わすいさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

わすい

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ベニスに死す(1971年製作の映画)

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少年の美しさに心を奪われてしまった中年の男。言葉少なに美を語る秀作。随分と前に鑑賞しましたがいまだに印象に残っています。

(1963年製作の映画)

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鳥が襲ってくる。理由はない。鳥が、襲ってくるのだ!!

【鳥関連】
鳥が人を狙う系の映画ですぐ思い浮かぶのは、ショーンパ・トリック・フラナリー主演の『烏』。なんて紛らわしいタイトルだろう、どちらにもロ
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ミザリー(1990年製作の映画)

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雪のなか瀕死の小説家を助けたのは、彼の大ファンを名乗る女性。しかしこれがとんでもなく恐ろしい人で…。愛と狂気が魅せるサイコスリラー。

からっ風野郎(1960年製作の映画)

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かの有名な『仮面の告白』や『金閣寺』を著した三島由紀夫がやくざの二代目を演じます。いろんな意味で楽しめました。いい時代の映画です。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

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家で観る派の私も本シリーズは劇場へ。
実にローグ・ネイションぶりの映画館。

前作に負けず劣らず圧倒的なアクションシーン。手に汗握りながら楽しみました。

本作は、前作に入り切らなかった部分から生まれ
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シャイニング(1980年製作の映画)

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冬のあいだ雪のため閉鎖される山奥のホテルで、住み込みの管理人として雇われた男とその家族。人のいなくなった広いホテルで孤立した彼らは…。

スティーヴン・キングの小説をキューブリックが映画化。狂気に満ち
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スプリット(2017年製作の映画)

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少女3人が誘拐された。監禁された彼女たちの前に現れたのは、同じ見た目をした23人の人間で…。

解離性同一性障害の男をえがく、シャマラン監督によるスリラー作品。

統合失調症、サイコパス、多重人格と、
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きいろいゾウ(2012年製作の映画)

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奇跡とは、日常ですーーー

田舎に越してきた若い夫婦をめぐるヒューマンドラマ。

この世は絶妙なバランスで成り立っているものばかりで、何かが少しでも違っていたらいまはなくて、それは、小さなことで未来も
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花宵道中(2014年製作の映画)

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明日には枯れてしまう花でも、咲かないよりは、咲いたほうがいいのではないでしょうか…。

男に惚れることなどないと思っていた彼女が出会ったのは、染物職人の青年。吉原で女郎として生きるひとりの女の生き様を
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永遠と一日(1998年製作の映画)

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死に近い詩人の最期の1日をえがいた、詩情溢れる作品。静かで美しく、画のひとつひとつが幽玄的。非常に味わい深い1作。タルコフスキーの『鏡』を観たときと似たような感動を覚えました。言葉にするのが難しい。

ダークネス(2002年製作の映画)

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神経症を患う父親の療養のため、田舎の古い家に越してきた家族。しかし次第に、その家で起こる奇怪な現象に悩まされるようになり…。

この家の暗闇は、なんか変。
闇が一家を襲うサスペンスホラー。

同監督の
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ミラーズ(2008年製作の映画)

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閉鎖された病院が建て替えられてできたデパート。5年前に起きた火災により廃墟となったその建物の夜警をすることになった男。そこでは無数の不気味な鏡が彼を待ち構えていて…。

ここで昔なにがあったのか。鏡が
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乱気流/タービュランス(1997年製作の映画)

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凶悪犯の護送中にハプニングが発生。機内での銃撃戦によりパイロットは死亡。イカれた男と、ひとりの女性フライトアテンダントの、熾烈な闘いが始まる…。

旅客機が大ピンチに!非常にシンプルな飛行機パニック映
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ブレーキ(2012年製作の映画)

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男が目を覚ますと、そこは暗くて狭い箱の中だった。外ではいったい何が?そして自分はどうなるのか。シンプルさが光るワンシチュエーションスリラー。

以前(かなり前)、『モーテル』のレビューのところで、あま
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二重生活(2016年製作の映画)

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ただひたすら、ひとりの人間の後をつけ、その行動を記録し、そこから、人間とはいったい何者であるのかを考える。

自分の奥底、深いところでは、いつも何かが欠けていると感じる。そんな哲学専攻のある大学院生が
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

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私は15才だった
学校から帰る途中で
気分が悪くなり
女の人に助けられたーーー

本を朗読する青年と、それを聴く女。出会い、逢瀬を重ねる2人。しかしある日突然、彼女は去った。

再会したのはナチスの戦
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

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ウォール街、投資会社の副社長。彼には人が知らないもうひとつの顔があって…

ブラックユーモアの効いたサイコサスペンス。

サイコものだと思っていたけれど、それだけじゃない。最後になって作品のテーマがみ
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青い欲動(2015年製作の映画)

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青く衝動的な10代の少年少女をえがいた群像劇。

ジャケ写に惹かれて鑑賞。
結論から申しますと、ジャケットのこの幻想的な雰囲気はほんの一瞬でした。ものすごく耽美な世界を想像したのですが、思っていたより
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HACHI 約束の犬(2009年製作の映画)

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駅で主人と出会ったハチ。来る日も来る日も彼の帰りを待ち続ける。たとえ彼が戻ってくることはなくなってしまっても…

日本映画『ハチ公物語』のリメイク版。

内容としては日本のものとさほど変わりなく、わか
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あらしのよるに(2005年製作の映画)

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ある嵐の夜に出会ったのは1匹のオオカミとヤギだった…
食う者と食われる者。そんな二者の素敵なおはなし。

オス同士のくせに可愛らしくイチャつくもんだから、ラブストーリーであるかのような錯覚に陥り。そう
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危険な情事(1987年製作の映画)

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妻子と幸せな生活を送っていた男が、仕事で出会ったある女と夜をともにした。その一夜の過ちが全てを狂わせてゆく。落ち着いた大人の女性に思われた彼女は豹変、執拗に男を追い始めたのだった…

常軌を逸した女が
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

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神様、もう高いビルには上りませんーーー

他の作品で再三ナカトミビルがと名を出しておきながら未記録だった本作。

クリスマスの夜、ナカトミ商事のビルが武装団体に占拠された。パーティー参加者は全員人質に
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ビリギャル(2015年製作の映画)

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学年ビリの女の子が一念発起、慶應義塾大学を目指します!

模試の成績表に並ぶEの文字、何度目にしたことか…。

ほんとうに自分なんかにできるのだろうか、そう感じている人は世の中たくさんいるはず。大事な
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インシディアス(2010年製作の映画)

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新しい生活を求め、邸宅へ越してきた夫婦と3人の子どもたち。しかし日ならずして彼らは怪奇現象に悩まされ始める。そのうえ長男が唐突に原因不明の昏睡状態に陥ってしまい…

彼らの周りにいったい何が起こってい
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エスター(2009年製作の映画)

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3人目の子供を亡くしてしまった夫婦は、孤児院からエスターという名の女の子を養女として迎えることに。一見無邪気で可愛らしい彼女だが、どこか普通ではなくて…

少女エスターとは何者か。
狂気に満ちたサイコ
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ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

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完璧な作戦で金塊を失敬した窃盗グループ。しかし裏切り者により仲間のひとりが撃たれ、金は奪われてしまう…

取られたら取り返せ!連携プレーが光るスタイリッシュなクライムムービー。

『処刑人』でチラッと
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アンフレンデッド(2015年製作の映画)

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男女5人がSkypeでグループ通話をしていたら、いつの間にか知らないアカウントが紛れ込んでいた!
その人物は以前彼らが自殺に追いやって死んでしまったはずの同級生を名乗り…

SNSを介しての復讐劇。
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セルラー(2004年製作の映画)

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被害者は拉致・監禁され、頼みの綱は偶然繋がった1本の電話のみ。
たまたま電話を受けてしまった男はさあ大変、この電話が切れたら誰かが殺されてしまう…!

終始ハラハラ、時々クスッとさせられる。スピーディ
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

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出会ったのは、心に傷を負った娘と、その傷を癒やしたいと願った青年。
叩かれたり、殴られたり、突き飛ばされたり。猟奇的な彼女に振り回される満身創痍の青年が紡ぐ物語。

軽いノリかと思いきや、グッと響く部
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男と女の不都合な真実(2009年製作の映画)

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ルール1、説教しない
ルール2、彼の話に笑う
ルール3、男は見た目に弱い
ルール4、悩みを相談するな

ーーー彼と付き合いたきゃ、俺の言うとおりにするんだ
理想が高くデートもうまくいかない仕事人間、そ
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ステイ・フレンズ(2011年製作の映画)

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ーーー「男と女の不都合な真実」のウソつき!

恋人と破局した男女2人。出会って、打ち解けて、でもあくまで友達。しかしまあ男女の関係ほどどう転がるかわからないものもない…
ポップな音楽が最高のNYラブコ
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水曜日のエミリア(2009年製作の映画)

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略奪婚でいまの夫と結ばれたエミリア。愛する人と共に暮らしてはいるものの、周りには白い目で見られ、彼の連れ子とはケンカばかりの日々。そして何より、結婚後に授かった娘を亡くしてしまったことによる大きな心の>>続きを読む

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

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15歳の少年が文章の才能を認められ、記者としてロックバンドのツアーに同行。すぐに皆と打ち解け、取材を進めるが…

ロックに魅せられた若者たちの青春音楽ムービー。

本気で愛するって傷つくことだ。
そん
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デイジー(2006年製作の映画)

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僕の代わりの男。
僕も誰かの代わりを
していたけれどーーー

舞台はオランダ。
絵描きの女性のもとに届けられるデイジーの花。
誰だかわからない送り主を待ち続ける彼女が出会ったのは、インターポールの敏腕
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美しい絵の崩壊(2013年製作の映画)

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光溢れる海辺の街で、幼い頃から仲の良い2人の女性と、それぞれのひとり息子が織り成す人間模様。
彼女たちは、互いの息子と恋に落ちてしまったのだった…

美しい画で、情趣に富んだ作品。
わかるような、わか
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ランナウェイズ(2010年製作の映画)

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今年はじめの1本をどうしようかとさんざん悩んだ末こちらをチョイス。
どんな1年にするつもりだよ。

女がロック?とんでもない!という時代に、ガールズロックバンドの礎を築いた伝説的グループ、ザ・ランナウ
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