深海ワタルさんの映画レビュー・感想・評価

深海ワタル

深海ワタル

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ロストケア(2023年製作の映画)

3.8

原作既読で鑑賞。

最後のドンデン返しが1番のキーだったあの秀逸なミステリー作品を、最初から犯人役を周知したうえでどう映画かするのだろうと思っていましたが、
見事にヒューマンドラマへと舵を切っていて脚
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.6

広瀬すずさんが好きかどうかと、独特の温い霧雨の中にいるような世界観が好きかどうかで評価の分かれる作品だと思います。
個人的にはこうした最初から最後までロートーンで進む青春作品が好きなので、心地よく見ら
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Gメン(2023年製作の映画)

4.0

メディア試写で鑑賞。
テンポ良く勢いがあり、夏にぴったりのエンターテインメント。
主演の岸優太さんを演者としてしっかり見たのは初めてなのですが、この役に関しては、彼の人から愛される雰囲気がうまく生かさ
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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

3.4

映画観ることに慣れてる人向けの作品という印象。宮崎あおいさんもだけど、兄の将さんもいい演技をしてました。

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.8

マッツ・ミケルセンが最高にセクシーで素晴らしいです。ダンブルドアとグリンデルバルドの物語としては満点。

氷菓(2017年製作の映画)

2.7

久しぶりに驚くほどつまらない映画を見た感じ。敗因は恐らく登場人物の誰にも感情移入できなかったことと、1960~70年代の学生運動を絡めたことで、物語全体が暗いテイストになってしまったこと。あとテンポも>>続きを読む

きょうのキラ君(2017年製作の映画)

3.5

『砕け散るところを見せてあげる』試写以降、中川大志さんの学生役が見たくて鑑賞。物語は少女漫画のそれでしかないのですが、中川さんがとにかく可愛いので全部許せる。中川さんと飯豊まりえ さんの壮大なPVを見>>続きを読む

ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

3.2

高畑充希さんは上手だし、山﨑賢人さんのローテンション眼鏡男子はハマっていたし、役者の皆さんも楽しそうにはっちゃけているし、福田監督らしい笑いの安定感も。

1つ難点は、ミュージカルパートが長くて3回目
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劇場(2020年製作の映画)

3.9

映画『劇場』試写へ。もさもさのビジュアルで、コミュニケーションもままならず、脆くて危うい演劇青年役の山﨑賢人さん。その山﨑さんを松岡茉優さんが役柄としても、演技としても完全に受け止めているのが素晴らし>>続きを読む

初恋(2020年製作の映画)

3.8

終始"三池崇史監督"が全開。出だしの窪田正孝さんのボクシングシーンでまず息を飲む。オールバックの攻撃的な容姿に鍛え抜かれた身体はリアルボクサー級、俊敏な動きは豹みたい。なのにコミュニケーションが覚束な>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.5

この映画のテーマは「継承」なのだと思う。そして、その継承をする側の人間として、ずっと憧れ続けたあのサラ・コナーが22年の時を経てそのままそこにいたことに感涙でした。
リンダ・ハミルトンさんは最高の女優
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.7

人と人の出会いとつながりをじっくり時間を掛けて描いた、気持ちを前向きにしてくれる日常ドラマ。誰かとの揺るぎない特別な関係を求める割に、慣れて、飽きて、大事な物を見失っていく"普通の人"の話です。
なの
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青の帰り道(2018年製作の映画)

3.8

藤井道人監督の新作「新聞記者」を見たあとに鑑賞。全くテイストの違う青春群像劇でしたが、作品への距離感みたいなものがどこか似ていると感じました。私自身にとっては十数年前の頃の話なのに、苦しくなったり、温>>続きを読む

海獣の子供(2018年製作の映画)

4.6

美しすぎて少し怖さすら感じる映像、絡み合う音楽、深海に引きずり込まれていくような視点。まるで一つのアトラクション。
海(地球)で起きていることのほとんどを私たちは知らない。逆に海で何が起ころうとも私た
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LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘(2019年製作の映画)

4.3

ルパン(作品ではなく、人物)は、峰不二子の存在で3割増し、5割増しにカッコイイ男になるのだと再認識する映画でした。
ルパンと次元のバディ感もたまらないのですが、誰よりも“一人”で、圧倒的に美しく格好い
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初恋~お父さん、チビがいなくなりました(2018年製作の映画)

3.2

かわいい頑固親父の藤竜也さん、上品なお祖母さんが似合う倍賞千恵子さん。彼らの間には彼らにしか分からない関係性と悩みと愛の形がありますが、端から見るとやはり素敵な夫婦です。
初恋というタイトルが表した昭
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パラダイス・ネクスト(2019年製作の映画)

3.8

生命の濃い気配がする台湾という国に、鮮やかで美しい色彩とノワールと光を散りばめたような世界観。
登場人物は強面ばかりだし、ジャンルはノワール・サスペンスですが、印象に残るのは夜を駆ける青春映画のような
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.2

カッコよくて悪いやつではなく、震えながら、怯えながら罪を犯す木村拓哉が良かった。こういう演技もできるのだな、と。
インパールの話を入れ込んでしまうと、二時間に収めるには少し難しかった印象。気の抜けたヤ
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.8

マンネリしていたシリーズを打破する爽快さがありました。落ちぶれたデザイナーも引退した専業主婦もプロフェッショナルの詐欺師も、自分の役割を生き生きとこなしているところがカッコイイ。

アン・ハサウェイの
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.6

基本的に展開はいつも一緒なのだけど、その間違いなさを確かめるためにたまに観たくなる映画の内の一本です。

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.4

恐竜も怖いけど、個人的には水の中から突然現れる巨大隕石ワニが怖すぎて。

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.6

1回見たらそれでいいけど、一度見てみて損はない作品。黒人の女性に一生懸命恋をする、主人公のビジネスパートナーの男性がかわいかったです。

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.8

最高に贅沢なキャスティングで耽美少女ギャグ漫画の世界を再現。伊勢谷友介が全力で楽しんでて良かったです。

エンターテイメントコメディでありながら、差別の本質的な構図が所々に散りばめられているところに感
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

なるほど是枝監督、と思って見ていました。最終的に1番記憶に残ったのは、松岡まゆちゃんと池松壮亮くんの不器用すぎる交流のシーン。池松くんは胸が苦しくなるような、生きることに不器用な役が本当に似合う。>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

3.7

今さらRADWIMPSの挿入歌が本当に良くて、YouTubeの音楽付きまとめ動画をエンドレスリピート。音楽を題材にしたわけじゃない映画で、これだけ音楽が大きな意味を持つってすごいこと。
「なんでもない
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.7

ライトなSF要素がありながら、全体は心温まるヒューマンドラマ。ドラマ「アンナチュラル」などの演出で高い評価を集める塚原あゆ子さんの初監督作だけあって、大事な人に素直になれない人たちのもどかしさや心の動>>続きを読む

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