もそうだけど、ハイテクを駆使するアクション映画は時代にズレがあると違和感を感じすぎてしまうのかも。
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バタリアン(1985年製作の映画)

3.5

ホラー描写がエグ目だけど、アップテンポなBGMのお陰で楽しかったし、
ゾンビもよく見るとかわいい部類に入るのでは?
分かりやすい伏線とB級ホラー特有のお約束もしっかりこなしてくれる。

ゾンビ映画必須
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.5

なんとなくシンプルなガンアクション映画と思いきや、ガイ・リッチーっぽさ満載でめちゃくちゃ見ごたえがあった。

まずオープニングは絶対に外さないってぐらいかっこいい。

劇伴も終始同じBGMなのにずっと
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.5

スナッチが個人的ヒットだったけど、それと同じぐらい面白かった。
ブリティッシュジョーク?と言うのか、トレインスポッティングにも似たお笑い要素がかなり好み。
イギリスのダメ男が群れてろくでもないことをす
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.5

実話がどうこうというのはあまり関係がなかったように思える。
良くも悪くもいつものタランティーノ作品すぎてちょっとお腹いっぱいだったかも。

ディカプリオもブラピもある意味いつも通り。

何の驚きもない
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大脱走(1963年製作の映画)

5.0

あっという間の168分。

最初から最後まで陰鬱で救いがあまりないシーンが続く。
それなのにずっと前向きに観れたのは、偉大な音楽のお陰だと思う。

どんな失敗や困難も音楽一つで前向きになれる。
気の持
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八つ墓村(1977年製作の映画)

2.5

犬神家の一族に続いて観賞。
金田一耕助シリーズはミステリーの中に否定しきれないオカルト要素を入れるのが上手い。
過去を振り返るシーンでは迫力ある演技は結構見ごたえがあったし、田舎特融の不気味さ、気味の
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.5

2022年最後の映画は久しぶりに邦画をチョイス。

主題歌が愛のバラード/憎しみのバラードとはよくできたもので、
妙に映画にマッチしているし耳にも残る。

犬神家で起こった昭和のお家騒動のお話し。
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