tonchikitexsさんの映画レビュー・感想・評価

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スウィンダラーズ(2017年製作の映画)

3.4

娯楽大作において、悪役が悪役としてきっちり成立してくれると、面白さ評価に星一つくらいは加味したくなるよねという典型的なwパターンだな。
官僚的な冷たい美貌というのは、悪役?それとも味方?観るものを迷わ
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フローレス(1999年製作の映画)

3.9

随分昔に観ていいなあと思っていたけれど、再度観てみたら、こんな話だったっけ?
鳥頭ゆえに、また楽しめたとも言えるw。
デ・ニーロの嫌みなほどの上手さは言うまでもないけれど、ホフマンの一歩も引かない上手
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

-

ビル・ナイが黒澤を?外せんよねって鑑賞。
癌による余命宣告を受けた役場勤めの主人公の生き方の話な訳だが、ビル・ナイの佇まい!
それ
肩にぴったりあったスーツ、帽子。綺麗に刈り揃えられた髪…美しい。
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

半ば冗談と勢いだけで書きなぐったものがベストセラーで、有名な賞まで受賞してしまうという本筋に、介護問題や家族問題が絡む。
黒人のステレオタイプを活写してしまう主人公は、あるべき姿に拘るけれど、本当に真
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

人は人など救えない。
そう言いきりながら。

書くことに一度でもみいられた人間にはある種のトラウマにもなりうる作品。

リズが救いだった。

いやあ、息を詰めてみた。
すごい。

タミー・フェイの瞳(2021年製作の映画)

3.6

実在の人物、しかもそれが宗教家。いやあ面白かったなあ。加害者でもあり被害者でもあるタミー。どんどんグロテスクになるメイク。ジェシカよく受けたし素晴らしい演技。
足りない部分もたくさんあるけれどLGBT
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愚行録(2017年製作の映画)

3.7

ブッキー、疲れたような膿んだこの役の印象を伏し目で演じきる。
爽やかで明るい好青年。可愛いとも言える彼本来の「顔」が、この役の邪魔になっていないというところに、大拍手。いい役者になったよねえ。
満島ひ
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ソン・ガンホ、イ・ビョンホン出てるのか~どれどれってな感じで観始めたら、いやあ、おんもしろかったあああ。
一番面白かったのは、各国(アメリカ、日本)に着陸を拒否されてから。
日本とアメリカを理解なき厄
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ある男(2022年製作の映画)

3.7

ブッキーこんな芝居をするようになったのか。
ラスト、かなりゾワッとしたよ。

人間のアイデンティティー、事実の積み重ねの意味。

好きになるってなんだ?

面白かった。

ゾワゾワゾワゾワは邦画じゃ久
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ノイズ(2022年製作の映画)

2.9

うーーーん。
今の邦画界のなかで実力者あつめたーって印象で見たんだけど。
ちょっと詰め込みすぎたかな~?
最初の決断を間違っていなければというストーリーなんだけど、
事故なのに、なんでそっちを選ぶ?と
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高速道路家族(2022年製作の映画)

3.3

いやあ、救いがあるようでないよなあ。

一番印象的だったのは、悲しい女が、別れてくれと頼むシーンね。

拝むように祈るように。

必死さと切なさがダイレクトに伝わる。

一度失敗してからの、建て直しが
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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.3

やっぱりアジアは母性でしょって途中で物語の落ち着き先はわかってしまうけれど、この男の嫌らしさに、結局最後まで引っ張られる。
不倫はいかん以上に儒教の国だからさあ。とことんいくよねえ。

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.1

原作でやられていたから、正直観るのが怖かった。
けれど、映像化できたんだねえ。
氷魚君も良かったけれど
整えられた襟足と共に鈴木亮平が抜群に良かった。
表情が変わるところ。
切り替えるぞ的な気合いと共
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

堅気の世界は我慢ばっかり。そしてそんなに面白くもない…だけど空が広い。
この台詞が良かった。
ミカミの死にかたを、どうみるかで評価は分かれるだろう。
悲劇かもしれないけど、あんなに強い調子で名前を呼ん
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

すげえ。
この人が出ているから観るっていう俳優がいる。
私の場合、ビルナイとケイトブランシェットがその双璧。
そして今回も外してなかった。
すげえ。
観ている間中、この緊張感はなんだ、この「圧」は一体
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空気殺人~TOXIC~(2022年製作の映画)

3.5

庶民は政府がお墨付きを与えれば、これは安全だって信じて使うよね。
だけれども、それが金絡んでて、金目当てでって、おい、これってかの国だけじゃなくて、今の日本でも…ってゾクゾク。
そして、中盤以降、あれ
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

4.0

これは拾い物。
面白かったぞ。
子供を連れての逃避行、巻き込まれってストーリーは、よくあるパターンと言えばパターンなのだけれども、子供に絆されていくヒロインの気持ちのありようが自然だから、物語に引き込
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バビロン(2021年製作の映画)

3.6

長時間作だから、最初観るの躊躇ったけど、観始めたらあっという間。
ヒロインにはどうしたってマリリンのエピソードが重なるし、象のエピソードは、あの作品かと、脳内忙しかった。
つまるところ、出てくるエピソ
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.0

良くできていると思ったのは斎藤工の政治ゴロの立ち位置が明らかになってから。
「お前俺の事好きだっただろう」って、うっわーだったねえ。
面白いとは思うんだけど、点数が伸びなかったのは、終わりかた。
ああ
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ビビアン・スーの桃色天使(1994年製作の映画)

-

映画以前。
駄作。
しかしビビアンスーは圧倒的かわいさ。
本当に可愛い。
どうせ脱ぐのなら、せっかく脱ぐのならば作品を選ぶべきでは?
というか、なぜこの作品を選んだんだろう。
何か弱みでも握られていた
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.7

やっぱ圧倒的に巧いんだわ、ファンジョンミン。
面白かったのは「本人役」だからさ、下積み時代の苦労した点とか、赤ら顔の不細工とか、色々ネタとして出てくるのね。
あー彼はこういう風に評価されてるのかーとか
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見知らぬ隣人(2022年製作の映画)

2.8

巻き込まれ型サスペンス。
結構な年齢の浪人生である主人公がオタオタするのは
リアルな部分もあるのだけれど、
話がシンプルなだけにオタオタだけじゃなあとも思う。
ただ2点見所あり。
1つは終わりかた。
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頑張れ!グムスン(2002年製作の映画)

2.8

若い新米ママっていっても、かなりわがままで、最初はヒロインに感情移入できなくて、困ったなと。
まあ、段々に成長はするのだけど。

大人版鬼ごっこ。
ヒロインはバレーボール選手だった。
この2点で強硬突
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.1

福山君、老けたねー。
とはいえ、やっぱり男前。
こういう言い方するのもなんだけど、劣化少なしだよなーって
妙なところで感心。
ただヒットキャラゆえセルフパロディっぽいシーンが、笑いに繋がるというわけで
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.7

みんな大好きマドンソクって印象の作品なんだけど。
韓国映画で耐性ついたと思ったけれど、まーー残虐❗️
ちょっと目を逸らすよねー。
だからマドンソクの武器を使わないBAN BAN BANって手でひっぱた
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警官の血(2022年製作の映画)

3.1

面白いんふぁ。
面白いんだけれど、少しの違和感。
なんでだろうって考えるとこの映画の底に流れる「父性」への違和感なんだな。
私にとってアジアは「母性」。
父性をバデイ愛に変化させる持っていき方とか、上
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.5

ストーリー的には、極めて予想通りと言っていいだろう。
観る年代によるよね。
トムハンクスの絶対的演技力
と、人生で一番の時を過ごした人とのラブストーリー。
今の時代では消え去りそうになっている人との関
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死を告げる女(2022年製作の映画)

3.6

いやあああああな映画だー。
もう、いろんな意味でいやあああああな作品、
で、いやなんだけど、目を背けられない。
共依存、精神病、母子依存、ううー。
しかしアジアは母性よねえ。
すっごくいやあああああな
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ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

2.5

うーん。薄い。
プリシラへのオマージュ?シーン多いねえ。
あの帽子、焚き火の回りでのトーク。
わかるけどテレンスの優雅さは絶対だったものねえ。
せめてヴァージンが舞台に立たなくなった理由のストーリーで
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.9

Me2運動ってどうもなんかサーとモゴモゴしながら見た。
フェミニズムってちょっと苦手なんだよ。
しかし。
アメリカのこれは政治、仕事、生き方、これはなあ…うーん。
皆一様に自分が固すぎる?
自分が若く
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スキャンダル(2019年製作の映画)

-

FOXTVのスキャンダルを描いている訳だけど、面白かったのは「女性の中の分断」を、きちんと描いている部分。
「代わりにもらったものは多い」
「彼女には友達なんていない。」
「バービー」
権力持った男が
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.8

重い。
重すぎるテーマ。
聖職者によるセクハラ、子供にってのは、ちょっと…きつい画面が続く。
静かなんだけれどきつい。
でも目を離すことが出来ない。
なんのかんの言いながら、アメリカの良心が浮き出た作
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悪魔は誰だ(2012年製作の映画)

3.5

やっぱりアジアは母性よねと思いながら鑑賞。
この女優さん、誰かに似てる。
似てるんだけど、思い出せない。
辺見マリ的顔立ちで綺麗よね。
最初の犯人は誰だ?の展開はかなり緊迫感あり。
靴を供えるエピソー
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傷だらけのふたり/恋に落ちた男(2014年製作の映画)

3.8

ファンジョンミン若い。そしてめちゃくちゃ魅力的。
チンピラの純情みたいな話しなんだけれども、ダメだ、こんな一直線。惚れてしまうよーう。
途中からワンワン泣いてしまったんだけれど、ラストは不満。
泣かせ
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ステラ SEOUL MISSION(2022年製作の映画)

-

ソンホジュン主演、
アジア映画で父性をテーマにしたってのは、案外珍しいような気もする。
私の中でアジアは母性ってかんじが強いのだけれど。
一番いて欲しい時、必要とした時にいなかった父。
しかしラストの
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ザ・メイヤー 特別市民(2016年製作の映画)

3.3

チェミンシクを堪能。
うまいし、面構えだよね。
韓国映画、本当に勢いあると思うけれども、その事を支えるひとつの要因が、役者の面構えだと思う。
癖のある、存在感、生活力、生命力を感じさせる顔。
今回腹心
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