ひたすら静かな哀しみが張り詰めていてすご〜く良かった……。
こういう削ぎ落とした静謐さこそ小説でもアニメでも漫画でもなく映画でしかできない表現。
なんの説明も音もない中ただそこに佇むゴーストの違和感を>>続きを読む
カトリーヌ・ドヌーヴ、デヴィッド・ボウイ、スーザン・サランドンのゴシックな吸血鬼もの!という最高の素材が揃ってるにも関わらずここまで響かないのは何故…??
パーツごとに見れば耽美な雰囲気と煙草、配置さ>>続きを読む
期待値が高すぎたな。
短編小説の映画化らしいので、ちょっと引き伸ばしすぎた感があるのかも。かなり序盤で大体察してしまい更にどんでん返しがあるのかと思いながら観てしまった。
役者さんのビジュアルと演技>>続きを読む
フェイクシティの名前通りとにかく全部ぶっ壊して終わったって気がする……。
潜入捜査の下りとか他にもシーンごと細やかな演技とか良いところはちょこちょこあるんだけど、全体を通してみると纏まりなくとっ散らか>>続きを読む
やっぱりクリスティナ・リッチ可愛い!意志の強そうな瞳が好き。アダムスファミリー、ウェンズディのイメージだけど茶髪だとかなり現代的に見える。
キャスパーはぼんやりとしか知らなかったけど、こんなストーリー>>続きを読む
調理風景と最後の会食のシーンは楽しい。
ただ肝心のインタビュー部分は素人が家庭用ビデオで録画したようなお粗末さが拭えなかった。声がきちんと入っていないし内容も統一感が薄い。結局最初と最後しか印象に残ら>>続きを読む
ダフトパンクのエレクトロは酩酊できて好き。クラブハウスで大音量で聴きたいな〜。
スタッフや周囲からその人柄を愛されているのがバシバシ伝わってくる良いドキュメンタリーだった。地下鉄を使う堅実な超メジャー>>続きを読む
アクターとして活躍していたオリヴィア・ワイルドさんの初監督作とのこと。
俳優から監督への第一作ともなるとその人脈を活かしたキャスト頼りになりがちだけど、これはちゃんと楽しい!
キャラクターとストーリー>>続きを読む
個人的には尖ってて好きなブランド。
彼女が服をデザインすることは意見を主張することと同義なので、どちらかと言うとデザインの変遷というよりかはそのオピニオンの変遷を見る感じ。
ただ誰しも何かしらの矛盾>>続きを読む
店ごとの口伝や目分量だったカクテルレシピを明文化し、レシピブックを出したチャールズ・シューマンさんが独米仏日のバーを訪れるドキュメンタリー。
淡々とした構成だけど画面が綺麗で安定しているので、ゆったり>>続きを読む
全編通してポップアップブックのように可愛らしくお洒落で軽やかに展開していく天才少年の物語。適宜挟み込まれる図説がラブリー。
半永久機関の発明アイデアがスミソニアンでベアード賞を取り、チグハグで無理解な>>続きを読む
いやもう最高。大好きだわこれ。
始まりから酩酊感ある音楽と映像で、永遠に混じり合わないコーヒーとミルクがかき回されてるような素晴らしいカオスに引き込まれる。
とにかく白の吸血鬼ティルダ・スウィントンと>>続きを読む
世界一美しい本を作り出すというゲルハルト・シュタイデルさんのドキュメンタリー。ドイツの片田舎ゲッティンゲンの小さな印刷会社にもかかわらず、沢山のハイブランド、セレブリティが製本を依頼している。
あら>>続きを読む
トムフォードのミューズを務めたというモデルの経歴を生かして、ハイファッション雑誌のプロデューサーとして辣腕を振るうマドモアゼル・カリーヌのドキュメンタリー。
CRという新しいファッション雑誌の創刊を基>>続きを読む
北欧の真っ白い雪に閉ざされた世界とそこに飛び込んできた存在の赤さとの対比が鮮やかでした。
エリがジャングルジムから降りてきたとき、降りているのに飛んだように見えてハッとした。
ただエリは原作通り少年に>>続きを読む
うーん……
感情の発露が全て怒りと暴力になってしまう主人公が収監後セラピーや同様に収監されていた父との交流で希望を得る……
というのはいいんだけど、父や主人公の感情の動き、思考回路が全く分からず終始置>>続きを読む
未出の名作は、未出だからこそ名作なのだな…と思う。とりあえず熱意と本人の魅力とパワーは十分伝わってきた。
ハイライトはデヴィッド・リンチ版DUNEの失敗を満面の笑みで喜んじゃう人間臭さ。
ただ私が配給>>続きを読む
この緩さと軽快さ好き。
「南極料理人」の沖田監督、役者さんはほぼ素人で構成。とは思えない自然な演技だな〜。すごい。
こんなおばさまいるよね、というキャラクターと服装。ツアー旅行特有のだらけた空気感が絶>>続きを読む
私には合わなかった……。
国をあげて作っただけあって、豪華に完璧に作ってあるんだけど。ハリウッドを意識しすぎたような上滑りのユーモアと古臭い演出、大袈裟な音楽が辛かった。
みんな妙に物分かりが良い善人>>続きを読む
ノルウェーのバレエ教室に通う3人の中学生男子を追った4年間のドキュメンタリー。
至高の天才とか、鬼才のコンクール常勝とかではない、普通の家庭の普通の男の子たち。
同じバレエ教室の女の子たちが気になるし>>続きを読む
静かだからこそ心に深く染み入るものがある。
ソ連解体後の民族と宗教が入り混じる紛争はとてもややこしい。
この映画もジョージアから独立を図るアブハジア自治共和国におけるエストニア人集落でのジョージア人>>続きを読む
古い作品ながらそれを感じさせない名作だった。神に頼らないで生きるべきと豪語する牧師が、それを実践してみせた迫力に気圧される。
ただ、安易な希望に縋らないで実践的に行動せよという主張は分かるけど、緊急時>>続きを読む
迫りくる暖かな声に圧倒され、あぁ歌って本当にいいなと思える。
特にローマのカラカラ劇場でのホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティ、三大テノール揃い踏みでの公演が改めて感動的だ>>続きを読む
清潔感のある画面で食卓が映える。ご飯が美味しそうに見えるのは大事!
器や盛り付けも綺麗。良いフードコーディネーターの人が入ってるんだろうな。
俳優さん方が首が長く体格も良いため、とても現代的でリアリテ>>続きを読む
当時のプロモーション煽り文句は「あなたの想像力なんて、たかが知れている」。
なるほどね〜…。
ホラーの定石を皮肉りおちょくるコミカルパニックホラーかな?
最後なんかはホラーに造詣が深ければもっと楽しめ>>続きを読む
男女の境遇がまるっと変わった世界。
奇妙に感じた筈の世界も1時間も観ていると違和感を忘れて、確かにこういう世界もあり得たかもしれないと思いだす。
実際鳥とか虫とか他の動物では雌が強く雄が着飾る事は珍し>>続きを読む
ネトフリお勧めから前情報無しで視聴したため、最大限楽しめた自負あり。
序盤の少し切ない雰囲気からヒューマンドラマかと観ていたら、続く怒涛の展開に驚愕。予想のしようがない展開。
このノリはもしや?と視聴>>続きを読む
アイリーン・グレイ(オーラ・ブラディ)の横顔を美しく撮ることに全神経注いでいる映画。
モダニズムを演出するためか、直線的でモノクロな画面構成が多い。
徹頭徹尾コルビジェがアイリーンに対してじっとりとし>>続きを読む
タイトルのレベッカは故人で、気配しか出てこない。にも関わらずその存在感は大きく、今生きてる人たちが未だに〝レベッカを取り巻く人々〟でしかないというのが凄い。死後の傷跡によって影絵のように壮絶な迫力のあ>>続きを読む
あぁあ続きが気になるー!
アメリカンコミックが原作だけあってThis is ヒーロー!というような定番ストーリー。でもアメコミ特有のアクがない軽やかな作りが良かった。同性カップルが自然に出てくるのもg>>続きを読む
1960年の詐欺事件を題材にした実話ベース。ただし捜査官役は複数の人物をモデルにした創作だそう。確かにそうしたほうが追いかけっこに焦点が当たり、ストーリーが明確になってわかりやすい。フランク・W・アバ>>続きを読む
とにかく3時間半の視聴は疲れる……!
長時間の拘束だけでもなかなかだけど、その上時系列や場面がぱっぱっと切り変わるから気を抜けない。もう最後らへんは疲労困憊。
ただ画面の郷愁を誘う雰囲気は流石スコセッ>>続きを読む
ポップでキュートなグロテスク!って感じだ……。最初から最後までカラフルな悪夢を見せられてるような、トランスドラッグムービー。
カルトな人気があるのも頷ける、不思議な魅力があった。映像の古さや粗さも相ま>>続きを読む
SNSで過剰にエグゼクティブな音楽イベントを煽り、チケットを数百万円で販売しながら蓋を開ければ素人達の興行で全くイベント準備が進んでおらず潸潸たる結果に……というコミカル映画顔負けのドキュメンタリー。>>続きを読む
すごく良かった!!
カトリックの厳格な保守派であるベネディクト16世と世相に合わせた革新派であるグレゴリオ枢機卿、相容れない二人の歴史的な交流。実話ベースながら勿論その具体的な会話の多くは想像で補われ>>続きを読む
最初から最後までストーリーを観客に理解させよう、ストーリーを紡ごう、という気が一切感じられず全く興味を持てなかった。リピート必須映画との前評判だったけど私には合わなかった。
ただ、最後の曲だけは綺麗で>>続きを読む