かまたまさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

かまたま

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461個のおべんとう(2020年製作の映画)

4.0

実話エッセイの映画化。

高校3年間お弁当を作り続けたミュージシャンの父(井ノ原快彦)と、内気な性格の息子(道枝駿佑:なにわ男子)。
キャスティングがベストマッチですね。
ほんとの親子みたいでした。
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おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

3.5

だらしないおとなたち。
だけど、それを解決できる力を持っているのもやっぱりおとな。

泥沼すぎて胸苦しい、ブラックなコメディー。
元祖はイタリア?何ヵ国でもリメイクされてきたというだけあって、さすがに
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

2.5

パッとしない日常の日々の中ですっかり忘れ去っていた高校生活。その頃中心にいたのが破天荒な佐々木だった。佐々木との日々を思い出す中で主人公の気持ちに変化が生まれはじめる。

佐々木は、きっと主人公の心の
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水上のフライト(2020年製作の映画)

2.5

パラリンピック開催中なので、パラスポーツもの、借りてみました。

走り高跳びでオリンピックを目指す女子大生が交通事故で下半身不随となり、パラカヌーで再起を図る。

ありがち…いや、王道の展開と言った方
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.5

三国志のことよく知らないんでちょっと構えての鑑賞。

要するに三国志のパロディでベタなコメディーな訳だけど、知らなくても大丈夫。
三国志に興味わきました。

キャストのキャラがみんなしっかり立ってる。
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.0

第二次世界大戦に突入していく日本。ある国家機密を知ることになった貿易商が日本国民としてではなく、人として正しいと信じる道を進もうとするのだが…という、実際にありそうな話のフィクション。

蒼井優が見事
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.0

R-15指定。バイオレンス、グロ、ちょっと性描写。

卑屈な奥手男子の岡田くん(濱田岳)と、猟奇的な殺人に突っ走ってしまう森田くん(森田剛)。
対照的すぎる同級生2人のエピソードが恐ろしさを強調する。
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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

3.5

同名小説の映画化。
安楽死を請け負う謎の人物は犯罪者か救世主か。
アメリカで実際に起きた事件がモチーフ。

社会派の作品かと期待したけど、結果的にはエンタメ系の刑事ドラマといった印象の映画でした。
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

35年前日本を震撼させた未解決事件に自分が加担していたことを知った青年(星野源)
それまでの当たり前の日常が一気に揺らいでしまう。

物語自体はフィクションだけど実際に起きた「グリコ・森永事件」を徹底
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.5

30代おひとりさま女子の苦悩と孤独。
女性は共感できる人多いのかな。感覚が今ひとつピンとこなかったけど、せつなくなった。
コメディかと思って油断してたら不意打ちをくらった感じ。

AWAKE(2019年製作の映画)

4.0

プロ棋士対AIの電王戦。
実際の物語をモチーフにした創作。

どこまで創作なんだろうとググってみたらAWAKEの開発者ってホントに奨励会在籍者だったんですね。

今は一定の役割を終えて終了したという電
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.0

ちょっと奥手で不器用な女子高生が、ちょっと不思議お婆さんと出会って…

清原果耶って、魅力的な女優さんですね。
ちょっと物憂げな表情がいい。

浅田家!(2020年製作の映画)

4.5

ちょっと変わった家族写真で写真界の芥川賞と呼ばれる賞を取った写真家の実話に基づく物語。

この映画を知った時は一冊の写真集がどんな映画になるんだろうと疑問だったけど、なるほど、そっか。
成功の影に浅田
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.5

特別養子縁組について、制度を多く語るでもなく、無理に押し付けるでもなく、キレイにまとめるでもなく、無理に誇張するでもなく、ガツンとストレートにぶつけられた。
そんな感じの映画でした。

ドキュメンタリ
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星の子(2020年製作の映画)

4.0

病弱な娘を救うために新興宗教にのめり込んでしまった両親と、その娘。
大好きな両親だけど、娘は成長するにつれて少しずつ家庭の違和感を感じはじめる。

自分が信じてきたものって、そう簡単には変えられないし
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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007年製作の映画)

4.0

本屋大賞(第3回(2006))を受賞したリリーフランキーの自伝的小説の映画化。
映画は日本アカデミー賞(第31回(2008))5冠獲得。

母を亡くすまでの親子の物語。
自由な父と、その血を引く息子。
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羊とオオカミの恋と殺人(2019年製作の映画)

3.0

人生に絶望した青年と隣人の美少女殺人鬼の恋。

PG-12の猟奇的ラブコメ。

血しぶき多めだしヒロインサイコパスだし、あんまり笑えないけど、ありえない設定だけに殺人シーンもフィクションとして割り切っ
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幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

4.0

重松清の書くステップファミリーの物語。

「ステップ」は前向きで明るい展開だったけど、こちらはずいぶんと陰鬱な展開。

そりゃ両親の離婚再婚は子どもにとっては大事件ですよね。

親の役割を考えさせられ
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バースデーカード(2016年製作の映画)

4.5

10歳の時に亡くなった母から、約束どおり毎年届くバースデーカード。

母に会えたような喜びと、もう会えない悔しさ。
いろんな思いを抱えながら母の手紙を通して成長する娘。

あまり期待してなかったけど
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陰日向に咲く(2008年製作の映画)

3.0

劇団ひとり原作。
パチンコ依存、ホームレス、売れない芸人…日の当たらない生活をおくる人たちの人生が交錯する物語。

一人ひとりのエピソードにはあまり惹かれなかったけど、人物が少しずつつながっていく展開
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罪の余白(2015年製作の映画)

3.0

イジメによる女子高生の自殺。被害児の父が真相を追求していくサスペンス。

不自然な展開がちょいちょい気になるけど、雰囲気で押し通している感じ。

重苦しい映画でした。

主犯格の子(吉本実憂)の存在感
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舞妓 Haaaan!!!(2007年製作の映画)

2.5

ハイテンションドタバタ舞妓コメディーとでも呼んだらいいのでしょうか。

ちょっと波に乗れなくて迷子になってしまいました。

お座敷遊び楽しそう。

ちょい役で出る植木等がおじさんにはちょっとうれしい。
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さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

3.5

歌舞伎町のとあるラブホテルに集まるワケアリなカップルたちの1日。R-15指定。

NHKの「ドキュメント72時間」のようで、それぞれのカップルの人生に思いをはせる感覚よかったです。

ジヌよさらば かむろば村へ(2015年製作の映画)

3.5

お金アレルギーの青年が、一銭も使わない生活を目指して東北の限界集落に逃げ込んだはいいが、個性あふれる村人たちにもまれて…という不思議な世界観のコメディー作品。

ちょっとついていけないシュールな展開が
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(2020年製作の映画)

3.5

主人公2人が運命の赤い糸でつながる物語。
でも、実は周りの人たちや出来事もみんなつながってるみたいだね、という話。

ベタな展開ではあるけど、
その分安心して見ることができました。

「糸」だけでなく
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味園ユニバース(2015年製作の映画)

4.0

記憶をなくした謎の歌ウマ男は実は…

予告編見てコメディータッチの物語だと勝手に勘違い。がっつりシリアスなドラマものでした。
渋谷すばるの歌がうま過ぎて、歌を見せるためにあるような映画。
挿入歌かっこ
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.5

太平洋戦争開戦80年。
前回開戦の火蓋を切った山本五十六の映画を見たので、今回は終戦の映画。
終戦を決めた最後の内閣とその周辺の人々を描く。

豪華俳優陣による熱く迫真に迫る演技。
ほぼ解説ないので、
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ぐらんぶる(2019年製作の映画)

3.0

全裸系ダイビングサークルで過ごすおバカな全力キャンパスライフ。

原作マンガ知らずに見ました。

最後まで理解しがたい独特な世界観。
ものすごくくだらないけど、なんか登場人物みんな必死なもんで目が離せ
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もみの家(2019年製作の映画)

3.5

不登校の女子高生が自立支援のための施設で心を開いていく物語。

よくある展開。少し善意を押しつけられた感を感じる。
けど、ちょっとしたその場の出来事や会話の一つ一つが主人公の心を少しずつ動かしていく描
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聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-(2011年製作の映画)

4.0

名前は知ってても何をしたのかよく知らなかった人、山本五十六。
「第二次世界大戦を推し進めた軍人の生き様をきれいごととして語られても理解できない」と思っていた無知な自分が情けない。

戦争を進めたのは頭
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くちびるに歌を(2015年製作の映画)

4.5

どう見ても訳ありの美人ピアニストが、里帰りした長崎県の五島列島の中学校で臨時の音楽教師と合唱部の顧問を引き受ける。

教師と生徒たちが互いを理解しあっていくという、よくある話だけど、
映画の主題歌でも
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少女たちの羅針盤(2010年製作の映画)

3.0

女子高生の青春×サスペンス。

演劇に夢中だった仲良し4人組のメンバーに起きた殺人事件。誰が誰を殺したのか。

原作は第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作受賞作品とのことで映画も福山が舞台。
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感染列島(2008年製作の映画)

3.0

謎のウイルスが日本を襲うパニック映画。

新型コロナがちょっと収まってきた今だから、やっと鑑賞。
それでも気が滅入る内容。

科学技術が発展した現代にあってもコロナでこれだけ大混乱。
感染力が高くって
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

3.5

「あいつ痛いやつだな」と遠くから笑ってる方が痛い存在だったりして。

思えば若い頃って自分の価値観をわかってもらいたくて、一生懸命周りに語ってたなぁ。
思い出せば恥ずかしくて仕方のない黒歴史。

若気
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桜、ふたたびの加奈子(2013年製作の映画)

3.0

娘の死を受け入れられない母。
強すぎる思いが少しずつ現実を歪めていく。

子を思う母の思いの強さがテーマと言えるのでしょうかね。

映画公開からほどなくしてゴーストライター問題で一気に話題の人となって
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闇の子供たち(2008年製作の映画)

2.5

闇で取引される子どもたちの命。
人身売買に立ち向かう人たちの社会派映画。
PG-12指定だそうです。

こんなことほんとにあったら嫌だけど、「フィクションだからどうとでも書けるよね」と思ってしまうと、
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