泡沫さんの映画レビュー・感想・評価

泡沫

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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

メガロドンこわい!主人公つよい!ひたすらそんな感じで明日の仕事のことを忘れさせてくれる。主人公に対して「カッコいい」って台詞で言うのおもしろだよ。でも海水浴場あたりのとこで飽きちゃった。

バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.5

私にはゴールデンウィークなんかやってこないからふつうにネトフリ消化試合…どことなくゲームっぽい感じの世界で私は女神転生4を思い出した。かなり生きづらそうな世界だけどおばあちゃんと孫娘が2人でサバイバル>>続きを読む

カニバル・カンフー/燃えよ!食人拳(1980年製作の映画)

3.5

まるっきりキワモノっぽい邦題だけど、意外にもしぶいキャスト揃えてツイ・ハークがしっかり作った印象。スプラッタ描写に力入れつつストーリーも割とエモ、そんで最後にどーんと突き落としてくれる。キャラクターも>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.0

原作も知らないし芸能人も全然分かんないけどたまには邦画見て勉強しようということで…世間話にも乗れないしさー。「なにすんだえ」みたいな演技はすごく見やすいです。台詞やロケだけでなく「兄弟以上の強い絆」と>>続きを読む

西索米~人の最期に付き添う女たち〜(2017年製作の映画)

3.5

マーチングバンドのような女性たちが行う賑々しい葬儀行列…というとなんだか異様に思えるけれども、仏式の葬儀のあとでキンキラキンの宮型霊柩車がやってきて雅楽を流しながら故人とのお別れする日本のあの、少し珍>>続きを読む

兵役拒否(2019年製作の映画)

3.5

暴力的な占領行為に対して平和のための抵抗は地道に行われ、今苦しんでいる人がいてもそれしか手がないというもどかしさや無力感も大きな敵の一つだと思う。イスラエルの高校生アタルヤさんはそういうものにめげずに>>続きを読む

漢字(2017年製作の映画)

3.0

一人一人の語りやワークショップの様子など面白いは面白い。…んだけどアイデンティティとしての漢字文化、タイポグラフィにおいての独自性、看板を手書きすることの重要性、フォントデザインとそれをビジネスとして>>続きを読む

林昭の魂を探して(2005年製作の映画)

4.0

胡傑監督作品、時系列も内容的にもこちらを最初に見るべきだったかな。50年代末、右派のレッテルを貼られても毅然として自由万歳と叫び続けた女性が書いた詩や文章と、彼女を知る人々のインタビュー。(まだ全然知>>続きを読む

星火(2013年製作の映画)

4.0

大躍進とは名ばかりの暴政によって街を埋め尽くした餓死者を見、中央政府に訴え出ようとした人々の証言に圧倒される。裁判にかけられ、あるいは死刑あるいは懲役や労働刑になった人達には学生もいれば体制側の党幹部>>続きを読む

私が死んでも(2007年製作の映画)

3.5

文化大革命時の66年、紅衛兵によって吊るし上げられ殺された教師の夫はその遺体を写真に収める。目にしたこと体験したことを人に伝え、真相を明らかにしなければ私は責任を果たさなかったことになる、という言葉と>>続きを読む

ファストフード店の住人たち(2019年製作の映画)

3.0

行き場のない人々は夜を明かすハンバーガーショップでちょっとしたコミュニティを形成していて、中心には面倒見のよいポックがいる。もちろんみんな生きるのがうまくなかったり不運なことがあったりする人で、自業自>>続きを読む

ロジャー&ミー(1989年製作の映画)

4.0

「明日へ」っていう映画みたいみたいと思いつつ身につまされすぎて手を出せてないんだけど、これは油断してしまった。レイオフとは言ってるけどリストラとどうちがうのか。GMや地域・果てはアメリカ経済の発展に大>>続きを読む

男たちの挽歌(1986年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

むき出しの感情を表に出すのはかっこ悪いという固定観念が崩れる映画。平穏に暮らしたい、栄光を取り戻したいというそれぞれの願いは黒社会の思惑にむなしく飲み込まれ、たった一つ残った友情だけが男たちの原動力と>>続きを読む

主戦場(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

私はネットで歴史を学んだりしないので見るのが大変苦痛でしたということを書こうと思ったが そうやって「私はバカの仲間じゃありません」と片付けるのも不誠実じゃないかと思えてきた この作品に賢しげなコメント>>続きを読む

霊幻百鬼(1983年製作の映画)

3.0

京劇出身の(しかも同門の)俳優さんたちを中心に据えて、劇中劇なんかも見られワクワク。ホラーというにはどうも監督自ら演じる女幽霊(?)の見た目がおもしろすぎ、ただでさえあの顔なのに。でそれと対をなすかの>>続きを読む

ぜんぶ売女よりマシ(2017年製作の映画)

3.5

夫のDVから逃げた女性の子どもを福祉事務所が奪い去り、裁判所ですら異常な行動を隠さない父親に引き渡す。子どもを育てる責任を持ってないと母親が判断された理由はただ一つ、セックスワークをしてたから…。一人>>続きを読む

フライング・ギロチン(2012年製作の映画)

3.0

若きメンバーの紹介から始まるので元祖「血滴子」のリメイクかと思いきやボスはジミー・ウォング。えっそっち?でも恐ろしい武器を操る影の暗殺部隊であるにもかかわらずメンバーの絆が深かったりずいぶん無邪気だっ>>続きを読む

芙蓉鎮(1987年製作の映画)

3.5

中国ではもうみられないとかいう情報はすでに古いっぽいね。
中古DVDが高値ついてると気になっちゃうヘキにより見始めたはいいけど用語や時代背景などが難しく後回しにしてた…。「三体」みて再び興味がわいたた
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アイアンマン(2008年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

なんか気持ち悪くて見るのやめた私の嗅覚満更でもなかった

トンマッコルへようこそ(2005年製作の映画)

3.5

村人が慎ましくも楽しく暮らしているそばで小銃とか構えて睨み合うのは本当に馬鹿馬鹿しい。全体主義の歌を楽しく歌ったり兵隊に憧憬を抱いたりしない無辜で平和な村ですら軍隊がやってくればたちまちくだらない憎し>>続きを読む

真説 西太后(1987年製作の映画)

2.0

元々の出来があんまりよくないのに加え邦訳が怪しい…「ベレ」って貝勒か?名前みたいに言ってるけど。人も区別がつかないよー、こんなことある?

楊家将-烈士七兄弟の伝説-(2013年製作の映画)

3.0

金沙灘で陥れられた父・楊業を兄弟で助けに行き、六郎延昭が佘太君のもとに戻ってくるまで…とストーリーも主題も非常にピンポイントなので(四郎五郎のその後の話も一切語られない!)とてもわかりやすい。その分戦>>続きを読む

続・西太后(1989年製作の映画)

3.0

西太后との仲が疑われるのはニセ宦官、皇帝お気に入りの女官は苦界に身をやつし…と、内憂外患なんのそのでさらにスキャンダル方面に舵切った感。同治帝は陳道明でキリッとしているがまだ若く頼りないボンクラ皇帝に>>続きを読む

イップ・マン 誕生(2010年製作の映画)

3.0

幼きイップ・マンが詠春拳修行を始めるところから始まりのちの妻と出会って恋に落ち、あとはまあいつも通りの感じ…なのだがサモハン演じる陳華順師父というのは「燃えよデブゴン友情拳」のあの人かー。さらに梁贊の>>続きを読む

西太后 [ノーカット版] 第二部(1983年製作の映画)

3.0

ひたすら西太后を「権力を追い求めた嫉妬深い悪女!」として描いた作品。だけど皇帝の死後は東太后とガッチリ協力しておりただ皇太后派対大臣派の権力争いでしかなく、どっちが悪いとかいう話でもないような。咸豊帝>>続きを読む

夜と霧(1955年製作の映画)

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考えたくないことだが、でたらめな管理の元に行われる収容や想像を絶する虐待や虐殺は自分に向けられたものでさえなければいいということなのだろうか
先日読んだ、ホロコーストを生き延びた母親はパレスチナ人と共
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西太后 [ノーカット版] 第一部(1983年製作の映画)

3.0

ちょうど郎世寧のドラマ見終わったとこだったので、原題見てビックリ。円明園そんなことになってしまうのか、悲しい。英仏の破壊と掠奪という野蛮極まりない行為に怒りを覚えつつ私がどうしてあれを責められようとも>>続きを読む

ラヴソング(1996年製作の映画)

3.5

大陸から香港にやってきた人の悲喜交々みたいな作品が大好きだけど、クライムアクション的なものばかりなのでたまには。
マギー・チャンは本当にお金に執着する女の子が似合う、でもやらしさがなく共感してしまう。
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黄河大侠(1987年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「少林寺」で悪役・王仁則を演じた于承惠主演。はつらつとして屈託のない若い僧が活躍するあちらと対をなすような、影のある渋い中年剣士が誤解や矛盾を背負いつつ壮絶な運命に向き合っていく湿っぽさがいい。自分の>>続きを読む

我が心の香港 映画監督アン・ホイ/映画をつづける(2020年製作の映画)

3.5

見ているうちに胡金銓みたいな人だと思ったけどそういえば助監督やってたんだっけ。母とのわだかまりや女性監督としての苦労、コンプレックスや確固たる信念など重めの話もカラリと話していて聞き入ってしまう。言う>>続きを読む

キン・フー 武俠映画の王 後編(2022年製作の映画)

4.0

芸術家肌でありつつ博学で、演技もうまく話好き、いつも人々の中心にいたという証言はまさに名監督というイメージだが、映画作りのスタイルが時代にそぐわなくなっていった時代にはかなり恵まれない境遇に追いやられ>>続きを読む

キン・フー 武俠映画の王 前編(2022年製作の映画)

3.5

「台湾映画上映&トーク〜台湾映画の"いま"2023」にて鑑賞。先進性と考証へのこだわり、意外な作品に与えた影響は驚きもあるけど納得。撮影時の裏話や俳優たちのバックグラウンドも知ることができうれしい。そ>>続きを読む

人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.5

超・有名俳優が体ひとつでヤバい誘拐犯グループと対峙する、息つく間もないサスペンス。お茶を入れ替える暇もなかった!脱出を試みるファン・ジョンミンさん(本人)の機転が現実とリンクしていて緊張感が倍増。下積>>続きを読む

バイオレンス・ポリス/九龍の獅子(1987年製作の映画)

3.5

前作の二番煎じ、というほど悪くもない。
最初は田舎者とばかにしてきた香港の刑事とやがて友情を結んだり、好きな女とハワイで暮らすという単純ながら決してバカにできない夢を抱いていたり、かなり切ない。ショッ
>>続きを読む

省港旗兵・九龍の獅子/クーロンズ・ソルジャー(1984年製作の映画)

4.0

半ば諦めてたけど見られた。「男たちの挽歌」あたりが引き合いに出されがちのようだけど個人的にはイー・トンシンの「新宿インシデント」とか「ワンナイト・イン・モンコック」を思い出す。犯罪とはいえ家族のため・>>続きを読む

傷だらけのふたり/恋に落ちた男(2014年製作の映画)

3.5

借金取りのちんぴらが債務者の娘に一目惚れというワクワクのラブコメと思いきや途中から違う感じになってしまった…まさかこうなるとは思わなかった。ファンジョンミン演じるテイルが、一見おっかないヤクザのくせに>>続きを読む

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