思い返せば色々とあったけど、結局、終盤のひまわり畑が全部持っていった。
壁の絵→ひまわり畑のショットの連鎖は、
イオセリアーニ『素敵な歌と舟はゆく』の美しすぎるあのラストの、窓→海の連鎖を思いだして>>続きを読む
序盤の、按摩が女の部屋に入って頭を下げる、宿の女中が階段を降りていく動きに連なるように、カメラが右になめらかな横移動をするところが気持ちいい。
按摩が女とすれ違うシーンの切り返しがすごい。ここで無>>続きを読む
日本にはまだこんなすごい映画があったんだという衝撃。
一見チープで粗っぽく見せておいての、突然のなんか不穏なノイズ音やフィルム撮影、手ぶれしまくりの屋外での美しい長回しなど、要所要所で引っかかりが>>続きを読む
まじですごい...
この世のすべてのスポーツ映画にこうあってほしいと思ってしまうくらい
冒頭の雪村いづみ演じるバスの車掌が名前を呼ばれてバスの窓から身を乗りだして返事をするその勢いに心を掴まれた。
商店街を小走りする小気味良さ、大雨の山道でバスを誘導しながら水たまりをちょんちょんと跳>>続きを読む
登場人物たちが街で何度もすれ違い、フレームに出入りする、偶然であり奇跡でもあるその瞬間は、ご都合主義的とも言えるようなドラマへとは向かわず、ただただ流れていく。
たとえば、主人公ともいえる人物が思>>続きを読む