わさびさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

わさび

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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

4.3

素敵な映画だった。
アデラインを演じたブレイク・ライヴリーも、エレガントで、古式床しい女性らしさがあって、とーっても素敵だった。

お話は、アメリカのドラマ『Forever(Dr.モーガンのNY事件簿
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ブライトスター いちばん美しい恋の詩(2009年製作の映画)

4.2

美しい映画だった。
映像が美しい。風景が美しい。ストーリーが美しい。音楽が美しい。ベン・ウィショーが美しい……。

画の華やかさと、お話の静けさと、恋人達の情熱と、彼らを包む空気の透明感と、生命のきら
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EVA エヴァ(2011年製作の映画)

4.0

ダニエル・ブリュール目当てに鑑賞。

あらゆる種類のロボットやアンドロイドが人間と共存するようになった近未来の世界で、ロボットエンジニアの第一人者として活躍する主人公。
てっきりその彼が、嘗ての恋人で
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トランセンデンス(2014年製作の映画)

2.9

SFは苦手です。だけど私はキリアンが見たいんです。
という事で(?)鑑賞。

人間は、自我を持ったコンピュータと共存出来るのか。
自我を持ったコンピュータは、果たして人間の味方か、それとも脅威か。
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幸せの行方...(2010年製作の映画)

3.8

ライアン・ゴズリング演じるデイヴィッドの、サイコパスっぷりが物凄く怖かった。
ゴズリングって元々、イケメンだけどちょっと何考えてるかわからない顔してるので、それが非常に活きた作品だったと思う。勿論、あ
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

4.7

元々、「少年と老人」モノには良い映画が多い。
そこへもってきて、本作では老人(と言うには少々若いが)役を演じているのがビル・マーレイ。これは間違いないっしょ! という事で鑑賞。

案の定、間違いのない
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インセプション(2010年製作の映画)

3.9

他人の夢の中へ入り、互いにその夢を共有し、そして夢の中でまた夢を見、その夢の中でそのまた夢を……という世界観は凄く興味深かった。
噂通り視覚効果も非常に面白く、映像が極めてリアルでド迫力、観ているこち
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ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路(2010年製作の映画)

2.5

あのモーツァルトには実は姉が居て、子供の頃は同じようにその才能を持て囃されたが、女性が作曲をする事が良しとされなかった時代のこと、長じるにつれて弟との境遇の差が開いていってしまう……というお話。

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マンスフィールド・パーク(原題)(1999年製作の映画)

3.9

原作はジェイン・オースティン。
彼女の小説らしい雰囲気がよく出ていたと思う。
ストーリーは格別面白いものではないが、全体的に品性が感じられて、心穏やかに楽しめる内容だった。

主人公のファニーを演じた
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.8

キリアンが見たいんじゃーい!
という事で本作を鑑賞。SFは本来苦手なのですが、結構楽しめました。

まず「時間」が通貨、という設定が面白い。公衆電話に投入するのは10円ではなく「1分」、コーヒーは一杯
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ローマでアモーレ(2012年製作の映画)

3.0

ウディ・アレンらしい、お馴染みの群像劇。
ローマの美しい景色に見惚れる事屡々、センスの良い会話や時折混じる皮肉に感じ入る事も度々。
だが、それだけと言えばそれだけの映画だった。どのエピソードも大して面
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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

4.0

もっとバシバシ鯨と闘うのかと思ったら、案外そうでもなかった。
そして、もっと想像を絶する程にバカでかくて真っ白な鯨を想定していたのだが、これも案外そうでもなかった。
それでも、遭難の壮絶さは伝わって来
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ステイ(2005年製作の映画)

3.9

ライアン・ゴズリングが若い。長髪(?)が似合ってて超かっこいい。
彼が不安定でアブない大学生役をセクシーに演じ、それを見守り助けようとする誠実な精神科医に、ユアン・マクレガー。この組み合わせだけでご飯
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

2.5

申し訳ないが、ロバート・ダウニー・Jrが全くホームズに見えなかった。寧ろジュード・ロウの方がホームズっぽかった。私が「シャーロック・ホームズ」という人物に対して勝手に抱いているイメージがそう思わせるだ>>続きを読む

トースト 〜幸せになるためのレシピ〜(2010年製作の映画)

4.2

邦題の副題が余計、且つ無粋。
ストーリーはこのほのぼのした邦題から想像されるものとは違い、なかなかシビアなものだった。が、個人的にはそこが気に入った。

主役は一応フレディ・ハイモア氏という事になって
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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

4.4

良く出来たクライム・ドラマだった。
ライアン・ゴズリング主演の犯罪映画、それもバイクで銀行を襲って華麗に逃走劇! っていう粗筋(?)を読んで、てっきり『ドライヴ』の二番煎じみたいな作品かな~と思ってい
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ナチスが最も恐れた男(2008年製作の映画)

4.0

悪くない映画だった。
ただ、邦題がちょっと大仰すぎるのではないかと思う。主人公は「ナチスが最も恐れた男」というより、「ナチスが最も手を焼かされた男のうちの一人」ぐらいに感じた。それもこの映画を観る限り
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リンカーン弁護士(2011年製作の映画)

4.0

面白かった。
愛車リンカーンを乗り回し、その車を事務所代わりにしているから「リンカーン弁護士」。弁護料は高く、その使い道も違法すれすれ。但し腕は確か。そんなチョイ悪弁護士を、マコノヒーが好演していた。
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ゲーテの恋 〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜(2010年製作の映画)

4.7

面白かった! 切ない悲恋物かと思ったら、軽妙な青春映画だった。
ドイツの文豪ゲーテが、その若かりし日に一人の女性と恋に落ち、敗れ、失意の中「若きウエルテルの悩み」を執筆し、有名になるまでを描いた作品。
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記憶探偵と鍵のかかった少女(2013年製作の映画)

3.4

ミステリとサスペンスのあいのこのようなストーリー。
人の記憶を覗けるっていう能力は凄く面白いと思ったし、「記憶探偵」なる職業もとても魅力的。
マーク・ストロングは存在感たっぷりで、ヒロインを演じたタイ
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ある公爵夫人の生涯(2008年製作の映画)

3.8

ドラマチックでそれなり楽しめる内容だったが、キーラ・ナイトレイ演じる主人公・ジョージアナが、なんとも不憫に思えるお話だった。
彼女は若くして結婚し、地位も名誉もある公爵夫人となったまでは良かったが、夫
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スーパーチューズデー 正義を売った日(2011年製作の映画)

4.0

主演はライアン・ゴズリング、共演にジョージ・クルーニー、フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティと、なかなか豪華な布陣。
この俳優陣の演技と迫力がとても良かったし、ストーリー展開も上手かっ
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追憶と、踊りながら(2014年製作の映画)

4.6

佳い作品だった。
哀しい話だけれど、全編に亘ってもの柔らかな優しい光で溢れているところが、とても気に入った。
同性愛者が乗り越えなければならない壁、人種や文化或いは世代の相違による摩擦、そして肉親・他
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パリ3区の遺産相続人(2014年製作の映画)

4.5

主人公は死んだ父親からパリのアパルトマンを相続するが、実はそのアパルトマンには90歳超の老婦人が住み着いており、フランスの制度上、彼は老婦人まで相続しなければならない事に。そして彼女と彼女の娘と暫し同>>続きを読む

レッド・ライト(2012年製作の映画)

3.5

キリアン・マーフィーとシガニー・ウィーヴァー演じる物理学者が、引退から復帰した伝説の超能力者に挑む話……の筈が、なんだかあらぬ方向に行ってしまうお話。
いや、設定は結構良かったんだが、作りが雑だった。
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フィルス(2013年製作の映画)

3.0

鬼畜刑事が昇進を狙って、打倒ライバルの為に色々画策するも、それがどんどん暴走して身の破滅を招く、みたいな話。

ジェイミー・ベル目当てに鑑賞。
お話はぶっ飛んでおり、ここまで好き放題やってくれれば、あ
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HUNGER ハンガー(2008年製作の映画)

4.1

強烈な作品だった。
良作ではあったのだが、ショッキングな映像の数々や、思わず嫌悪感を覚えてしまう不衛生な描写の数々に、打撃を被ってしまった。
とはいえ本当に、前衛的な手法が光る優れた作品。極端に台詞を
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ハイネケン誘拐の代償(2014年製作の映画)

3.8

80年代のオランダに住む、事業に行き詰まった若者達が、「ハイネケン」ビールで財を成した土地の成功者フレディ・ハイネケンを誘拐して身代金を要求するが……という、実話を基にしたお話。

個人的には楽しめた
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