カミキハラさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

(1963年製作の映画)

2.8

凶暴化した大量の鳥が人間を襲うという、ごくシンプルな物語。
カメラワークやBGMの演出等がなかなか面白かった。

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.0

小池栄子と渡辺直美の存在感たるや。
この2人は地で演じているように感じるからかどの作品を観ても演技がしっくりくるんだろうな。
キャスティングの巧さもあるのだろうが、どの作品でもブレずに安定してる。
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オルカ(1977年製作の映画)

3.2

ただのパニック映画というカテゴリーには全く収まらない良作。
シャチから漂う哀愁に稀有な作品であると感じさせられた。
そして相変わらずモリコーネの音楽が素晴らしい。

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.8

禁酒法。アル・カポネ。
だいぶ既視感のあるテーマだけど、今作品は今まで観てきたこの類いの作品の中でもだいぶ面白かった。

もう少しお堅い物語なのかと思っていたけど、実際にはコメディタッチなシーンも多々
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

3.8

久しぶりの鑑賞だったが、やっぱりオープニングで一気に心を掴まれる。
そして以前観てからだいぶおじさんになったので、もうねキキの純粋さに涙が出てくるよ。
ほんとええ子やなぁ。

それにしても宮崎駿監督は
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音楽(2019年製作の映画)

3.8

なんだこの作品は!!

ほどよいシュールさと謎の温かさ、そして最強の熱狂。
これは予想外すぎる良作。
ライブシーンは何度も見返しちゃったよ。
久しぶりにゆら帝聴こっと。

ダンサー・イン・ザ・ダーク 4Kデジタルリマスター版(2000年製作の映画)

4.0

劇場でのビョークの歌声。
まさに荘厳。

10年ぶりの鑑賞であったが、あの時の衝撃を鮮明に思い出した。
救いのないラストが見えていながらも、どこかでハッピーエンドを願ってしまう。
相変わらず凄まじい虚
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.5

残虐な皇帝コモドゥスに妻と息子を殺された元将軍マキシマスがたった1人でローマ帝国に戦いを挑む物語。

復讐のために戦う彼の周りには気がつけば多くの仲間が集まり、将軍から奴隷の剣闘士に堕ちてもなお民衆か
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

2.8

相変わらず菅田将暉氏の演技ってなぜなハマらないんだよな、、

原作のファンという事もあり観賞。
今作品は原作と比べてエンターテイメントとしての面白さは増したが、無理に2時間にまとめたからか深みに欠けて
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

1.6

福田監督お得意のBGMなしでボソボソ呟くボケが連発しすぎて、あまりテンポが良くなかったかな。
毎度のことだが、俳優陣はとてつもなく豪華なので一見の価値はあるかと。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.3

フランス映画『エール!』のハリウッドリメイク版。

主人公のルビー以外の家族全員が聾唖ということもあり様々な障害がうまれてくるが、そんなことを忘れてしまうほどとにかく仲の良い明るい家族のおかげで終始楽
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

4.0

『50回目のファーストキス』の日本リメイク版をついに鑑賞。
何を隠そう私はハリウッド版の大ファンなんです。
学生時代にドリュー・バリモアのあの愛らしい笑顔に心を奪われたのも記憶に新しい。
一見すると重
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.2

今更ながら一作目を鑑賞。
愛する家族を暴走族に殺されたマックスの復讐劇。
ストーリー云々よりも暴走族たちのマシンやファッションにすごいこだわりを感じますね。
さらに評価の高い続編に期待!

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.6

日本人作家のライトノベルが原作となる、タイムループアクション作品。
珍しく罵倒されまくるトム・クルーズが観れます。笑
タイムループものは好きだからこそ色々観てきたので既視感のある展開もいくつかあったが
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紅の豚(1992年製作の映画)

3.8

相変わらず最高に渋い!
マルコはまさに男が憧れる男像!

紅の豚はジブリ作品の中でも本当に悪い人が出てこない、ただ楽しく観れる作品。
男たちが大空に抱くロマン。
たまらんね。

偶然と想像(2021年製作の映画)

3.4

いろんな偶然が重なる中、ただひたすらに続けられる会話劇。
3話からなるオムニバス作品となり、それぞれ共通のテーマではあるが全く異なる日常の中での非日常を描いていた。
会話内でのワードチョイスがとても詩
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.2

いやはや、これは面白い!

韓国の良作は緊張と緩和のバランスが絶妙なので、ずっと集中して観ていられますな。
登場人物も全員が個性的で、悪人さえも可愛くみえてきた。
2022年は1本目から素晴らしい作品
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.4

クリスマスにはクリスマスらしい作品を。
ホームアローンシリーズを観ると小学生の頃を思い出すなぁ。
子ども心をくすぐる内容満載で家族愛に溢れている、ただただ楽しく見れる良作。

毎年のようにクリスマスに
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屋根裏の巳已己(2020年製作の映画)

3.6

疑問点がどんどん増えていくなか、独特なカメラワークやBGMにより徐々に物語に没頭していった。
理解できない事に対して、真実を知りたいと好奇心が掻き立てられることもなくストレスを感じることもなく、なぜか
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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

3.4

こんな有名な作品をいまさら初鑑賞。
午前十時の映画祭ありがとうございます。

いやはや、ティム・バートンワールド全開でしたな。
ハロウィンタウンの住人たち全員が、自分の欲望のまま生きている感じがとても
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ウォーターワールド(1995年製作の映画)

3.0

よくよく考えれば観たことなかったのか。
USJのアトラクションのおかげで観た気になってた。

内容は山あり谷ありのアドベンチャームービー。
この時代のこの手の作品を観て育った世代なので、まさに好きのど
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この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

4.0

大林宣彦節炸裂。
戦争について、長岡の花火大会に焦点を置いて人と人との繋がりを色濃く描いた作品。
花役の女優のなんとも不思議な雰囲気が今作をさらに特異な作品として昇華していた。
そしてこの子はアナウン
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.6

敵対する2人が共通の目的のために手を組み、絆が生まれ、そして目的を達成する。
というだいぶ既視感のあるストーリーだが、マ・ドンソク演じるマフィアがカッコ良すぎてもうそんなことはどうでも良くなった。
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プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.2

ジャッキー・チェンの代表作の一つ。
久しぶりにあの有名な落下シーンを観たくなって鑑賞。
相変わらずジャッキーのやられっぷりは爽快ですな。
この時代のコメディ色強めのアクション映画はただただ楽しく観れる
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.0

故郷のおばあちゃんを思い出して無性に会いたくなった。
年を重ねるにつれて実感していくが、家族はやはり近くにいるということが大切だと思う。
今作品を鑑賞して改めてそう感じた。
またA24が織りなすシュー
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

終始緊迫した空気が漂っていた。
それをカメラワークや演者の表情の移り変わりでうまく表現されていた。
中でもケイトの心情の変化を丁寧に描いていたこともあり、リアルな緊張感を強引に共有させられた。
麻薬カ
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.2

さすがザ・王道のアドベンチャームービー。
子ども心をくすぐる要素満載のギミックに綺麗なハッピーエンド。
なんといっても聞いただけでテンションの上がるあのBGMがたまらない。
スピルバーグ作品は音楽だけ
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.9

新撰組を題材にした作品なのでてっきり男同士の友情や時代に抗う不器用者たちのロマンスをドラマチックに描くのかと思ったら、土方歳三を語り部に新撰組の歩んできた物語をただ実直に伝えていくドキュメンタリーのよ>>続きを読む

悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

3.4

子どもって意外と冷静に大人たちを見ているよな。
複雑な立場ということもあり、変に気をつかってしまう時もあるけどやっぱり構って欲しくて駄々をこねてしまう。
そんな子どもならではの心情をスペインの美しい田
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三国志 第一部 英雄たちの夜明け(1992年製作の映画)

3.2

久しぶりの三国志。
三国志に限らず歴史作品は作者によって様々な解釈がされているので、それを楽しむのも一興。
今作は丁寧に描くところと端折るところを明確に分けた上で、真面目に史実に基づいて描かれていたた
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

ジョーの生き方に共感しすぎて物語が進むにつれて段々と見ているのが悲しくなってしまった。
夢を追うことで現実の幸せを掴まなかったことへの後悔。
ローリーがエイミーと結婚したことを告げた時の彼女の顔は見て
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版(1984年製作の映画)

4.3

名もなきギャングたちの壮大な叙事詩。

229分に及ぶかなりの長尺作品というだけでなく、一つ一つのシーンがとにかく長い。
もはやセリフよりも沈黙の方が長いじゃないと言うぐらい長い。
ただその長さの中に
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

前作も良かったが、今作はさらに予想を上回る面白さだった。
広島のヤクザ社会を描いていることもあり、よく『仁義なき戦い』と比較されることがあるが『仁義なき戦い』は昭和の広島ヤクザをリアルに描き、今作であ
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七年目の浮気(1955年製作の映画)

3.4

マリリン・モンロー主演作品の初鑑賞。
あの有名なシーンも観れて大満足。
完璧なビジュアルに無邪気で無垢な性格を兼ね備えていたヒロインは、まさに男性諸君の理想とする恋人像を体現したような女性だった。
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.0

スピルバーグ監督は相変わらず最高のエンターテイメントを我々に提供してくれる。
前作のジュラシックパークと比べるとどうしても物足りなさを感じてしまうが、今作もかなり実験的で面白い作品だと思う。
スピルバ
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