わすいさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

わすい

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リメンバー・ミー(2010年製作の映画)

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皆さんのレビューを拝見して、いったいこの物語はどこへ向かうのだろうと、とても気になったので鑑賞。

それぞれに生活があり、さまざまな事情を抱えており、人生、良いときも悪いときもある。そして、全ての人に
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セトウツミ(2016年製作の映画)

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放課後、川沿いの石段で暇つぶし。
ただ時間だけが過ぎてゆき、移り変わる季節。
どうしていっしょにいるのか、わからないような2人だけれど、友達とはまあそういうものでしょうか。
心地良い笑いを誘う会話劇。
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エレナの惑い(2011年製作の映画)

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老夫婦の淡々とした日常をえがいた静かな衝撃作品。
綺麗なのだけれど、重くのしかかってくるものがあります。
同じ老夫婦モノで言うと、方向性は違うけれど『さざなみ』とかお好きなかたにはオススメかもしれませ
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

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前半は幸せいっぱい、観ているこっちまで笑みがこぼれ、後半はあまりに切なく、途中から鼻で息ができなくなっちゃう。
とても完成された純愛の物語。

台詞や展開などすべてが王道的だけれど、だからこそ安心して
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山桜(2008年製作の映画)

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藤沢周平による小説短編集『時雨みち』に収載された「山桜」を映画にしたもの。静かで、綺麗で、少し切ない時代劇。

言葉にはしないけれどその思いは強く、また、だからこそ何も語らない。

「心には下行く水の
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ゴースト・ハウス(2007年製作の映画)

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新しい生活を求めて田舎の古い家に越してきた家族4人。しかしその家では昔、何かがあったようで……

怖さと家族愛の掛け合わせ。サクッと観られるおうち系ホラー。

ホラーって、「ホラーだと思って観たけどた
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NOEL ノエル(2004年製作の映画)

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寒い冬の日。
孤独な女性、言い争うカップル、カフェの店員…
街ゆく人は皆、いろんな何かを抱え、出会ったり、別れたり。
それぞれの夜が更けてゆく…

聖なる夜、奇跡だって起こる。
イブからクリスマスまで
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蝉しぐれ(2005年製作の映画)

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藤沢周平による小説『蟬しぐれ』を映画にしたもの。
友情、悲運、淡い恋。
ひとりの青年の成長をえがいた時代劇作品。

16のときから大好きで、観るとそのころを思い出して胸が苦しくなります。
遠く、懐かし
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さすらいの青春(1966年製作の映画)

3.7

私的最高峰である『別れの朝』を生んだ監督がそれより数年前に手掛けた作品。TSUTAYAの発掘良品にて。

フランス映画は大好きで、何も疑わず期待して観たのですが、正直これは、自分にはハマりませんでした
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ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)

3.8

孤独な女性の前に現れたのは1匹の狼。以来、彼女は彼の虜に。

ハンサムな彼に一目惚れ。
彼のことが頭から離れない。
彼を追いかけ回し、ついに同棲。
ずっといっしょにいたい。


とても気になっていた作
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.9

美女と野獣、ミュージカル仕立てで、演出・俳優陣ともに豪華な実写版。

もともと、監禁する人とされる人が徐々に心を通わせてゆく(なんて夢のない表現)お話が好きなので、これを気に入らないはずもなく。

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おとなの事情(2016年製作の映画)

3.7

携帯は生活のすべてが記録されたブラックボックスよ。
互いの携帯を見ても別れずにいられるかしら?

月蝕を見に友人宅に集まった男女7人によって繰り広げられる会話劇。
自分の携帯を卓上に置き、届いたメッセ
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.6

素敵なアパートを借りて夫と共に新しい生活を始めたローズマリー。
夫婦仲はよく、隣人や友人との付き合いも順調。
そんななか、望んでいた妊娠も発覚。
幸せいっぱいのはずだが、何かがおかしい、、、

暗闇に
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.8

毒々しい色、光と闇、芯に響く音。
どこか別世界に迷い込んだような。
静と動。そして狂気。

なんか凄いものを観てしまったよ。
美しいのか醜いのか。
とても芸術的な変態映画。
感性で楽しむ作品でした。
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ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(2005年製作の映画)

3.5

公開当時、なぜか劇場で観た作品。
久しぶりに。なんだかんだで3度目の鑑賞。けっこう気に入っているのかも。

母親を亡くした幼い女の子が父親と田舎の大きな家で新生活。
彼女はかくれんぼが大好きなチャーリ
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.9

ーーー男と女は友達になれない。
互いに恋人がいれば別だ。
友情が恋愛に発展する危険はなくなる。
だがそうなると恋人は不安を抱く。
「自分に不満だから異性の友達を持とうとするのね」
「違うよ、何も不満な
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機械じかけの小児病棟(2005年製作の映画)

3.7

山奥、閉鎖間近の病院。無造作に積み上げられた荷物。人の少ない院内。そこへ臨時の夜勤看護師として訪れたエイミーだが、夜な夜な不気味な現象に見舞われる。この病院、何十年も前に封鎖され使われなくなった2階に>>続きを読む

PK(2014年製作の映画)

4.4

1、裸でうろつくのは禁止
2、言葉が難しいから注意を
3、服は"踊る車"で調達
4、誰かが"神様に会わせる" と言ったら調査は中止してとっとと逃げてくる


異星人が見る地球人の世。
彼の目を通して捉
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.9

ーーーここで恋に落ちなければ動物になる、でもそれは悲しいことじゃない、動物になっても伴侶は探せる、その際に大事なのは自分に似たタイプの動物を選ぶこと、オオカミとペンギンはダメ、ラクダとカバもよ、共生で>>続きを読む

モーテル(2007年製作の映画)

3.7

誰もいない夜の山道、車はエンスト、困り果てる夫婦、ポツリと佇むガソリンスタンドとモーテル。2人の長い夜が始まる…。

寂れたモーテルが舞台のシンプルなシチュエーションスリラーです。
パッケージから漂う
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.9

1人のタクシードライバーが車窓からみる世界。抱える孤独、狂気、夜の街、人々。自分と同じような陰を内に抱えている人を探し求めてしまう。
彼がベトナム帰還兵であることや当時の社会的背景を考えると、これがも
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きっと忘れない(1994年製作の映画)

3.8

卒論に勤しむハーバードの学部生、大学の構内に住み着いた浮浪者。
両者が出会い、徐々に心を通わせてゆく様がえがかれたヒューマンドラマ。


物語自体は特に変わったところもなく、ゆるりと進んでゆくのですが
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

4.0

夜更けのモーテル、豪雨で足止めされた、11人の見知らぬ人々。
降り続く雨の中、ひとり、またひとりと死んでゆく、、


これ、すごく楽しめました。
犯人はいったい誰だ、なんだけど、それだけじゃない。
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死霊館(2013年製作の映画)

3.7

返却や商品検索で何度か見聞きしているうちに、すっかり作品名を覚えてしまって、またこれかぁ、あ、まただ!となっているうちに、興味は抱くものの、なかなか鑑賞には踏み切れず、ある日とつぜん、いまさら観ました>>続きを読む

白い家の少女(1976年製作の映画)

3.7


白い家に住む少女。いつ訪れても彼女はひとり。同居しているはずの父親の姿は見えず、地下には秘密が…。


涼しい顔をして、とんでもないことをしているのではないか。
真面目なのかネタなのか、なんとも不思
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俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

3.8

俺たち、成り行きで脱獄することになりました。

脱獄を企てる1人の凶悪犯に巻き込まれるかたちで一緒に逃走することになった、ネッドとジム。
キョドる2人に次々と襲いかかる危機。
天使なんかじゃない2人の
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恋と愛の測り方(2011年製作の映画)

3.8

これはすごい…男女の真理をついているのでは…!?
鑑賞後、なんともいえない余韻に浸りながらそんなことを思った本作。
邦題はおふざけコメディチックですが、全然違います。

ある若い夫婦を取り巻くリアルな
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.2

おまえ仕事できすぎなんだよね、俺らが無能に見えるじゃん?ということでお偉いさんがたに田舎へ飛ばされてしまった優秀警官ニコラス。
平和で理想的な村で彼が目にしたのは、、、

コメディ・サスペンス・アクシ
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それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

3.8

完成しないからロマンチックなんだそうですよ、愛は。

1人の男と3人の女がバルセロナで繰り広げるちょっと不思議な恋愛模様。

ある女は理想の夫を手にしながらも抱いてしまった恋心に揺れ、ある女は危険で情
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レベッカ(1940年製作の映画)

4.0

ホテルに滞在中の若い娘が出会ったのは妻を亡くした大富豪。
ふたりは結婚し、彼女は彼の邸宅・マンダレーに迎えられる。
しかしそこで彼女を待ち受けていたのは、どこまでも追いかけてくる前妻・レベッカの影で、
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.9

---愛してくれない人を愛したせいだ
---ブン殴ったわ


付き合っていた恋人にとつぜん別の女性との婚約を発表されたアイリスと、恋人の浮気で破局したアマンダ。

恋に破れた2人の女性が互いの家を交換
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.9

これが目を背けたくなると噂の。

煙草と汚物とニードルと。
危なっかしいヤク中青年たちの物語。

音楽は『ロックストック〜』や『処刑人』系のかっこよさがありました。汚さとイカれっぷりは断然こちらが上で
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.7

マリー・アントワネットと、きらびやかなヴェルサイユ宮殿。

現代の人たちが衣装を身に着けて17世紀の世界を楽しんでいる様子を収めたような印象の作品でした。
アップテンポで現代風の音楽が多く使われている
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サイコ(1960年製作の映画)

4.0

あの人達こう言うわ
彼女はハエも殺せないって


旧道沿いでひっそりとモーテルを営む青年の笑顔に垣間見る陰。

ヒッチコック監督の代表作。
サイコサスペンスの原点。
時代ならではの画と音楽。
毎回です
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.0

鍵たちの物語を聞かせて
なぜここに置き去られたのかーーー

恋に破れた女の子が遠い回り道をして、道を渡るまでをえがいた物語。

2度目の鑑賞。
初めて観たとき、ジャケットから想像していたのとはぜんぜん
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ドリームハウス(2011年製作の映画)

3.7

---中に人は?


なるほど、Dream House です。
最近こういうの多いなぁ(鑑賞後タイトルに納得するやつ)。

これ、フラっとTSUTAYAに立ち寄ったとき、ほんとうにたまたま手に取って興
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