sさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

355(2022年製作の映画)

4.0

朝イチで見てバキバキになった ハードボイルドチャーリーズエンジェル、格闘技習いたくなる。ファン・ビンビンさんかなり美しい………
馴れ合ったり歪みあったりせず終始さっぱり描き切ったのが良かったです

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.0

すごいパワーだった 恐怖よりワルツを 絶望より幻想を

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.3

ストーリーはある意味ベタかもしれなくて、でもそんなことよりそこに向かう過程の描かれ方が丁寧で素晴らしくて 起きたことと結果が全てじゃないのは映画も同じで、どうしてそうなったのとか、どうしてそう思ったの>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

少々展開が無理というか粗さが目立って、焼き魚の小骨が喉に絡まったままの感じで終わった。「有料コンテンツでしょ」は犯人の若者らしさを際立たせたかったんだと思うけど、もうちょい良い言い回しがある気が、した>>続きを読む

声もなく(2020年製作の映画)

4.0

コミカルとシリアスの塩梅加減とバランスの良さ、1本の映画としての完成度、とにかくひたすら「バランス良く出来ている」という感じで気持ちが良かった(無難という意味の皮肉ではなく)監督の今後に期待してしまう

エル プラネタ(2021年製作の映画)

3.9

この映画のことを考えれば考えるほどじんわり悲しくなってくる 事実豊かじゃなくたってせめて心を豊かにしたいじゃないか、人生に不必要なものが心には一番必要。ここまで切なることではないが実際のお財布と欲しい>>続きを読む

ユンヒへ(2019年製作の映画)

4.4

母と娘、叔母と姪、友人と友人、同級生、そして初恋の人。どれも全て等しく女と女の関係性として描かれていて、その丁寧さに救いを感じた。そこに娘の恋人が等しく描かれていることを含めて。彼氏が一生可愛い、良す>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.5

まあそうだよね、とは思いつつ ブランドはプライドや姿勢に心から共感した人のみが運用していくべきだなと ビジネスのみならず、家族とかいうシステムが如何に邪魔かまた思い知らされた感じがした(最近見たもの>>続きを読む

ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

おっ ビル・マーレイだ きっと何か重要なキャラクターなんだ→モブおじさんだった
ウェスアンダーソンはビル・マーレイに何をやらせたら人がウケるのか意識してる気がする ていうかビル・マーレイ好きでしょ そ
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

知らない大人が勝手に自分をイメージした歌を知らない異国の言葉で歌わされているのしんどいなと思っていたらエンディングでもしっかり使われておりげっそりした でも明治のCM自体はとても素敵なんだよな…
未成
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.2

自分の中に閉じ込めておいた方がいい偶然も、誰にも理解されない・私だけが知っていればいい偶然も、嬉しくて抱き合いたくなる偶然も、全部人生に必要 第3話で泣いてしまった

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.9

マーガレットの多肉植物好き設定わかりすぎて笑った

いまを生きる(1989年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

そう、自由か死か、選択肢を知らない年頃ならばどうしてもそうなってしまう あと一つ何か教えてあげるべきであったことは「耐えることも自由への選択肢である」ということかもしれないけど、その時しかない勢いや美>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

4.0

うう…ポールニューマンめちゃくちゃかっこいい…顔… 映画の軽快な雰囲気をほぼ音楽が支配している、サントラ落とします。演出がかわいい。ずっと「🎶🎶🎶」って感じだった(クライムものです)

悪なき殺人(2019年製作の映画)

4.2

『偶然と想像』まだ見てないけど『偶然と想像』と似てる気がする、『アイネクライネナハムジトーク』とか。よく出来たいいエンタメムービーでした。原題の方がいいなあ

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

4.3

見る仕掛け絵本だ…幼心にワクワクしたあの感じを大人になっても変わらず味わえる傑作。アニメと実写の融合が可愛いんだけど何とも言えないシュールさがあって、そこがまた可愛い。(若干シュヴァンクマイエルみを感>>続きを読む

麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

3.8

ビリーワイルダーの映画は台詞ひとつひとつが小洒落ていてどれもうっとりしてしまうな 粋な演出やリフレインも 劇中で使う映画のタイトルがちゃんと自作のものなの笑っちゃった
この時代の映画、成り上がっていく
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.3

子供ならではの社会とかコミュニティとか、ちゃんとその目線で描かれていてすごく良かった。純粋だからこそ今では考えられないくらい残酷なこともあれば、考えられないくらいの優しさを持ってることもある 母……と>>続きを読む

スクールガールズ(2020年製作の映画)

3.7

反抗(大人への経過)の過程が丸々描かれてるように思えた、いつまでもなんでも誤魔化せる訳でも言うこと聞くわけでもない。子供扱いと大人としての振る舞いは全然違うのよ 先生へのバカに仕方、思い当たりがありす>>続きを読む

ハミルトン(2020年製作の映画)

4.2

アイデアは既知と既知の組み合わせである、という言葉が滲みる演出でした。表現は人種もカルチャーも飛び越えることができる。違和感を抱く、と言うよりも「新しい!」とか「意外といいかも!」という発見ですらもし>>続きを読む

ニュージーズ(1992年製作の映画)

3.7

クリスチャン・ベイルの美しさ…!文字通りの美少年なんだけど野良犬のような気高さと掴めなさ、なんでも持ってるようで絶対に届かなくて猛烈に焦がれているものがある、ジャックというキャラクターにあまりにぴった>>続きを読む

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

どんどんえらいことになっていき冷や汗止まらなかったのでバレてくれたときすごいホッとした 起きたこと自体はもう誰がどう悪いとかではなく玉突き事故でしかないんだけど(母が悪い!という意見を目にすると正直怖>>続きを読む

皮膚を売った男(2020年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

最後のどんでん返しはちょっとエンタメに寄せすぎかなと個人的に思った 拍子抜けしてしまう(急に優しくなるの普通に怖い)が、素晴らしかったです。問題提起の仕方、心理描写(脚本)、画としての美しさやカメラワ>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

【メモ】人の感情の中で暴走すると最も厄介なものがある。正義感だ。
自分の正義を他人に押し付ける古田新太と寺島忍にかなりぐったりした しのぶすごかったね…さすがだよ…

怒りの根源は悲しみだけど、それを
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ひらいて(2021年製作の映画)

4.3

心は、得るためのものではないから

芋生悠さんすばらしい(ソワレも是非)

ナショナル・シアター・ライヴ「メディア」(2014年製作の映画)

4.0

演者がひたすら大変だなと思い調べていたらヘレンが4月に亡くなっていた。こうして人の素晴らしさを後から知るのは勿体なくてむず痒い気持ちになる

女は夫や子供に弱いなど、現代にそのままやるには少しアレンジ
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ナショナル・シアター・ライヴ 2016「夜中に犬に起こった奇妙な事件」(2012年製作の映画)

5.0

映画というか舞台としての評価ですが、あまりに素晴らしい完成度で………… よく練られた脚本(原作)に、それを演劇でやる上でのアイデア達の素晴らしさ 演劇は決められた形のステージや構成でやるものだなんて決>>続きを読む

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

4.1

寝る前にプロジェクターで見たら小さい時寝る前に読んだ絵本みたいに、ワクワクしながら気持ちよく眠りにつけました おすすめ
ファンタジーの中に「苦しいことも悲しいことも辛いことも捨て去ってしまえばそれは思
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.7

映像のための映画 きったないパリと生臭いはらわたのぐちゃぐちゃとしたリンクが良かった あの赤毛はナチュラルボーンなのかな…だったらめちゃくちゃ羨ましい

ミスト(2007年製作の映画)

3.8

スポンジボブミュージカルで似たようなことがあったような…………………

弁護人(2013年製作の映画)

3.9

裁判をどう闘うのかという点で『否定と肯定』と続けて観て良かった。アンソニーみたいな戦略家が横にいればもう少し変わったのかとも思いつつ、そうじゃないからこそ良かったこともある でも内側の権力暴走を暴くに>>続きを読む