かまたまさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

かまたま

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仮面病棟(2020年製作の映画)

3.0

ちょっと訳ありっぽい病院の当直バイトを任されることになった若い医師が、強盗犯の病院立てこもり事件に巻き込まれるミステリー。

違和感のある不自然な展開が途中あちこち気になるんだけど、一応最後にタネ明か
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グッドモーニングショー(2016年製作の映画)

4.0

崖っぷちのワイドショーのキャスターが大事件に巻き込まれるコメディー。

二枚目と三枚目を行き来する役回りは中井貴一ならではって感じですね。
内容は薄い感じあったけど、テンポが良くて、見ていて気持ちのい
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シュガー&スパイス 風味絶佳(2006年製作の映画)

3.0

初恋映画。

翻弄されっぱなしの甘酸っぱくてほろ苦い初恋。
なんだか昔のことを思い出してしまったです。

ちょいちょい入るおとぼけお笑い要素は物語を引き立てるための演出なんだろうけどなんだかちょっと…
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何者(2016年製作の映画)

4.0

就職氷河期の現代の就活を舞台にした物語。
就活をテーマにした映画というとバブル期の就活を描いた「就職戦線異状なし」を真っ先に思い出すけど、正に対をなすような作品ですよねー。
時代が変わればこうも違うの
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ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

3.5

母の病気を機にバラバラだった家族の気持ちが少しずつつながりはじめる。

家族って近すぎる存在だからこそ本音で話せないことも多いですよね、確かに。

家族を大切にしたい、と思える映画でした。

カツベン!(2019年製作の映画)

3.5

流行りの鬼滅の刃と同じ大正時代の物語。(全然関係ないけど…)

当時「活動写真」と呼ばれたサイレント映画に語りと解説を加える日本ならではの「活動弁士」にまつわる物語。

周防正行監督らしいコメディタッ
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震える舌(1980年製作の映画)

2.0

「破傷風は怖い」という教育映画のような内容でした。

ワクチン接種であまり聞かれなくなった病気。こんなに大変な病気だったとは…
破傷風のことがよくわかりました。
予防接種って大事なんですね。

ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

DVと子どもへの虐待に耐えられなかった母が夫を殺めてしまう。
「子どものためを思って」と自分を正当化するしかない母だったが、母の行動が子どもたちの生活に与えた影響は大きすぎた。

家族が家族と向き合う
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.0

R-15指定。
性描写、暴力、薬物。

川のほとりの死体に惹きつけられる若者たちの物語。

みんな心に大きなキズを抱えていて、傷んでいる。
悪気はないのに人を傷つけ、また自分が傷ついてしまう。

生き
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.5

シリーズ3部作一通り見終わっておもしろかったので2巡目。

前作から2年経って高3になった主人公たち。

百人一首の詩のおもしろさ、
競技かるたの魅力、
登場人物の個性、
どれも3作の中で一番感じられ
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

4.0

シリーズ3部作一通り見終わっておもしろかったので2巡目。

「広瀬すずはかわいいだけじゃない」と思い知らされた作品。

おもしろいにはおもしろいけど、
どうしたって3部作の2本目なので
一本の作品とし
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.0

シリーズ3部作一通り見終わっておもしろかったので2巡目。

原作読んでないし百人一首知らないけど、自然な解説も入ってふつうに楽しめます。
競技かるたも百人一首もおもしろそう。
一応物語も一区切りつくの
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.0

法廷ドラマ。
真実よりも戦術を重視する弁護士が、動機の不明な殺人事件の被疑者と向き合う。

裁判は何のためにするものなのか。
誰が誰を裁けるのか。
弁護士が戦っている相手は誰なのか。

登場人物それぞ
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寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

4.0

原作読まないまま、前作に惹きつけられての鑑賞。

今回のテーマもやっぱり
人間と寄生獣の共生。
SFとはいえ人間の存在意義とかいろいろ考えさせてくれます。

一作目では存在感があまり目立たなかった深津
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

R-15指定。

訳あってフリーターをしている男が、せまい町の中で必死に不器用にしか生きられない姉弟に出会う、社会の闇系映画。
したたかにずる賢く生きている男との対比が残酷で辛い。

姉(池脇千鶴)の
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SCOOP!(2016年製作の映画)

4.0

落ちぶれパパラッチ(福山雅治)と、新人記者(二階堂ふみ)の凸凹コンビが写真週刊誌で特大スクープを狙う。

テンポが良くて深く考え込まずに見られるエンタメドラマ。
リリーフランキーをはじめ、みんなハマり
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江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

4.5

3度目くらいの視聴。

土方巽の暗黒舞踏。
踊る女体。
唐突にはじまる由利徹のコント。
突然高らかな笑いとともに現れる明智小五郎。
ラストの花火。

驚きの展開の連続で
これぞまさにエンターテイメント
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.5

原作のこと全く知らず、旧作なりたてコーナーに並んでたので借りてみました。

「殺すぞ」「死ね」が口ぐせの彼。わけもわからず「死にたい」と言ってはリストカットを繰り返す彼女。

最初はこの2人の会話を聞
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恋と嘘(2017年製作の映画)

2.0

少子化対策として、遺伝子情報に基づいて定められた最良の伴侶が政府から通知され、結婚が推奨される軽い異世界もの。

普段、恋愛映画はあまり見ないんですけど、設定がおもしろそうなので借りて見ました。

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39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

4.0

刑法第39条によって、心神喪失者の犯した罪は責任能力がないものとして処罰されず、また、心神耗弱者の犯した罪については減刑される。

解離性同一性障害(いわゆる多重人格)が疑われる1人の男の裁判を通して
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

2.0

原作の漫画は未読です。

ぶっ飛んだ鬼才の文学少女とその周りにいる人たちの話。

どうにもメインのキャラが最後までつかめなくて残念。共感しにくい。

人の価値観はまちまちなんだし、おもしろい小説とおも
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ミックス。(2017年製作の映画)

4.0

元天才卓球少女と卓球初心者の訳ありの男がひょんなことから卓球のミックスペアになって日本一を目指すスポ根コメディ。

意外性はないけど安心して見られるっていいですね。

新垣結衣もかわいいけど、ちょい役
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.5

これで長いエヴァの歴史にようやく幕を下ろせることができましたかね。

良い評価が多い中で申し訳ないですけど、個人的にはTV版が一番好きです。
限られた製作時間と予算の中でスタッフのものすごいエネルギー
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愚行録(2017年製作の映画)

3.5

迷宮入りした1年前のエリート一家殺害事件を追う週刊誌の記者。
世間から忘れ去られた事件を今更ながらにこだわり続けて追う記者はある事情を抱えていた。

人間模様の表と裏を描くミステリー。
重たい気持ちに
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

4.0

精神科の閉鎖病棟に入院する患者たちの話。
ある人は自ら入院の道を選び、ある人は否応なく入院させられる。
共通するのは社会から居場所を追われた人たち。

みなそれぞれに人には言えない事情を抱えていて、
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.5

エヴァはテレビ版から繰り返し何度も見続けて、新劇場版も「序」「破」「Q」と映画館で観てきました。

ただ、正直もうテレビ版の頃のような衝撃は期待できないだろうし、物語もこんがらがってわけわかんなくなっ
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寄生獣(2014年製作の映画)

4.0

グロいのが苦手なので、原作も含めてこれまでずっと見るのを避けてきたけど、

なんだ。
思いの外ちゃんと完成されたドラマなんですね。
そこまでグロくもないし。
人が人として生きる意味みたいなの考えさせら
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.0

エヴァはテレビ版から繰り返し何度も見続けて、新劇場版も「序」「破」「Q」と映画館で観てきました。

ただ、正直もうテレビ版の頃のような衝撃は期待できないだろうし、物語もこんがらがってわけわかんなくなっ
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終わった人(2018年製作の映画)

3.5

終わった人の話かと思ったら、まだまだ終われない人の話でした。

コメディーかと思って油断してたら、シリアスな社会派ドラマでした。

三枚目と二枚目を行ったり来たりする舘ひろしがいい味出してました。

楽園(2019年製作の映画)

3.0

とある田舎の集落で起きた少女の行方不明事件。

そこから集落の見せかけの平和が少しずつ壊れ始める。

当然のようにその地域で暮らしてきた人たちと、その地域で暮らさざるを得なかった人たち。

集団の力は
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俺はまだ本気出してないだけ(2013年製作の映画)

3.0

会社勤めに限界を感じた冴えない中年男性がある日唐突に「マンガ家になる」と宣言してみたものの…

原作マンガは未読です。

お気軽コメディー。
キャスティングがいいですね。みんな魅力的。
特に堤真一、生
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

4.5

ウォーターボーイズ、スウィングガールズの矢口史靖監督。

ある日突然全ての電気製品が使えなくなった東京からある家族が脱出を試みる…

パニック映画にもなりそうな深刻な内容の話だけど、そこは矢口監督らし
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スウィングガールズ(2004年製作の映画)

5.0

久々の鑑賞。もう何度観たことか。

東北の片田舎の落ちこぼれ女子高校生がビッグバンドを組んで、ジャズを演奏する青春コメディ。
矢口史靖監督の全盛期の作品ってとこでしょうか。

上野樹里に貫地谷しほり、
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ノルウェイの森(2010年製作の映画)

2.0

村上春樹の有名すぎる小説の映画化。
小説は読んでないけど、おのずと期待は高まっちゃうじゃないですか。

けど、
んー。期待値上げすぎちゃったのかな。

「やりたい」とか「濡れちゃう」とか、ただの下品で
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ギャラクシー街道(2015年製作の映画)

2.5

三谷幸喜の作品は好きなので、そこそこ観てたはずだったけど、なんとなく飛ばしていた一本。

さびれた宇宙の街道沿いにあるハンバーガーショップで起こる人間模様。

一つの舞台で起こるドタバタ劇は三谷幸喜ら
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.0

東京で活躍する女性CMディレクターが、謎の友人を連れて大嫌いな故郷に帰ることに。
故郷は思ったとおり魅力がない場所だった…はずだけど、友人のおかげで過去の自分と向き合いはじめる主人公。

不思議な演出
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