zatさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

2.0

菅政権のヤバさ以上に、映画自体の保守的すぎるジェンダー観にドン引きしてしまった。
左派がこれでは、ジェンダーギャップ指数120位も大納得。
もし自分が、息を吸うようにセクハラかます系おじさんだったら、
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

濱口作品はいくつか見たことがあり、前評判も高かったので楽しみにしていましたが、まさかここまで高密度、高濃度の時空間を体験することになるとは…。

決して派手な映画ではないですが、1秒たりとも退屈するこ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

主人公の感情や主観との距離が近くて、家の小さなテレビで観ても、とてもイマーシブな印象でした。劇場で観たかった〜。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.0

小道具の「燃ゆる女の肖像」の絵が、絵画としてはちょっとチープに見え、それがどことなく全体に響いてしまったような印象が個人的には残りました。
「絵画のように美しい」カットが沢山あるはずなのに…

劇中歌
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太陽の塔(2018年製作の映画)

4.0

太陽の塔そのものというよりは、インスパイアド・バイという感じで話題は自由に派生していく。

映像がおしゃれすぎてファッションビルのCM感強すぎるシーン多し。

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

淡々と描かれる、あるバスドライバーの7日間。

双子のモチーフ、繰り返しの中の微妙な差異、乗客たちの何気ない会話、少しずつ進んでいく詩作の過程、等々全編に気になる要素が散りばめられていて色々深読みでき
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.0

NHKぽいと思ったらほんとにいだてんセットとのこと。

パンダコパンダ(1972年製作の映画)

4.0

子ども向け映画の不朽の名作だけど、ミミ子が抱きついた(キスした?)ときにパパパンダが頬を赤らめる描写にはちょっと「きも…」と思ってしまった。

少女に処女性と母性とエロスを求めがちなハヤオ節の原型?

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.0

中村佳穂さんも他の声優さんたちもよかったけれど、作品全体としては自分には合わなかった。
過去作をあまり見ていないので、そこまで既視感は感じずに見れたけど。

ディズニーになんか言われないのかな…?と心
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

最後にあまりスカッとしない復讐劇。朝に鑑賞してから半日心が晴れません。

復讐の発端となった事件がリアルにありそう過ぎるからかな…今もこういう事件が頻発しているなら、教育用の映画として全学生たちに鑑賞
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

どこの国も姑ってこうなんだなぁとか、ワンオペしんどいなとか、日本が舞台でも全く違和感ないほど状況が同じ。独身だけど、82年生まれじゃないけど、ひたすら共感。
観賞後は主人公の鬱々とした表情が脳内にこび
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奥様は魔女(1942年製作の映画)

4.0

とにかく魔女の女優さんがかわいい!
ドライアイスの逆回しとか効果が素朴で微笑ましかった…

デソレーション・センター(2018年製作の映画)

3.0

ファウンド・フッテージを多用したドキュメンタリー。

監督=デソレーション・センターのオーガナイザー、らしいので、自伝的なところも強いのかなと思う。

ノイバウテン、ソニックユース、スログリあたりくら
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トキワ荘の青春 デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

4.0

定点観測的な切り取り方が心地よかった。
昭和の空気感も嘘っぽくなくナチュラル。

漫画家たちの青春を描いた作品だけど、今となっては、演じている錚々たる役者さんたちの初々しい姿自体が青春!という感じ。
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タイタンの戦い(1981年製作の映画)

4.0

ハリー・ハウゼンのモニョモニョ動くクリーチャーたちが愛らしい。
ブレードランナーが翌82年ということは、ブレード〜が革新的だったとはいえ、本作のVFXは当時としても最先端というわけではないんですよね…
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H.G.ウェルズのS.F.月世界探険(1964年製作の映画)

3.0

月の地底?のキラキラしたクリスタルみたいな造形がかわいくてワクワクした。

前半のビクトリア時代地上編のドタバタ劇が思いの外長くて、本当にこれ「月世界探検」だっけ?と途中不安になる程だった。

親密さ(2012年製作の映画)

4.0

サンクスシアター。

最後の電車のシーンは圧巻。
4時間、(うとうとしつつも)耐えてよかった、と思った。

うたうひと(2013年製作の映画)

4.0

サンクスシアター滑り込み。

東北のおじいちゃん、おばあちゃんたちが語る昔話の記録。
昔話といえば、チープめなアニメ絵の絵本くらいでしか知らない自分にとっては、生身のおじいちゃん、おばあちゃんの肉声で
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

ノマドとアマゾンの対比が秀逸。
マクドーマンドの演技が迫真的かつ自然とはいえ、大半の出演者が役者じゃなくて実際のノマドというのがいまだに信じられないです。
昔住んでいた家から望む荒涼とした砂漠の光景が
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

蓮實重彦が近著で監督を激推ししていたので観てみました。

静止画的な長回しが美しいシーンが多かったのが印象に残った。

絵の中のぼくの村 Village of Dreams(1996年製作の映画)

4.0

ひぐらしやアブラゼミの鳴き声、川の浅瀬を歩いて行く時の水しぶきの音。釣竿がぽちゃんと川面に落ちる音、舗装していない道をよろよろ走る自転車の音。
映像とともに、田舎の暮らしに溢れる豊かな音が印象的。
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女番長 野良猫ロック(1970年製作の映画)

4.0

バイクに跨るイケイケのアッコさんが観れる映画。
アッコさんのオープニング曲がかっこよすぎてカラオケで歌いたいけど、大して有名ではないらしく、歌詞サイトでも見当たらないのが不思議。