いまはドラマ「ホームランド」シリーズで双極性障害を患った敏腕CIAエージェント役を鬼気迫る演技で魅せているクレア・デインズが、若き日(まだ10・20代?)にジュリエットを演じた傑作。「ロミオとジュリエ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
当時、あの映画史上最も伝説的な大統領演説に歓喜し、そしてラッセル・ケイスの行動に涙したものにとって、誰が続編を予測していただろうか? アクションは派手になった。しかし、「2012」のときにもそうだった>>続きを読む
この壮絶さ。ユナイテッド93便がどのような運命に見舞われたか、知っていようが知らなかろうが関係なく、観る者を絶望に叩き込むこの手法!
ハードボイルドの傑作映画。いまでは考えられないくらいスターキャスト揃い。ギラギラした大阪の描写。悲壮と哀愁と矜持が映える。
虚構が現実を侵食する。
かつてギュンター・グラスが「ブリキの太鼓」で戦前戦中史を描くのに、精神病院の中で元・「成長を止めた3歳の幼児」という突飛な視点を持つ語り手が書いた記述、という手法を採り、読む者>>続きを読む