後見人ビジネス、目のつけどころが恐ろしい。
ロザムンド・パイク演じるマーラが強すぎる。マフィアも認める肝の座り方。いろいろツッコミどころはあったけど楽しめた。が、個人的にはラスト数分のあの展開は蛇足>>続きを読む
得体の知れない気味の悪さがずっとこびりつく。『カリスマ』同様、いつの間にか大きな渦に取り込まれ、その真ん中でもがく役所広司。ハッピーエンドじゃないのに清々しく終わる物語。
冒頭、精神科医とのカウンセ>>続きを読む
すみっこたちが工場の労働者に。生産性やらノルマやらまさかのお話。物質主義に一石を投じてくるとは。今回はみにっこ達が大活躍。主題歌がPerfumeなんて私得。
仕方のないことだけどイノッチのナレーショ>>続きを読む
インフルエンサーのヤヤ。モデルとしては落ち目の彼氏カール(triangle of sadnessの持ち主)。”クソの帝王”のロシア人は妻と愛人を連れている。一見お上品な英国人老夫婦は武器製造会社の経営>>続きを読む
広告代理店のエースのネルソンはハイステータス傲慢男。免許更新試験で出会ったのは、言動が意味不明すぎるサラ。サラは1ヶ月間彼女のアパートで過ごす代わりにネルソンを救うという提案をする。
薬でもキメてる>>続きを読む
軽い気持ちで鑑賞したら思いがけず落ち込んだ。もしパートナーがあんな死に方したら、バンド活動と称してあんなことやってたら受け入れられん。何が怖いって、モデルとなったであろう事件が実在すること。
選曲が>>続きを読む
『スイス・アーミー・マン』ではこれを好きと言っていいのか困惑したが、確信した。ダニエルズ作品好き。
頼りにならないし何にでもギョロ目シール貼っちゃうけど、優しくてチャーミングな夫も、似たもの同士で傷>>続きを読む
9年越しの運命の恋も、それから9年一緒に過ごすパートナーともなると色々見たくないものが見えてくる。
冒頭ジェシーと息子のシーンから始まり、ジェシーとセリーヌ二人きりになる気配のない前半。やっと前2作>>続きを読む
ウィーンでの別れから9年。3作の中で一番年齢的に近い本作、一番共感できた。
“結婚は”理想の自分"のため。誰と結婚しても不満は残る 結婚は覚悟”と自分に言い聞かせるように語るジェシー。
“養われる必>>続きを読む
シリーズ一気に鑑賞。バタイユ読んでたセリーヌ。クラウス・キンスキーの伝記読んでたジェシー。たまたま同じ列車に乗り合わせた二人は意気投合。
ただふたりが街をあてもなく歩きながら話してるだけなんだけど、>>続きを読む
タイムラプスでキノコがニョキニョキ生えてくる映像がかわいい。極彩色の幾何学模様も綺麗。でも作品の趣向は思ってたのとは違った。ブリー・ラーソンのナレーションは正直いらん。。。
とはいえ菌糸体と森の話は>>続きを読む
大な屋内セットを大所帯で横移動するオープニングクレジットに息を呑む。プロスペローの24冊の魔法の本に釘付けになる。重ねられた映像。魔術的な合成。
裸体のオンパレードだったがグリーナウェイの他の作品の>>続きを読む
監督がデヴィッド・ボウイの息子だから邦題が『月に囚われた男』なのか。
ヘリウム3採掘の作業員として3年間一人で月に派遣されているサム。あと2週間で妻子の待つ地球に帰れるはずだった。
サムの唯一の話>>続きを読む
わー。なんか中学時代クラスになじめなかった自分と重なった。
学校では社交的になれず友達がいない。SNSでは理想の自分を演じて(見てるこっちが恥ずかしくなるような動画)配信してるけど誰も見てくれない。>>続きを読む
ケン・ラッセルの『マーラー』を見返したついでにこちらも鑑賞。
クリムト、ツェムリンスキー、マーラー、グロピウス、ココシュカ、ヴェルフェル、錚々たる芸術家から愛されたアルマ。ミューズでありファム・ファ>>続きを読む
フェリーニの少年時代の思い出。
年上の女性に興味津々だったんだね。笑
ホドロフスキーやクストリッツァに通ずる祝祭感。
1950年代。母の死により口がきけなくなったモリー。マニーは娘のために家政婦コリーナを雇う。コリーナは大卒でライナーノーツのライターを夢見ているが、人種差別に阻まれ家政婦として働いている。
とにかく>>続きを読む
海に始まり海に終わる。
恋人アリアーヌを執拗にストーキングするお坊ちゃんのシモン。彼女が眠っているときしか触れられないシモン。花粉アレルギーのシモン。彼女は女性を愛しているという疑惑に取り憑かれるシ>>続きを読む
かわいい。やってることは別にかわいくないんだけど。二人の会話のちぐはぐな感じとテンポがクセになる。
アケルマンの作品に出てくる人って感情が表に出てこないというか、アンドロイド感強い。それでいて欲求に>>続きを読む
部屋に引きこもり、ちょっと模様替えしてみたり、手紙を書いてみたり、裸で過ごしてみたり。砂糖をスプーンで掬って口に運び続ける女を見る時間はある種の苦行。
空腹に耐えかねて外へ出る。ヒッチハイクでトラッ>>続きを読む
韓国からの国際養子縁組で3歳からアメリカに住むアントニオ。妻キャシーと彼女の連れ子ジェシー、まもなく生まれる娘。経済的にはかなり厳しい状況にあるものの幸せに暮らしていた。これからもそのはずだった。>>続きを読む
“私が悲しいのは私のせい”
おばあちゃんに最後の「さよなら」が言えなかったネリー。母マリオンの生家の片付けにやってきた一家だが、ある朝マリオンが出ていってしまう。その日ネリーは森の中で幼いマリオンに>>続きを読む
気持ち悪い役のレイフ・ファインズ久しぶりに見た。ネズミ捕りの男、とんでもない技を繰り出し、とんでもない曝露話をする。
ベッドで寝ていると、自分の腹の上にアマガサヘビが…アマガサヘビは超危険(RRRにも出てくる)。友人も医師も必死になって男を救おうとする。
蛇の毒には血清で対処できるが、人の口から吐かれた言葉の毒に特>>続きを読む
安定の圧倒的早口台詞。
女装したカンバーバッチかわいい。
裕福なのに、ギャンブルでイカサマするために長い年月かけて修行しようとする心意気に感心。
“踊りなさい、自分を見失わないために"
大学の講義で初めてピナ・バウシュの『春の祭典』の映像を見たときの衝撃が今でも忘れられない。『カフェ・ミュラー』はアルモドバルの『トーク・トゥ・ハー』にも登場し>>続きを読む
クリストファー・ノーランの長編デビュー作。ちょっと期待しすぎた。序盤は割と退屈。モノクロで時系列バラバラで、ちゃんと観てないと誰が何してるのか分からなくなる。
刑事役のジョン・ノーランはおじ。
この>>続きを読む
銃社会とメディアの煽動。
当時の全米ライフル協会の会長として登場したチャールトン・ヘストン、往年の銀幕スターじゃないか。
マリリン・マンソンのインタビューが非常に興味深い。銀行口座開設で銃プレゼン>>続きを読む
アリスが父のとの思い出をデートに置き換えて先輩に話すのも、ふたりが距離を縮めることに嫉妬を覚える花も切ない。まっすぐで、強かで、儚くて、10代は眩しいな。
蒼井優が制服姿でバレエ踊る姿がとてと美しい>>続きを読む
ホームレスではなく、ハウスレス。
終着点のないロードムービー。
様々な理由により、人生の秋にノマドという生き方を選んだ人々。
映像が沁みる。
『戦場にかける橋』といえばクワイ河マーチ。日本軍と連合軍、捕虜と支配者、単純な二項対立じゃないところは面白かった。
それにしても、アメリカ兵シアーズ、一人だけモテすぎでは。
4匹のポッサムみたいな謎の生き物と貴族アルビノネズミのグループが気味の悪い人形を奪い合うストップモーションアニメ。人形のお腹に縫いつけた卵が孵化して、人形よりさらに気味の悪いのが出てくる場面はぞっとす>>続きを読む
リヴァー・フェニックスとキアヌ・リーヴスが美しい。ウド・キアの変態っぷりも最高。
ナルコレプシー持ちのマイクはストリートキッドで男娼。親友スコットは父親が市長で何不自由ない生活だが、親への反発から男>>続きを読む