たまごさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

4.1

ブックスマートが大好きなので絶対外せない作品!ってことでFilmarks試写会で一足先に。

大人達は変な演技指導ばかりしてるけど、子供達の演劇への姿勢は真剣そのもの。
学校や家以外の居場所って絶対大
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エッフェル塔~創造者の愛~(2021年製作の映画)

3.8

予算の問題がどうなったのか良く分からずだったが、CGを駆使した建設シーンは鳥肌立つ所もあった。
漏水のシーン、ドキドキした。

もう「A」にしか見えないね。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.9

今の時代、特に日本では成立しないであろうロードムービー。不器用な2人の手探りな出会いは、今や懐かしいような感覚だった。

表も裏もないシンプルなリョーハ(秘密の1つでも欲しかった)と、明らかに無理して
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スウィート・シング(2020年製作の映画)

4.4

たまたまクリスマスに観られた。

モノクロな世界の中にも、色彩を感じられる作品だった。
ビリー・ホリデイの半生と否応無しに重ねて見てしまう。ビリーの名が全て表してるね。

ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.5

結果的にスター選手となった事を知っているから安心して見られるわけだけど、
やっぱり暴走、狂気じみた執念の方が勝ってるかな。
あらゆる意味でKing。決して、単なる英雄ではないと思う。

彼女たちの革命前夜(2019年製作の映画)

4.5

先進国の白人の視点だけにならないように、意識的に複数の視点から描いていて好感。BBC Filmsだけあって。
性差別構造を利用しなければ、自身の存在を示すことができない立場もある。
家父長制反対は当然
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.7

タイトルを裏切り、極めて社会的メッセージが強かった。ファミリーツリーと国の歴史が重ねる構造は秀逸。

血が繋がっていなくても家族ということを強調する映画も多いけれど、この映画はむしろ逆。
所詮、我々は
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私は世界一幸運よ(2022年製作の映画)

4.5

事件で障害を負った被害者、というだけで世間は同情する。ましてや、銃規制のリーダー的存在であれば。車椅子に乗った銃規制論者に対しては、異論を唱えること自体がタブーみたいになってしまいそう。
どうしても声
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.7

史実を織り込んで、19世紀の時代背景がフルに活きていて、単なるミステリー、エンタメ作品とは一線を画している。
エノーラが主役でないといけない理由がちゃんとあった。
兄もサブキャラに落ちることなく欠かせ
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

4.7

魔法のような時間だった。
ファンタジーでも、御涙頂戴的でもなく、本当に優しさが際立つ映画。

手話でもニ胡でも、思いは十分すぎるほど伝わってる。言葉なんてちっぽけだ。
多文化を生き抜く共通言語は、優し
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.8

アミンのパーソナルストーリーではあるものの、アニメで抽象化されると、主語が何千何万の名も無き「難民」として映った。

アニメでなくても安心して語れる日が来てほしい。

チルドレン・アクト(2017年製作の映画)

3.7

生まれて以来の支柱だった信仰を失った時、生きるも死ぬも自分の自由だけれど…
神を理由にしてしまえば何も簡単で、自分の頭だけで判断しなければならない世界って、こんなにも不安定なのか。

コミュニティを脱
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

4.2

A面では雰囲気重視なオシャレ映画??
と思いきや、そのまま終わるわけなく。
A面は、ほぼ前振り。裏切られたー。

バッドジーニアスはエンタメ映画を装いつつ苦々しさ満載だったが、やはりという感じ。

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