びこえもんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

びこえもん

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父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

戦場そのもののシーンは回想シーンとして節々に挟まるが全体の半分あるかどうか。硫黄島で撮られた星条旗の写真を巡って写っていた兵士たちのその後の足跡を辿りつつ、硫黄島での戦闘と不本意ながらも英雄として仕立>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.8

個人的にジブリで最も推す作品。自然という漠然とした存在を巨大な動物の姿をした神に投影されており、荒々しく血生臭い描写と美しい森の風景によって人類社会と自然環境がせめぎあう中での生と死を迫力たっぷりに感>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.9

王道チックな展開でとっつきやすい『破』から一転、突然激変した世界観の中で『破』後半でのテンションを地の底にまで叩き落とすかのごとく鬱展開が続く。
この映画単体としては理解するために大事な説明があまりに
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

後半になるにつれてアスカ寄りになっていたTV版・旧劇にくらべ全体的にレイに寄った展開になっているのとマリの追加もあってアスカの存在感がかなり薄くなっているのは人によっては不満かもしれない。ただ序盤〜中>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

ときどき露骨にCGくさい映像に切り替わるのが気になるが、それを差し置いてもラミエルの描写はTV版とは比べ物にならないほど美しく見応えがある。

ザ・サークル(2017年製作の映画)

2.8

SNSに溺れる現代社会へ一石を投じる内容。ただ映画としては微妙な展開が多くキャストが豪華なのもあってちょっともったいない作品。

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.7

いつ得体のしれない存在に襲われるか分からない緊張感や前衛的すぎて全く咀嚼できない視覚情報による精神負荷が常に強く観ていて疲れるが、不気味ながらもどこか魅入られるような映像美や造形美には目を見張るものが>>続きを読む

流転の地球/さまよえる地球(2019年製作の映画)

3.2

いささか荒唐無稽な設定かつ荒削りなストーリー展開なためこの映画自体はそこそこといった印象。だが、いかにも金持ってそうなデカいスケールとハリウッドにも迫るかという迫力のある映像から、近い将来に傑作中華S>>続きを読む

アースクエイクバード(2019年製作の映画)

3.6

そこまで意外な展開があるわけでもなく犯人も最初から何となく怪しいなこいつって感じなので、ミステリーだと思って観ると期待が外れると思われる。この映画はむしろ、身近な人の死や殺しにまつわる人の心の動きを静>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.4

怖いというより不気味で生理的に気持ち悪い映画。ビビらせにくるようなシーンはあまりないが、観るのにはそれなりの心の準備が要ると思う

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.4

深いこと何も考えず軽ーく観るための楽しい映画。キスシーンはめっちゃ笑った。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.3

車を運転する際の手元や足元の短いカットを次々に映す演出がかっこいい。カメラワークも観客ごと車で走っているかのような臨場感があり良かった

6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

2.5

とりあえず適当にグロと濡れ場入れとけ感が拭えない。架空国家の架空都市を舞台としていながらも、アルダー本社ビルなどあまりにも分かりやすいランドマークを使っているせいでどこからどう見てもアブダビでしかない>>続きを読む

レバノン(2009年製作の映画)

3.8

狭い戦車の中から外の様子をうかがうシーンが多く、観客もろとも閉塞感に包みながら容赦のない描写で戦争の過酷さを伝えてくる。