コマンダンテさんの映画レビュー・感想・評価

コマンダンテ

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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

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評価不可な試験的作品。芸術として鑑賞するなら面白いが、娯楽大衆映画としてみるならゴミ。変な洋書を読んでいる時、場面脳内置換が滞らず、流れるように展開されたらこんな感じなんだろうなという作品

レナードの朝(1990年製作の映画)

4.1

レナードを演じるデニーロの演技が秀逸。救いのない、何とも言えない歯がゆさを与える作品。レナードにとっての夜明けは救いだったのか、それとも再び訪れる悪夢への猶予期間だったのか。だが、少なくとも周りの意識>>続きを読む

ソウ(2004年製作の映画)

3.9

この展開が最後のシナリオまで続くと考えたらやっぱ緻密と言う他ない。シリーズを通して蛇足感が否めない所もあったけどサイコスリラー映画の中ではやはり至高

シャイニング(1980年製作の映画)

3.8

演出に関しては文句なしだが、作品として完成しているかと言ったら疑問が残るところ。主人公の葛藤が緻密に描かれる原作に対し、霊のせいでキチガイになった主人公が暴れ倒すという残念な内容になっている。深みに欠>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

レスターの紳士性、知性、猟奇性、粘着的な気持ち悪さが混在した人物像はあまりにも魅力的過ぎた。それ単体でこのシリーズの価値が押し上げられたといっても過言ではないだろう

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

日本人特有の判官贔屓で主人公サイドを応援してみたり、同情心からか「はよ気付けよ」と上層階級に対して思ってみたり、下層からの視点ならではの、どちらの側に対しても心理的共感を持つことが出来る作品であった。>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.3

涙などはず、ただただ唖然とする事しか出来なかった。監督は舞台挨拶で「是非ともこの作品の中に自分だと思えるキャラクターを見つけて下さい。私は因みに村長です」と仰っていた。村長は結局、体面を守ることに徹し>>続きを読む

(1985年製作の映画)

4.3

奸智に長け地方統一を成し遂げた大大名が晩年になり、家督相続を失敗し一族もろとも転落するという話。モデルになった毛利家の三本の矢の逸話を裏切る展開はシェイクスピアが大きく影響しているのだと思う。主演・仲>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8

アメリカらしいコメディテイストのホラー。普通にオモロイ

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.2

話としては期待していたものよりかは良かった。どんでん返しは来るだろうと思っていたが、犯人の正体が何となく見え透いていたのが残念。オチも自ずから分かっちゃうよね

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.2

漫画のストーリーを上手く集約していたと思う。小説家の九条某、いいキャラだよね。ほんと好きです。大泉洋もいいキャスティング。でも、映画としてはちょっと物足りない。主題歌は作品とよくマッチしてる

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.4

主人公の動作に追随するカメラワークの演出は面白かった。後半に行くにつれ、殺人犯の病的状態が如実に描かれるようになり、不快さが増して見るに耐えなかった。主演の演技はそれだけに目を見張るものがあった。遺族>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.5

2時間かけて正真正銘のクズ主人公の怠惰な生活の破綻を描いている。友人が自分のせいで捕まったが罪を被って救ってくれたことに対し、良心の呵責に苦しむでもなく手を叩いていた所は何とも胸糞だった。ラストの歯切>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.8

豪華なキャストの流石とも言える演技と時代特有のじっとりとしたカメラワークが不気味な雰囲気を更に完成へと導いていた。スケキヨの水死体ばかりが注目されがちだが、菊人形も中々気味悪い。ミステリーシリーズモノ>>続きを読む

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.0

主義云々ではなく、理不尽な未解決事件を真摯に向き合い直向きに真相を追いかける姿勢が心に響いた。彼等が見た現状がどれだけ悲惨であったか。今は聞くことが困難な生き証人達の貴重な言葉が収められている点でも高>>続きを読む

死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.0

ホラーに見せかけた低俗お色気映画。死霊達がほぼ全裸でダンスを交代で行うという内容。肝心のダンスにはコンセプトがあるものの単調ですぐ飽きる。見終わった後、壮絶な虚無感に襲われるクソ映画。ただ出てくる女の>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.1

謎の高揚感に包まれる邦画が苦手な私でも楽しめるカオスハードボイルド作品

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.3

シリーズ屈指の失敗作。安定のソビエトを悪の権化とする展開。唐突のSFに辟易した。従来のシリーズの歴史を重視する姿勢が完全に失われた作品だった

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