ちぇりさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アニメ映画と普通の映画じゃ評価軸が違うからいつものように星がいくつくらいか考えるのは難しいけれど、アニメ映画としてはグラフィックもよく内容も面白かったのでよい映画だと思う。
一般観客からの評価は高く、
>>続きを読む

Nice Time(原題)(1957年製作の映画)

-

イギリスの「フリー・シネマ(自由な映画)」から生まれたショートフィルム。フリー・シネマは、それまでのイギリスのドキュメンタリー映画における、客観性を装う見せかけの口実を一切拒絶し、社会に「個人」として>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

レイトショーで見たから帰り道ちょっと怖かった。
エスターシリーズのサイコホラーは怖いけどエスターが賢くてなんだか少しスッキリするホラーのように感じてきた。前日譚から見守っていると、エスターが段々可愛く
>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

これは普遍的な愛の物語などでは無い。日本における現行の社会システムから弾かれた人々の、愛と弔いの物語。
主人公の浩輔は、千葉の田舎でいじめを受けながら、自分のセクシュアリティを隠して生きてきた。そんな
>>続きを読む

his(2020年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ずっと前から気になってい作品をやっと視聴。ゲイ同士の恋愛だけど、片方に娘がいるという少し変わった状況設定で、同性愛や同性婚を取り巻く世間の現状と、父親と母親の親権争いという二つのことを主にテーマとして>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.9

さすが名作。ラブロマンスの超古典。
ジュリア・ロバーツ可愛すぎ、ヒュー・グラント顔優しすぎ。超人気ハリウッドスターのアナと、冴えない本屋店主のタッカーの身分違いの恋っていう設定だけど、アナがタッカーに
>>続きを読む

キュリー夫妻/その愛と情熱(1996年製作の映画)

4.5

映画としての完成度どうこうというより、こういう伝記的な作品が好きなので見ていて楽しかった。キュリー夫妻の放射能の発見や、その後のラジウムとポロニウムという新物質の発見の過程と苦悩を知ることが出来て面白>>続きを読む

ボーイズ・イン・ザ・バンド(2020年製作の映画)

5.0

本当は1970年版を見たかったけど、今はなかなか入手出来ないので2020年に再映画化されたこちらを鑑賞。
1968年のアメリカ・ハリウッドにおけるプロダクション・コードからの解放と、1969年のストー
>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

血がたくさん出たりナイフで切ったり刺したりというグロテスクさはもちろんのこと、薄暗いトンネルの向こうに誰か人がいるとか昼間に家の庭に不審者が堂々と入ってきてこちらを見ているというような不気味な怖さも満>>続きを読む

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

私の好きなバレエ映画。バレエや踊りを題材とする映画は、ストーリーはもちろんだけど劇中のダンスシーンに目を奪われる。バレエに目覚めたビリーがぎこちない動きで女の子たちのバレエの練習に混ざるシーンも、そこ>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

綺麗で、美しくて、艶っぽくて、物悲しい。
激しい感情の起伏は無いけれど、見終わったあとには確実に美しくも悲しい後味が心に残る。互いを知り、恋に落ちる。限られた時間で精一杯愛し合う。でも、そこまで。当時
>>続きを読む

キューティー&ボクサー(2013年製作の映画)

4.0

篠原有司男は、1960年に日本で結成された芸術集団「ネオダダイズム・オルガナイガーズ」の中心的メンバーで、パフォーミングアートで有名である。のちにボクシング・ペインティングで有名となり、1969年、さ>>続きを読む

海辺の家(2001年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

余命宣告を受けた建築家のジョージが、失っていた愛と夢を取り戻してゆく物語。良質な家族愛についての作品だった。
別れた妻との間の息子サムも、昔は素直で可愛かったのに、今ではすっかりグレて薬物に手を染めて
>>続きを読む

第8日の夜(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

この作品に限った話では無いけど、ホラーは記憶に残るというよりはその場限りのエンターテイメント。今回も深夜に友達とハラハラドキドキを楽しめた。
2500年前に妖怪の赤い目と黒い目を釈迦が封印し〜、とか最
>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まあ流石に良い映画ではある。是枝監督の作品はとっても有名だけど何故か観たことの無いものが多かったので、とりあえず観れたことにも満足。
家族は血か、それとも時間か。
都内の高層マンションに住む裕福で静か
>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.2

正直私も「結局どういうことだったの?」「真相は何?」と思って、サスペンスやミステリーにありがちなスッキリした解決を求めてしまうから、見終わったあと理解が追いつかないモヤモヤがあり、他の人の意見やネタバ>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.9

「アデル、ブルーは熱い色」というタイトルから素晴らしくて、ずっと観たいと思っていた作品。3時間とやや長めの映画なのでいつ観ようか迷っていたが、10月にNetflixでの配信が終わるとのことで急いで視聴>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ハーレークイーンというキャラクターは好きだけど、映画を見たことがなかったので彼女の作品を視聴。とりあえずNetflixにあったのを観たけど、私の想像してたやつと少し違った笑
後から調べてみると、わたし
>>続きを読む

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

2022年公開のガリレオシリーズ「沈黙のパレード」を観て、福山雅治熱がぶり返し、未視聴だった主演作をやっと視聴。美しいだけじゃない、苦くて切ない大人の恋愛。
ギターの奏でる優しい音色と、パリ、ニューヨ
>>続きを読む

プラチナデータ(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

確かなんか水原希子がサヴァン症候群の天才の役だった?記憶。そのシーンをよく覚えている。内容自体はあんまり覚えていないけど、登場人物の設定とか人物造形が魅力的だったのはよく覚えている。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

もう本当に最高。
第1期のメンバーが再集結してくれたただけでも感無量。ドラマでは2期からヒロインが代わって、スペシャルドラマも新木優子さんがやってたけど、やっぱりガリレオには柴咲コウだよね。ほんとに嬉
>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

内容にすごく感動したとかは無いけど、まぁハリウッドらしく派手で豪華な演出と、ロングヘアのブラピがいるからもうそれだけでお腹いっぱいかも。どんなプラピも好きだけど、ちょっと髪長くてそれを後ろでくくるシー>>続きを読む

PとJK(2017年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

駄作も駄作!超駄作!

原作の漫画が大好きなだけあって、映画化はちょっと、、、って思ってたけど、見ないことには何も言えないと思って見てみたらやっぱりダメでした!!笑
まず内容が端折られ過ぎてて話につい
>>続きを読む

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人生初の映画試写会。映画の内容もそこそこに、上演後の監督の対談が面白かった。

映画全体は穏やかな雰囲気で、ゆったりしたカット割りが多く展開の大きな盛り上がりとかも無いからちょっと掴みどころが無いよう
>>続きを読む

ヒロシマモナムール/二十四時間の情事(1959年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

「二十四時間の情事」は、監督アラン・レネ、脚本マルグリット・デュラスによって1959年に制作された日本とフランスの映画である。フランス語の原題は“HIROSHIMA MON AMOUR”で日本語訳が「>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

5.0

原作の小説を割とスッキリさせたような内容だったけれど、俳優さんたちの演技が素晴らしく涙無しでは見られない映画だった。映画をみて感じるのは、悔しさ、悲しさ、もどかしさ。日常の色んな場面に潜む小さな女性差>>続きを読む

バーレスク(2010年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

非常に好きなジャンルの映画。
パフォーマンスのシーンは何度も見返したくなるほど素敵で、洋楽や2000年代のレディ・ガガあたりのアーティストが好きな人にはとても刺さるパフォーマンスがいくつもあった。
>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

5.0

No matter how much we wish, we can't go back to the past.
I may never be able to say the words I lov
>>続きを読む

色男ホ・セク(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

一応ジャンルとしては、朝鮮時代、そして今もなお韓国に残る性差別や男尊女卑の社会通念を批判した問題提起的な作品とされるが、基本的にコメディ色が強い。ジュノの多様な演技を見ることができ、重たい雰囲気という>>続きを読む

斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

原作の漫画やアニメを全く観ていない状態でみたので、普通のコメディ映画として見れた。アニメの実写版はコケることが多いけど、他を見てなければ比較対象が無いので何とも思わなかった。普通にコメディ映画としては>>続きを読む