わすいさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

わすい

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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

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少し前に鑑賞、時間が経った今でも鮮明に思い出せるシーンが多い。この独特の雰囲気、付きまとう緊張感、後から『ロブスター』の監督だと知って納得した。静かな狂気。

パターソン(2016年製作の映画)

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一見同じようであって、毎日が新しい。代わり映えはしなくとも、一つひとつに丁寧な暮らし。そんな、夫婦の日常をえがいた、穏やかな作品でした。もの静かで優しい夫と、一風変わった妻のやりとりにほっこり。心があ>>続きを読む

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

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しゃばだばしゃばだば

アルバイトをして100万円が貯まるたびに住む場所を変え、自分を隠し、静かに生きようとする。手作りのカーテンとか、片田舎の家とか、生活感あふれるやりとりとか。そんな"暮らしのさま
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

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むかし何度も観た作品を久々に。今だからこそわかることも多い。でもジュマンジのあの音だけは今もむかしも変わらない。

ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)

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全てがきちんと府に落ちる。
納得感の得られるホラー作品。

山奥のお屋敷でひっそりと暮らす老夫婦。
そこにベビーシッターとしてやってきた1人の女性。
彼女が世話を任されたのは、ブラームスという名の「人
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チェンジリング(1979年製作の映画)

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不幸な交通事故で妻子を亡くした中年の男。大きな古い屋敷で新しい生活を始めるものの、そこは何かがおかしい。次第に増える奇妙な現象は、遥か昔そこで起きた出来事を男に語りかけていた---

うつくしくかなし
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

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余命わずかな男性は、世界から何かひとつ消すことで命を1日長らえさせることができる。個人的に興味を引かれるあらすじではなかったものの、観てみると自分が惚れ込んでいる映画『ブエノスアイレス』が作中に登場し>>続きを読む

娚の一生(2015年製作の映画)

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ゆったりと流れる田舎の時間。長閑なその場所で、中年の男と若い女がゆっくりと心を通わせてゆく。これが「暮らす」ということなのだろうと感じる作品。


【暮らす映画】
生活のさまを堪能できる映画つながりで
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

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ひとことで表すと、ポップなスリラー映画。リアルなような、アンリアルなような。恋をすると大変ですね。

百円の恋(2014年製作の映画)

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気だるさと、退廃的な空気と、ボクシング。なんだか不思議と引き込まれる作品でした。綺麗じゃないかんじが、とても良い。

何者(2016年製作の映画)

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なんだかそら恐ろしくなる作品でした。こんなに就活にフォーカスした映画もなかなか珍しいのでは。日本だからこそ生まれたお話のように感じました。

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

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人に依存する女と、未だ成し得ない男。人と出会ったり別れたりしながら少しずつ変わってゆく。
これからは私も昔のあの人をハギオと呼ぼうと思います。

犬神家の一族(1976年製作の映画)

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『トリック』がよく真似ているあれやこれやのネタのもとがここに。ミステリーの金字塔。古き良き時代のかおりがする。

EMMA/エマ 人工警察官(2016年製作の映画)

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フランス警察の研修生として捜査チームに加えられたエマは、容姿・能力ともに完璧だった。ただ彼女には人間的な面が著しく欠如している。それもそのはず、彼女は政府の極秘プロジェクトによって生み出されたアンドロ>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

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今や火山で大変なあの島にジュラシックワールドが造られる20年あまり前、そこではジュラシックパークのオープンに向けて着々と準備が進められていた。各地から専門家が集められパークの安全性が検討されるが…。こ>>続きを読む

イコライザー(2014年製作の映画)

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昼はホームセンターで働き、夜は行きつけのレストランで読書。今は静かな暮らしを送るひとりの男はしかし、元CIAの諜報員だった。ある日知り合いの少女を救うため、その優れた身体能力を活かし数人のロシア人を殺>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

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とってもお洒落なフランス映画。冒頭のフランボワーズのシーンを昔よく指にいちごを刺して真似ていました。独特な世界観が印象的で記憶に残る場面がたくさんあります。

フッテージ(2012年製作の映画)

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怖い映画が観たいときはコチラの作品。

過去の事件を題材に小説を書く男性が、家族と共にある家へ越してくる。そこではむかし一家が殺害されており、彼は未解決のその事件を調べながら本を書き進める。しかし調査
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スリーピング ビューティー 禁断の悦び(2011年製作の映画)

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とあるひとりの女子大学生がアルバイトをかけもち。実験室や印刷所、飲食店で働いていたが、やがて下着姿での給仕や裸で眠る仕事にも従事するようになる。

川端康成の『眠れる美女』が原作ということです。

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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

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失うものが無い中年の男、神経質な妻、典型的な十代の娘、危うさを秘めた青年、大人ぶった少女、ゲイの隣人。

美の溢れる世界に彼らの本音が炸裂する。

全員が狂っているようでいて、全員がとても人間らしい。
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ホステージ(2005年製作の映画)

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車を頂戴しようと若者3人が侵入した先はセキュリティ万全のリッチなおうちだった!入ったはよいものの出られなくなった彼らは家主を殴り倒しその子供2人を人質にするがその家主がまたやばい奴で、、
一方ブルース
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リトル・チルドレン(2006年製作の映画)

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専業主婦の女性はひょんなことから公園で同じく子供の世話をしていた男性と仲良くなる。穏やかな平日のひと時を共有するようになるふたりだったが…。

物語は彼、彼女、そして彼らの街に戻ってきた性犯罪者の、3
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

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IMAXで楽しんできました。映画を観ているというよりは、ライブ会場にいるという感覚を味わいました。上映のあと劇場に拍手が起こり映画館っていいなと感じました。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

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結婚5周年記念日に行方をくらました妻。捜査の続くなか、徐々に夫婦の実態が明らかになってゆく。

愛なのか、憎しみなのか。
狂気の夫婦映画。

ミステリーとしてもじゅうにぶんに楽しめるのですが、心理学的
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

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I shall be released ーーー

実話をもとにした悲しい物語。
家族とは血のつながりのことを言うのではない。
そのことをそのまま表したようなお話でした。
変に泣かせようとしておらず、自
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ディス/コネクト(2012年製作の映画)

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SNSの闇をえがいた群像劇。手軽さや匿名性が悲劇を招く様がしかと語られています。便利で生きにくい世の中なのだなあ。

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

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感じたわ
完璧よ
完璧だったわ
ーーー

バレエ団の舞台の裏側で、役をあらそう女性たち。その重圧のなか徐々に心を病んでゆくひとりのバレリーナ。
ダークな雰囲気と圧倒的なバレエが魅せるスリラー作品です。
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暗闇にベルが鳴る(1974年製作の映画)

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クリスマスの日、女子寮にかかってくるうす気味悪い電話。行方不明になる女子生徒。鳴り止まぬベル。

じりじりと迫りくる恐怖がたまらない。
70年代カナダの良質サイコホラー。

これはよかったです。
異常
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ウソはホントの恋のはじまり(2013年製作の映画)

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好きな相手の名前をネットで検索。カフェの店員に恋した小説家の青年が、彼女のSNSを熟読し、理想の男性を目指します。

現代の若者らしさを感じさせる王道ラブストーリー。

観ていてほっこりする作品でした
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

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すれ違い始めた夫婦の努力と苦悩をえがいたヒューマンドラマ。
昔を思い出してみたり、現実を見たり。
ひとたび歩調が合わなくなると再び並んで歩くのはたいへん難しいのだということをひしひしと感じました。
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

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女の元に別れた夫から彼の著した本が送られてきた。果たしてそれが意味するところとは。

現在と過去と小説と。そこかしこに意味が散りばめられていそう。
様々な解釈ができる良作。
オープニングとラストがたい
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ポルト(2016年製作の映画)

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放蕩を続けるアメリカ人青年と、フランスから来た年上の女。 ポルトガルという異国の地で出会ったふたりの刹那。その非日常で永遠のような瞬間を、現実のなかにえがき出した秀作。
ポラロイドカメラで撮った写真の
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

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アメリカ国内の共産主義者を弾圧するマッカーシズム旋風が吹き荒れる冷戦初期。その荒波のなか尋問や投獄にも屈せず数々の名作を生み続けた映画界の男、トランボの物語。赤狩り当時の状況がよくわかります。

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

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20世紀のどこかの国。不思議で圧倒的な世界観がクセになる。ひと味違うクリスマス映画をどうぞ。

キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

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山中の人里離れたとある施設。入った者は二度と出てこないと言う。行ったきり戻ってこない会社の社長を探しに向かった青年が迷い込んだそこは療養所という名の奇妙な世界で…。

なんとなく怪しい水と、どことなく
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恋する宇宙(2009年製作の映画)

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アスペルガーの男性と童話作家を目指す女性の恋。すれ違って、苦労して、紆余曲折あるかもしれませんが、それぞれのペースで物事を学んでゆくものなのでしょうね。やさしいこころもちになれる作品です。