mc52さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.4

アメリカではクリスマスに観る定番の映画らしい。
良い文化だ、毎年のように観れば確かにこういう強気を挫き弱きを助けるヒーローでありたいと思える。

アメリカでよく不運を被ったひとに対してえらい金額のクラ
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音楽(2019年製作の映画)

4.8

すげぇ

高校生がバンドをやるって話なのに、びっくりするぐらい淡白なシナリオで、なんでこんなにも無表情な主人公で、なんで涙吹き出しそうなほど感情を揺さぶられるんだ、、、、


高校生がバンドやる話なら
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荒野にて(2017年製作の映画)

2.0

15の夜で尾崎豊にバイク盗まれた人の気持ちをつい考えてしまう人には向かない映画


割と良くしてもらってる人の馬と車を盗んでも、無銭飲食しても、お気に入りの盗んだ馬が事故って逃げだしても、泥酔ホームレ
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.9

自宅も、娘も、腕時計も、あるはずなのに無い、ないと思っていたら有る。

もう本当に訳がわからなくて怖いだろうな。
そのくせ、ある瞬間では、娘はパリに行って、自分の家は無く自分は施設にいて下の娘は事故で
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.5

いやぁぁぁぁきっついわ、これ。
これはキツイ。

いやいや主人公の妄想かも、と思わせておいてからの全部現実!!全員敵!!悪魔バンザァァイ!

ずーっと不穏で本当に少しずつ気味が悪くなって
いくのが、本
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

2.4

ずっと不穏な空気を楽しむ映画。

西部劇っぽさがかなりあって、割と気になって最後まで観られるのは確かだが、だからといって中身は無い。笑

敵部隊の身の上話とかそこそこあるのに感情移入できないし、すぐ死
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

この映画を 救いが無い という人が多いが、どう見てもそんなことないだろう。

辛いのは確かだが、明確に働く目的があって、素晴らしい友人達がいて、こんなにも救いに満ちているのに。

確かに不遇ではあった
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.3

長い長いドッキリ、神への挑戦、自由への憧れ。

私の人生も全部ドッキリだったらどうしようかと思う事がよくある。
グランドセフトオートとかオープンワールドゲームでは画面端まで行くのが好きだし、現実でもバ
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紙の月(2014年製作の映画)

2.5

大学生と遊んでる時よりも借用書みたいなの偽造してる時の方が何か没頭していて生き生きしているように感じたな。

となると女性銀行員が大金をもくろむ似たような設定の矢口史靖監督のひみつの花園のほうが面白く
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

2.7

現代の空爆するスタイルになるきっかけとなった戦闘。
この戦いの意義だとか政治的な思想だとかは置いといて、とにかく現場の話。

当然だがゲームのようにHPが1になるまで戦えるわけではなく、脚を撃たれりゃ
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スペシャリスト(1994年製作の映画)

2.7

映画が爆発と筋肉で溢れる時代の映画

テレビ東京の午後のロードショーで観たが、吹き替えがテレビ朝日版で興奮した。
個人的にはやっぱスタローンは佐々木功だ、ロッキーの羽佐間道夫もいいが、玄田哲章はいただ
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ライトハウス(2019年製作の映画)

2.5

酔ってシコる映画。

理解できる、できないはともかく別に面白くはなかった。
が、独特の魅力はある。

デビットリンチしかり監督がこれを作りたかったなら仕方ないし、公開されていて観てみようと思ってしまっ
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.4

すげー怖い映画だった。
老いて孤独になっていくの寂しすぎるわ。震えるわ。

ラーメン屋であるひょうたんとラーメン屋の客と笠智衆の関係性よ。

なんだかもう、ひょうたんが哀れで哀れで、娘も行き遅れたって
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.6

なんんんじゃあその終わり方笑

いろんなフラグが建っていてどう転ぶかわからない中で1番面白くない、もとい刺激の無いルート選択したなって思ってしまった笑

中盤のトラボルタのダンスシーンはめちゃくちゃカ
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.1

圧巻の安藤サクラ祭り。

これがモデル出身の美人とかアイドルちゃんとかが主役だったら全然ダメなんだよ。

なんだよあの地獄みたいなコンビニ。
野菜切ってんのなんなんだよ笑

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

3.9

東京から来た傷心旅行の桃井かおりと、謎の炭坑夫の高倉健がシリアスすぎるところに、武田鉄矢が絶妙にダサくて調子よくって小賢しいのが楽しい。
なんだよ、あ痛ーっす!って笑
百姓がよぉ。

カニからウンコの
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

5.0

コメディでありサスペンスであり人間ドラマであり、とにかくバランスも良いしセンスも好きだ。

親父がラストシーンでビッチ風処女と話してる時のケビンスペイシーの芝居が良い。
我が娘の近況を聞いた時の反応は
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ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)

3.1

支配される側の人間が支配する側の人間に一泡ふかすというのがいつの時代でも受け入れられるのだろう。

夢や、目標や、原動力を失った者たちが一瞬でもいいから輝きたいと願い、行動することこそが美しくて醜くて
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.5

ハートマンの罵倒が1番の見どころであることは間違いない、もう笑っちゃうくらい流暢に次から次へと汚い言葉で新兵をこき下ろす。

"yes"のセリフを100通りに意訳するで悪名高い戸田奈津子の翻訳を却下し
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モンスター上司(2011年製作の映画)

2.7

冷えたバドライト並みにかるーいコメディ。
コメディってやっぱテンポが大事だな。

吹き替えの高木渉のラストの決め台詞最高。

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.2

右手で拳銃をにぎってトリガーのスペースに左手人差し指を入れ、前後に猛烈に動かしてバカバカ連射する初めて見た!
怒りが滲み出ていてやべーな。

予想通り前作の面白さを超えはしないが、監督が変更した続編物
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

1.8

104分だけど長く感じた。

まぁ大人になると一定数こういう人達っているよねって分かってるけど、子供は怖いだろうな。

中学生くらいの頃、携帯でエロサイト見てたら、ご登録ありがとうございます!てなって
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.5

氷だけ舐めたり、食べ残しのカニの脚をじっと見つめたり、やっぱり世間とズレちゃうだろうね。

ラストは救いがあってよかったな。

わかるわかる、ウィルソンはいつも正論ばっかり言ってくるんだよな、ちなみに
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

2.0

個人的にヴァイオレットエヴァーガーデンのストーリーはヴァイオレットが少佐を 失った からストーリーの悲しさや小さな幸せが引き立てられていたと思っているので、
今回の生きていた、しかも親の死に目もくれな
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天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

3.5

後半になるにつれてラスネールが漫画でいうと黒く大きく枠線の太いような、異質な存在に感じてくる、そしてカーテンをめくるとき、完全に単なる役者から乖離するところが実に印象的。

祭りの喧騒に悲しきバチスト
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37セカンズ(2019年製作の映画)

2.8

いい感じに優しい人がたくさん出てくるが、あの甲斐甲斐しい介護士の彼は一体何者なのか分からずじまい。

わざとか知らんけど恋愛感情を見せないから、なんか底知れぬ怖い人に見えるのは私がひねくれてるから?
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.0

ストーリーに抑揚がないっちゃないんだけど、淡々としてるのも良い。

明らかに生まれが違うながらも、その人生の中の僅かな期間、交差する2人に狂おしい切なさがある。

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

2.4

観賞後のわい
「なんやこれ、、、悪夢やんけ」
町山智浩の解説を聴いたわい
「なんやそれ、、、悪夢やんけ」

確かに赤ん坊なんて得体の知れない怪物みたいなものに感じる。

金も無いのに四年もかけて全て自
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.8

愛とは何か、を単純な男女の恋愛に囚われず、親子や友達としても描いている。103分というコンパクトさも心地よい。

いっしょに野生の温泉に浮かんでいるの素晴らしい時間。

小道具としてのヤクルト、確かに
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王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

3.3

鬼作画アニメ。

作画もそうだが設定とか美術等めちゃくちゃ凝ってるのにストーリーに中身が無い。笑
スタッフの平均が24歳だったというのがその辺りに出ているのか。

最後の戦闘シーンは凄すぎ。背景美術の
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

2.9

つまりは全て王の就任の儀だったのね。

ずっと嫌な感じで、登場人物が少ないから本当に息が詰まりそうになる。

最終盤はミッドサマーと似てる。監督はカルト宗教と全裸と儀式が好きなんだな。

母ちゃんも妹
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.2

終わり方が実に潔い!

その後の2度の出会いがあった時の画家の気持ちを想像するといろんな感情が一気に渦を巻いて脳内を駆け巡る。

砂浜ダッシュからの赤ん坊の横で中絶。
堕胎というネガティブな出来事をコ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

燃えさかる
 くまモンをみて
  恍惚かな

昼間に寺や神社での人形供養のお焚き上げにくまモンやらダッフィーやらテディベア等を持って行って微笑めば、それっぽい画が撮れそう。
その際、フルチンの上から給
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トレマーズ(1990年製作の映画)

3.3

良いB級映画。

悪いB級映画はずっとシリアスなのに対して良いB級映画はコミカルなのが良い。
あんなに人が死んだのにな笑

決め事はじゃんけん。カワイイ。
コイントスみたいに気取ってないし。

じゃん
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