おりんりんさんの映画レビュー・感想・評価

おりんりん

おりんりん

怪物(2023年製作の映画)

5.0

巨匠御三方による傑作を見れて
本当に良かった
どのシーンもカットも抑揚も
感情の意味を取れて心掴まれた。

多くの見方がこんなに繊細に
ずれていくものなんだと。
いつの世にもある美しくて残酷な話。
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.5

マリーアントワネットを現代ティーンと重ねて描いたのがお洒落になっていて良かったが、退屈の中を浮遊するように過ごすお姫様が主旨なら、行動の心理描写がもっと欲しかった。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.6

アフターサンやっと観れた
本当にすばらしいいいいい…
良い画を撮るねと叫びまくった

映画って良い、映画って良いな。
同カットで視線とフォーカス工夫しただけで心がギュッと掴まれるなんて…

繊細な視線
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エスター(2009年製作の映画)

5.0

子役の演技も上手いし
音の使い方が秀逸
人物設定もめちゃくちゃ良かった

Pearl パール(2022年製作の映画)

5.0

ミアゴスの怪演に拍手。
最後まで惹きつけられて離さなかった。
怖いが一つ一つが迫る。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

余りにも良かった。人生を振り返りこれからを考えるには余りにもタイミングな映画だ。

こういう職業に色眼鏡を持って荒く鬱屈したものを描く映画は多いけど、丁寧に光を拾い上げてしっかり抱きしめる強さを描くヴ
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.9

再鑑賞。
椎名桔平と加瀬亮の魅力にやられる。
役者が役に潰されず輝いてるのを観れる

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

4.3

恋する惑星とか程の画の勢いは無いがやはりどれもカットが美しい。絵になる。
昔よりも曲の挿入がさりげなく、制作で成熟した印象を受ける。
総じてなんて品の良いしっとりエロス。ウォンカーウォイ節って素晴らし
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.5

湿っぽい東京を静かに駆け抜ける中で、じんわりと希望を見出していく様が実写邦画のようだけれども日本人と違う感覚で捉えていて新しく感じた。

やはり孤独を描く舞台には奇々怪界な東京なんだと思う。

美しい
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.0

美しいったらありゃしない。
カメラの主軸がブレずに、平行に滑らかに動くのがあるようでない斬新さだった。それがこの映画のお洒落さを大きく下支えしてる。

あの頃。(2021年製作の映画)

3.8

稀に見る明るくて良い邦画
よく観る嘘くさいドラマテンションに寄らないのが良かった。
空気感とテンポが良い。

太賀めっちゃ良い。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.5

画が良すぎる
一貫して同じ曲使ってくどくないのも不思議に良い
敢えて客観的じゃなくイタい男の頭の中として全体が運んでて良い

ハンニバル(2001年製作の映画)

3.6

長い長い推理ドラマを観る感じで映画にするのは勿体無いような気がした。
羊達の沈黙ほど迫って来なくて残念…

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

3.8

時間の経過がだいぶ飛躍するので前後の繋がりを意識して観るというより、いくつかの大きな枠として俯瞰して観るつもりでいる方が頭が追いつきやすく観やすい映画だと。

中国史の知識がある方が楽しめるが、
妖艶
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