大切な人にあんなことを言ってしまったら、この先少女はどういう思いを抱えて生きていくんだろう。
どうしようもない孤独に陥った時、パートナーが描く未来にも自分が居られなかったらどうしたらいいんだろう。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
先生の「このままいなくなっても良いのかよ」っていうセリフ、教育者とは思えない発言で意地悪すぎてショック受けた。あのシーンで行われる祈りは救いではなく義務感による脅迫。
あと花屋のおばちゃん、そんな失礼>>続きを読む
果たすべき約束も目的もない。役割もない。
2人の交流は流れる水のように変化する遊びで、ダンスで、自分らだけのお笑いで、詩だった。楽しい映画。
人間2人が川遊びしている様子を、居合わせた観客全員で見守る>>続きを読む
何のナラティブも持たない自分の経験に、あるいは、誰にも描写されるとも思えない自分の人生に、この映画が重なった。
その途端、取るに足らない自分自身に初めてリアルさを感じて「あ、いまリアル感じてるわ〜」と>>続きを読む
演出の妙が光る社会派エンタメ作品。
街の様子や生活の手触り、格差、貧困、性差などがテンポ良いカメラワークによって描写される。ブレない主眼と映像表現に、この映画の凄みのほとんどが凝縮されていると言っても>>続きを読む
軍人を英雄視するようなやり方は元来好まないのだが流石にこれは見入ってしまった。
政治的/戦略的駆け引きがずっと続くのに観客の集中力を切らさない、きちっと要点を汲み取れるという点で、映像的な説明力が秀で>>続きを読む
血で滑ってずっこけるシーンに喰らいすぎて言葉失った。
放心と動揺、その後続く歴史的屈辱を暗示していてこれこそが映画だって感じです。
沖縄の現状を知らないと日本の現状は見えてこない。
前泊先生の話がたいへん勉強になりました。
喪失の先にも人生は続く。
悲しみの中には確かに、与えられた愛が宿っている。
実際の笑顔の写真を目の当たりにした時、大きく心が揺さぶられました。
戦争や国家による弾圧の歴史は絶対に忘れてはいけないです。
アンダーグラウンドのようなラストシーン。
後半の寓話の美しさに夢中になった。凄すぎる。
死のメタファーとして描かれる狼が良かった。
聖人ラザロは一匹狼。
本当の意味で誠実でありたいと思える名作。
(イタリアでは小作人制度が80年代になる>>続きを読む
多くの人に見てほしいです。
加害の史実と戦争教育による洗脳。これを語らずにはあの戦争がなんだったのか知ることはできない。
自由で思い通りな空想から抜け出して人と関わること。人を好きになること。受け入れて、受け入れられること。しかし自分の世界を壊す必要はない。
可愛らしくてささやかな初期衝動がたくさん詰まった映画。充足感で>>続きを読む
環境に慣れて女性蔑視が内面化してしまう流れから友人が目覚めてくれて良かった。
「フェミニスト・スリラー」っていう宣伝文句おかしすぎるので「ミソジニー撲滅・性的搾取は最低スリラー」とかにしてください>>続きを読む
幸福なラザロ同様、マジックリアリズム映画。
エミール・クストリッツァのアンダーグラウンドの要素を感じた。
死を悲観的に描くのではなく、弔う想いを美しく描いていて、残されたものの悲しみも、故人が確かに>>続きを読む
悪の不確かさ(単純にそう言って良いのかは分からない)、弱きものを懐柔する悍ましさなどが描かれていた。個人的には良かった。
結構酷評が目につくけど単純にシネコン向きの映画とは言えない出来なのにシネコン>>続きを読む
前半めちゃくちゃ泣ける。後半は価値観が古くて今の時代だと可哀想に思う。
音楽やアニメーションの高等教育としてお子様と観ていただくと良いのではないでしょうか。
過去の自分のことかと思った。辛い。
でも、私たちは何度でも歩み出せる。悲劇として終わらせないでいてくれて良かった。
同意のない性交も、あのような公開口淫も、性的暴行である。男女関係なく若者が受ける暴>>続きを読む
リンダはチキンが食べたい、システムクラッシャー、などの系譜の映画
本当に素晴らしかった
自分の幼少期(親が忙しく、祖父母に愛されて育った)を想い泣いた
画と要所要所のセリフはいいが、“おしゃれ映画っぽさ”が悪目立ちする映画だった。
役割の呪縛から解放してくれるような映画
ハリス・ディキンソン好き
ウェス・アンダーソン作品、アフターサン、フロリダプロジェクトなどを思わせる。監督の経歴とかもっと具体的に調べてみたい。