あさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

六つの心(2006年製作の映画)

3.6

アランレネは耄碌せず。

大好きな『死に至る愛』を想起させるシーケンス感に挿入される降雪のカットが嬉しい。
室内での俯瞰のカットは、劇中の相関図をまるで神の如く認識できるわれわれ鑑賞者という存在を強く
>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

1.6

クレールドゥニのオフ会メモ
・ジャックリヴェットはバスティーユに住んでて、シャンゼリゼにある映画館でしか映画を観ないらしい。(もしかしたら『北の橋』で夜を明かす映画館かも)

・ジャックリヴェットはカ
>>続きを読む

自分に見合った顔(2004年製作の映画)

4.5

終始好き度と理解度が漸近することはなかったが、魂が好きって言ってんねん。

ミゲルゴメスに出会えてよかったわに至る

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

2.1

おもろかった!
-------------
夜明けのすべて 4.6
テルマ&ルイーズ 4kレストア 4.6
けもの 4.5
ドッグマン 4.3
Amanda 4.3
バッドルーテナント リマスター 4
>>続きを読む

Abus de faiblesse(原題)(2013年製作の映画)

2.5

本作はブレイヤらしくなさに意義があるのだろうけどおもしろいかと言われるとおもしろくない。
実話ベースやから劇的に演出すんのもキツいやろし

けもの(仮題)(2023年製作の映画)

4.6

2024年暫定ベスト
紛れもなく今年最高のタイトルバック。
映像表現という点でこういう映画は支持したい。

ラストよ、なんちゅう円環構造の完遂やねん。
時代を経るにつれ変質していく人間性は、シンギュラ
>>続きを読む

ビッグ・イン・ベトナム(2012年製作の映画)

4.0

マンディペよりマティディオプが好き。

どうやって撮ってんだろってクレーンショットが観覧車からだと分かるカットの晴れやかさよ。
冒頭のシーケンスの字幕が画面と被っててほぼ見えないのは残念だた、しょうが
>>続きを読む

グランドマザー(2009年製作の映画)

3.5

ラヴディアスよりブリランテメンドーサが好き、かも

すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

1.7

夕方になるまでシャバすぎた、本当につまらなすぎて途中退出したかった。
けど花火のとこで1カットだけアピチャッポンが宿り、直後シームレスに過去へと繋げる写真のカットで一気にアガるもそこがラストじゃなくて
>>続きを読む

季節のはざまで デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

2.9

イングリッドカーフェンのオトナブルーが観れるのは本作だけ😌😌
個別のエピソードのおもろさが全体のおもろさに繋がらないから、早く終わってほしかった。
そしてサミーフレイはナレーションだけで萎えた
---
>>続きを読む

大切なのは愛すること(1975年製作の映画)

2.7

ラストの円環構造完成と潔さで心動かされるも基本退屈だった

愛していると伝えて(1977年製作の映画)

4.8

フランス映画故に成立する映画が好きだ。

異常性で異常性を上塗りしあう。さながら敗者復活ありの最強異常者決定トーナメントをみているよう。
こいつが一番狂ってんなおもたら、次カットで即座に塗り替えられる
>>続きを読む

熱波(2012年製作の映画)

3.8

ミゲルのゴメスは外さない男。

一部から二部への移行、単純にカットを切るだけなんだがその絶妙さと言ったら映画である意味しか感じられなかった。

どうみても好みの作風だけど旨味たる二部が思ったより楽しめ
>>続きを読む

うつせみ(2004年製作の映画)

4.2

あの画が出発点、目的地どちらであれどこの映画は宇宙

カンツォーネ(2014年製作の映画)

1.9

アリーチェロルヴァケルのワースト。
まあノーカンでもいい気がするけど

アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家(2023年製作の映画)

3.5

ひたすらに生と死の間をいった結果辿り着いた場所。
申し訳ないけどキーファーの作品にほとんど心を動かされなかったからこの点数
-------------
夜明けのすべて 4.6
テルマ&ルイーズ 4kレ
>>続きを読む

Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(2011年製作の映画)

4.2

ヴェンダースのベスト次点。
シアターを離れ、外界にて。そして最後は再びシアターへ、からの俯瞰で見せる踊り。