ぴさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.1

悪くないんだけど、ドクもトニーも深掘りが甘くて、上辺だけで終わってしまった感がある。演奏シーンのマハーシャラ・アリは「めっちゃ特訓したんだな〜」と感心しました

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.0

テーマは存在は本質に先立つが、性は存在に先立つことを描いた作品。
人間は選択責任を追うことができるから、本質に先立てる。そういった意味でサルトルは実存主義を唱えた。本作はそのアンチテーゼ的な作品だと解
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

4.3

『最強のふたり』の監督の作品。『最強のふたり』と比べて撮影技法や色味、トランジションは変化したが、何を伝えたいかというのは相変わらず明白で分かりやすい。
実話をベースにしているからか、メッセージを伝え
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うなぎ(1997年製作の映画)

3.8

楢山節考には遠く及ばないが、それでもかなりよかった

白い帽子の女(2015年製作の映画)

4.0

アンジーが監督・主演をつとめ、もう1人の主演にはブラピを起用した作品。
覗き穴はさておき、設定がやけにリアルだし、この後2人は離婚するから、当時アンジーが抱えていた心情を、暗喩を用いて表現しているのか
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最愛の子(2014年製作の映画)

4.6

もし、妊娠できていたら。
もし、不妊症だと嘘をつかなかったら。
もし、ポンポンを誘拐していなかったら。
もし、喧嘩をそっちのけで、ポンポンと遊んでいたら。
ひとつの歯車が狂ったことで、大勢の人間の運命
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永遠の僕たち(2011年製作の映画)

2.8

設定はオモロいのに、蓋開けてみたら加瀬亮がものすごーく中途半端に使われていて、もったいない。ガスの作品の中ではイマイチなほう。

マイ・エンジェル(2018年製作の映画)

3.8

マリオン・コティヤール視点じゃなくて娘のエリー視点で進んでいく映画。親子もののありきたりな展開ではなく、意外な方向で話は進んでいく。ラストの展開は個人的には好みだけれど、白黒つける終わりではない。
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

4.2

宗教的に生きることと、宗教を信仰することは違う。
ここでは、「宗教的に生きること=その教えが生活とぴったり貼り付き、疑いようがない状態」と定義したい。
アメッドはイスラム教の教えこそが生の根源となって
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淵に立つ(2016年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

蛍だけでなく、孝司も罪の子だったのだろう。ラストで、蛍と孝司が死ぬことでようやく章江と利雄と八坂の罪が赦される。
娘を助けたい気持ちと、罪から赦されたい気持ちのジレンマを抱えながら蛍に施す利雄の心臓マ
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楢山節考(1983年製作の映画)

5.0

愛する母を背負って、極寒の山に捨てに行かなければならない不条理さ・無情さ・やるせなさ・無力さがよく描けている。物理的な母の重さはなくても、愛による重さで顔が苦しみに満ちていく緒形拳もよかった。
テーマ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

『ウルフオブウォールストリート』や『21ジャンプストリート』などに出演し、一躍人気のコメディ俳優になったジョナ・ヒル。
私がジョナ・ヒルを好むようになったのは、ガス・ヴァン・サント監督の『ドント・ウォ
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少女が大人に変わる夏(2013年製作の映画)

1.4

エリザベス・オルセンは『フルハウス』のミシェルを演じたオルセン姉妹の妹。
双子じゃないにしても、顔は似ている。そして演技も、ダコタ・ファニングやデミ・ムーアを飛び越えている、と感じた。
監督のナオミ・
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

1.8


以下、みる前に必ず予習しておかなければならないこと。必ずです。
これが分からないと140分、ほぼ退屈になります。
(正直、『市民ケーン』は観ずとも、下記の項目は徹底的に調べておく必要があります)
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.9

映画史に残るといっても過言でもない大作だろう。

映像技術、ストーリー、コンセプト、演出すべてにおいて抜きんでていた印象で、純粋にノーランと同じ時代に生まれることができたことに、嬉しさを感じ得ないので
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タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑(2009年製作の映画)

2.1

ルーニーマーラの出演作を網羅しようと思い立って観た映画。
ルーニーマーラはクールな役がぴったりで、今作も良い演技が見られます。

「学園生活サイコー!」「やっぱ恋愛っしょ!」みたいな従来の青春映画とは
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.2

一点だけ。

ブリブリになりながら、車を運転するディカプリオは必見。

目の寄せ具合だとか、ハンドルの握り方とか、ふざけたシーンこそ演技が光るのはなぜなのか。

全てのシーンを飛ばしてでもこのシーンは
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.7

オーシャンズと十一人の仲間のリメイク。

主演はジョージクルーニーだが、ブラッドピット、ジュリアロバーツ、ケイシーアフレック、エリオットグールド、ドンチードル、マットデイモンなど、他のキャストもガチガ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.0

思ったより楽しめた。ストーリーは正直イマイチだった、とはいえ。

『プラダを着た悪魔』から一変して、アンハサウェイが社長に。

「クラシックは不滅」という、まるで自分を誇示するようなロバートデニーロの
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.0

facebookの創始者マークザッカーバーグの話。

総じて、フィンチャーらしい暗い感じはなく、割とコミカルに話が進行していくので、ドキュメントものに抵抗のある自分でも楽しめた。

音楽は安定のトレン
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

フィンチャーらしい暗い色使いと、暗い展開の作品。音楽をNINのトレントが手掛けていることもあり、この情報だけでファンならどんな作風なのか想像できるだろう。

エイミーに同情したり、ニックに同情したり、
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マザー!(2017年製作の映画)

4.6

旧約聖書を題材にした映画。知っていればなお面白さが深まるが、知らなくても十二分に楽しめる。

『ブラック・スワン』でおなじみのダーレン・アロノフスキーが監督。『ブラック・スワン』で見られたスリルさはも
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.6


前作を見ずに今回、この新作を鑑賞。
レビューを見てる感じ、前作の方が良かったそうなので、ぜひ見たいなぁと思った。

アクションとコミカルさは私の中で切り離せない関係で、
シリアスに戦ってる中でもちょ
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

3.8


言わずと知れた名作。

レオンといえば、ひとつ印象的なシーンがあって、
マチルダが恋についてうんぬんかんぬん話してる時に、
「これって恋だわ」みたいなことを言うんだけれど、
さらっとレオンが
「恋を
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

1.5


ファイトクラブの中で、「走れ!フォレストガンプ!」という台詞で覚えたフォレストガンプ。

本当によく走っていた。

ベンチに座りながら淡々と物語を語っていく手法は面白かった。
ただヒューマンドラマか
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レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー(2016年製作の映画)

3.3


一度だけレゴムービーを日本で見たことがあり、普通に面白かったので、見に行った。

めちゃめちゃトラン○フォーマーっぽい演出やアニメならではのテンポ感が良い。
せっかくジャッキー出てるのに空気なのも良
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.9



明るさだけで明るい映画を作ろうとした作品である。



私が知人にこの作品を薦めるときに必ず言う言葉である。
私は映画に明るさがないと見れないのだが(明るさとは、ただ単に「ハッピーさ」を指すもので
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.5


クリストファーノーランの最新作。

ここ最近いい映画に出会えてなかったが久々に出会えたという感じ。

私が特に感動したシーンは2つあって、
1つはイギリスからの民間船が到着した際の、「HOME」の一
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