mc52さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.0

文太かっけぇぇぇぁぇ
くせぇ!くせぇよ!男と汗の匂いがぷんぷんする臭さ、たまんねぇな!
私は最近、海外のマフィアものを散々観てるし、勿論、面白い物も多いけれど、それらには無い熱さや臭いがこの映画にはあ
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4分間のピアニスト(2006年製作の映画)

3.2

太った看守とか規則に厳しい看守とかは短い時間で、良い部分も悪い部分もちゃんと表している。
メインの2人はもうちょっとくらいかわかりやすくしたらいいのに。
まぁあれが味っちゃ味なんだろうけど。

才能に
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.4

マフィアの幹部より下の連中をメインにしてるのは面白い。

ゴッドファーザーはファンタジー成分が多めだけれどこっちは事実を基にしてる分なかなかリアリティがあった。だけどこれが事実なら事実でとんでもない話
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.4

割とフツーにサスペンス、スリラーしてたけど、やっぱりおかしいし、みんな楽しそう。

オカマの部屋のシーンはかなり好き。
それ一つ一つには大して意味の無い動きや台詞が多くて面白い。
なんもしないけどなん
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(1963年製作の映画)

3.4

昨今のゾンビものに通ずるところが随所に見られた。
しかもゾンビみたいな得体の知れないものではなく、平和の象徴であったり愛の象徴になる鳥を使うのは凄い発想。

前半は退屈な程にキッチリ人物紹介をする辺り
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スパルタンX(1984年製作の映画)

2.8

スパルタンってこのガルウィング食堂車の事だったのね。
しかしなんでスペイン?よくわからん。
クッパにさらわれたピーチを救いに行くみたいな、どーでもいい話の割に長い。

だがこの映画はこれでいい!
大統
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マチェーテ(2010年製作の映画)

3.0

なんかスゲーな。こんなもんを大衆の娯楽として作るアメリカってやっぱり頭おかしい。
いやでも嫌いじゃない。

セインツロウってゲームシリーズ思い出した。

一番凄いのはダニートレホの顔面

かもめ食堂(2005年製作の映画)

2.5

小林聡子、片桐はいり、もたいまさこの3人が主演なら、まあこうなるわな。
場所は同じでもいろんな人が出入りする事でストーリーがうまれる系の話(ってなんか丁度良い用語あるのかな?)にしては別に面白くない。
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東京物語(1953年製作の映画)

4.2

いやぁ情緖のある、日本人が作った日本人を描いた映画って感じがたまらん。

喪服を持って行こうか行くまいかのくだり、長女が催促する形見のくだりは、決して長女が冷たい人ってだけでなく、繋がりが薄くなってし
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オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

3.3

演出家のおっさんも脚本家?のババアも付き合いが良いな。
こんな厄介な女優、どう考えてもスグ降ろされるだろ。
所々良いカットもあったが、
顔もよく見えなかった例の少女が、自分の妄想だと、ガッツリ顔だして
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

2.3

フォレストガンプのフォレストの名前は、黒人虐殺を行い、後に白人至上主義組織KKKを創設した、南軍のフォレスト将軍に由来する。と言う説明から入る。

冒頭から非常に違和感を感じたので調べてみると、なかな
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

1.8

宇宙の真空空間で生身で生きてられるレイアには爆笑。
地上でも無いのに放物線を描くビームの射撃。
細かいところはともかく、大筋も、登場人物達が掘り下げられず感情移入できないから、薄っぺらいし、黒人とアジ
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.4

理想と現実が乖離し、精神的に追い詰められる主人公の苦悩、サスペンス、スリラーとアイドル。
いくつかの要素が見事にミックスされて出来てる。
それでいて81分とコンパクト、素晴らしい。

犯人に対して納得
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.5

大体3時間ぐらいあって、シリアス、コメディ、ラブストーリー、歌と踊りが入っていて、まさしくインド映画。
発展成長著しいインドの、工科大学の光と闇を見事に明るくパワフルに描いている。
かなり説教臭くもあ
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.3

夢の話は個人的にかなり好き。
夢を表現するのにアニメっていいな。
話も分かりやすいしエンターテイメント性もあるし、あの大名行列もかなりの迫力。

前に観た時は、なんか夕方寝ちゃって、深夜に目が覚めたら
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

3.5

暗黒に染まるアルパチーノ演じる、マイケル。
マイケルの配下もまた、常闇のマイケルに疑心暗鬼をおぼえる。
どことなく漂う嫌な空気。
それに晒され行動を起こす者、コルレオーネに忠誠を誓う者それぞれが交錯す
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

2.7

イギリス人監督で、アカデミー映画だけど思ったより全然インド映画だった。

ダークなクライムも歌も踊りもラブストーリーもドキドキハラハラのスリラーもインドの成長も全て入ったまさにカレーみたいな映画。
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

2.8

ジェイクギレンホールは良いし、破壊と再生がテーマの映画は好きだけど、これは自分の趣味じゃなかった。

主人公の設定が恵まれすぎてて、なんとも言えないのと、なによりも、死んだ妻の影が薄すぎて、いまいちど
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ソルジャー・ボーイ(1972年製作の映画)

3.0

ベトナム帰還兵にイージーライダーやらせたら西部劇になっちった映画。

70年代アメリカ映画独特な淡々とした地味さは好き。

実は実際のベトナム帰還兵はイラク帰還兵より殺人を起こしてないって政府の記録が
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.3

個人的には前半かったるいし、ギャグはかなり滑ってる。
ただ、ラストに向かってとにかくアクセル踏みっぱ。
壁にぶつかろうが車が炎上しようが焼死体のまんまアクセル踏みっぱなしの感じは気持ち良い。
中でも星
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.1

アルパチーノが闇の世界にずぶずぶと踏み込んで行く話。

ラストのシーン、扉の向こうでアルパチーノがドンコルレオーネと呼ばれている所。
妻が見たのは、父とは違うと言っていた以前の彼ではなく、完全に闇に染
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007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

2.5

敵の女に騙されたふりして一発ヤッてから、はいもう用無しとばかりに軍警察に引き渡すの笑った。
調べるとジェームズボンドはどうやらかなりの女性差別主義者で007シリーズもイギリス帝国主義的な映画みたいです
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.1

久々にみた。
生きるってのはどういうことかを教わる系の映画でありながら、ポールニューマン主演の暴力脱獄からのオマージュもあり、カタルシスたっぷりで良い。
若干長尺なのは感じるが、飽きずに観れる。
原作
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.7

へーこういう映画なのね、概ね予想通りだけど。
いくつかの要素を込めた少年たちのひと夏の冒険を90分に収めてるのは素晴らしい。

キーファーサザーランドは私生活でもあんな感じだからしょっちゅう捕まるんだ
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.6

アメリカ映画とは思えないほど地味でリアリティのある家族の話を淡々としてる。
観たことないけど小津安二郎の映画とかこんな感じなんじゃなかろうか。

ただ悲劇のシーンに、あんなにも悲しい音楽つけなくてもい
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.6

好き、好き。すごい好き。

陰謀論みたいなのが多い70年代の地味なアメリカ映画と、タイムリープ系のSFに、豪華キャストと、テリーギリアムエッセンスを垂らした映画。
解決する伏線と、解決しない伏線を織り
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イノセンス(2004年製作の映画)

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本作は攻殻機動隊2で、完全な続編なのだが、商業的な理由から攻殻の名を外された。
結果的に成功しているのが悔しいが。

攻殻機動隊がどういうものかと言うのは、一作目、ないしTV版神山攻殻を観てくれとしか
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.1

コメディなホラーだった。
その人達の黒人を見る目は実は羨望であった。的な映画。
オーバー過ぎる音楽はあえてなのかな?
真夜中の全力疾走と、鹿が嫌いって言ってた親父に鹿の角アタックは笑った。

ナッシュビル(1975年製作の映画)

4.2

何じゃこれ!めちゃくちゃキツイ皮肉!!
人が銃で撃たれようが政治がどうなろうと知ったこっちゃない。人生は無意味。
これをみんなで歌う。
一体何を考えているのか、いや何も考えていないのだろう。
南部にい
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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

3.3

1番最初に、「これは実話である」と一文入る。これが萎える。
実話なのは調べりゃ分かるし、PRでも散々言ってるはずだし。
観てる私は、実話が元だろうが今朝見た夢が元だろうが、映画として見てる以上作り物な
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.6

一個人の感情を擬人化して、キャラ付けして、記憶を形あるものとして表現して、脳内を再現するこの発想は素晴らしい。
他のピクサー作品に比べて恐らくかなり地味な部類だと思うが、私はかなり好きだ。

ガムのC
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逆噴射家族(1984年製作の映画)

4.6

映画において破壊と再生は定番だが、とにかく凄いエネルギーで文字通り破壊していく。
時代のせいなのかな、250の2ストバイクみたいな狂ったパワーがある。
すげぇ、すげぇよ本当に。

48時間(1982年製作の映画)

3.3

70年代の渋いアメリカ映画から、現在まで続く派手なハリウッド映画の転換点になるらしい映画で、はみ出しデカ、お調子者、コンビ芸、きついジョークとバイオレンス。的なものの原点みたいな映画らしい。

この頃
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凶悪(2013年製作の映画)

2.6

映画ゾディアックと冷たい熱帯魚を足して2で割ったような映画。

まぁまぁ面白かった。

しかしピエール瀧の顔は面白いなぁ。

実際に事件のあった茨城のあたりを割と最近、原付バイクで旅したが、夜は全く人
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エディ・コイルの友人たち(1973年製作の映画)

3.2

良く言えば渋い、悪く言えば地味。
派手なアクションや銃撃戦も無い。
パララックスビューとかもそうだけど、この70年代アメリカ映画特有の淡々として不気味な感じは好き。

しかし美男も美女も出てこない、小
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ウォーリアー(2011年製作の映画)

4.8

最高の大人のスポ根マンガだった!!

しっかり作りすぎて長尺だし、明らかにご都合主義的なストーリーだし、
アル中、軍隊、父親、ロシアは敵、等のちょっとウンザリするアメリカ要素はあるけどそんなことはどう
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