地球(地下空洞)というリングで繰り広げられる、スケールの大きい、ビッグで、どデカい、超ド級の戦闘劇。これは、もはや、プロレス映画である。人類は微生物のような扱いであり、あくまでも主人公は怪獣たちである>>続きを読む
悲しみの果てに
何があるかなんて
俺は知らない
見たこともない
ただ あなたの顔が
浮かんで消えるだろう
—エレファントカシマシ
この曲の一節を思い出す。
絶望の果ての一縷の希望を求め続ける旅。
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搾取やらメッセージ性やらどうのこうの言われてますが、確かにそうですが、この映画は"明暗の妙"も面白いポイントだと思います。サスペンスホラーからSFモンスター討伐モノの切り替り。悲痛さをそこまで感じさせ>>続きを読む
IMAXにて観賞。これは可能であればぜったいにIMAXで観ることをオススメします。圧倒的な映像美とサウンド、そして没入感。砂蟲(サンド・ワーム)が動くたびに「ブイィィィーン!」というものすごい低音がビ>>続きを読む
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もう、とにかく、演奏がとんでもない。音を聴いただけで「ああ、上原ひろみだ!」と分かってしまうのがすごい。それから音の深淵に入り込んでいくアニメーションが見事。極限の集中状態で音楽を聴いているとき、ああ>>続きを読む
映画館で観ればよかった作品筆頭。車が欲しくなりますよ、こんなん見せられたら。改めて、クリスチャン・ベールってすごいなと。俳優をするために生まれたきたような人だ。レースのスピード感さながら、テンポも非常>>続きを読む
1984年、この年から発せられるワクワク感のようなものが凝縮された作品。アメリカ版プロジェクトX。スタイリッシュかつテンポも良い。いわばオチが完全にわかりきってる中で、ここまで面白くできるのはシンプル>>続きを読む
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圧倒的映像美、圧倒的なクリーチャーの造形。オープンワールドから密室ホラーに切り替わっていく様も見事。ラストの終わり方もゾクっとする感じでいいです。どうでもいい突っ込みどころ探すよりも、面白そうなガバガ>>続きを読む
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いいじゃないですか、ストーリーがガバガバだって。エイリアンに期待するのはそこではありません。映像を観ているだけでワクワクします。それでもう充分です。あとはなんと言っても世界観がイイ。それから無機質で純>>続きを読む
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冗談抜きにアリ・アスター版ボボボーボ・ボーボボだった。これを「悪夢」と言う人間は、普段よっぽど幸せな夢をみているのだろう。とはいえ、幸せな夢をみるに越したことはない。幸せな夢をみたい——。これは幸せな>>続きを読む
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いつだったか、某ハリウッド俳優が、その妻を揶揄するようなジョークを言った司会者にビンタするということがあった。アメリカでは俳優を非難する立場が多数であった。暴力は何にも変え難き悪であるという倫理観がそ>>続きを読む
期待していただけにややガッカリ。詰め込みすぎというか。ストーリー、演出、カット、とにかくこの尺に収まりきらないくらいやっちゃってるので、結局最後は尻切れとんぼっていう。ヒーローに復讐するヴィランの構図>>続きを読む
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1秒でも長く、映画の世界を観ていたいと思った——。ファンタジーの新たな定番(クラシック)たり得る作品。にしてもローワン・アトキンソンはすごい。一挙手一投足すべてが面白い。もはや、達人の領域である
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「この俳優いいなーって思ったら全部中村獅童なんだよなー
このアングルいいなーって思ったら全部黒澤さんのアングルなんだよなー」
めちゃくちゃ首と血飛沫が吹き飛びまくるのが最高でした。合戦映画でしっかり>>続きを読む
2023/11/21
4.6
クラシカル、伝統的、けれども全く新しい。The Beatlesが全員蘇って、若返って今のメインストリームにも通用するクソやばい曲を2023年リリースしちゃいましたみたいな>>続きを読む
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こういう邦画はもっともっと高く評価されるべきだと思う。この作品を観た者もまた「洗脳」されてしまうという巧妙なプロット。凶悪犯罪者と、真実を追求しようと奔走する人物が交錯する構図は『羊たちの沈黙』的だと>>続きを読む
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ルビーの歌声を聞けない家族のもどかしさが、クライマックスで見事に解脱していく感じがとても良かった。あとは顧問のV先生の描写がなかなかいい。ルビーの境遇を理解しつつも、同情を一切せずに純粋に歌のレッスン>>続きを読む
前情報一切なしで観て本当によかったと思える作品。ただ、米津玄師の主題歌は致命的なミスマッチだと思いました。もちろん彼は日本のメインストリームの素晴らしいアーティストですが、この作品に関してはこう、別の>>続きを読む
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最高の続編、文句なし。ジョン・ウィックのラストは『カウボーイ・ビバップ』の最終話のスパイクと交錯。そしてやはりドニー・イェン大先生がすばらしい。あのアクションがあるだけで作品が何倍も華やかになってしま>>続きを読む
防弾技術の向上により、ヘッドショットは控えめ(当社比)。CODみたいなFPSをやってるような感覚になりました。犬とかモロにそれといった感じで。日本兵みたいな坊主寿司職人もよかったですね。鮮やかにKIL>>続きを読む
正統派続編
ヘッドショット健在
とにかく酒が飲みたくなる
度が強いのをストレートで
愛犬復讐系ガンアクション
テンポ良く人が死んでいくのが最高
もちろん、もれなく全員ヘッドショット
鑑賞後の余韻がすごい。淡々と進むストーリーなのに全く飽きさせない役者陣の半端ない存在感たるや。背景や文脈は全く異なるが、韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』(2019)に通ずる部分があると感じた。2>>続きを読む
志人のアレ。抽象芸術みたいな感じかと思いきや、皮肉めいたストーリーで驚く
あまりにも爽快、ストレスが一切溜まらない。この手の作品はそのようであるべきだし、それを見事に実現しきったのにまず感服。無駄をとことん削ぎ落とした構成に描かれるのは、鳥山明の織りなすポップなキャラクター>>続きを読む
官能的で荒廃的で美しい。1990年代の日本、平成のノスタルジーな感じと九龍城的なカオスの見事なまでの対比。統制の取れた資本主義社会から一歩外れに出ると、危うさと儚さが共存するスラムへ。とすればこれは対>>続きを読む
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恐怖や緊張感を、大きな音や驚かせるような演出ではなく、平時と同じ温度感を表現しきっているのがすばらしい。レクターの目がとにかく、すごい。『踊る大捜査線 THE MOVIE』でこういうのありましたよね。>>続きを読む
すべてが最高。もう5時間観たい。いや、10時間でも、シリーズでもいい。この作品ほど、永遠に続いてほしいと思った作品はない。ほんとうに同窓会に参加したような気分、あの頃のワクワクがより凝縮されて帰ってき>>続きを読む
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アナログとデジタルの狭間の90sをスケートボードが滑る。"あの頃"の最高が詰まった映画。ラストシーンにこの映画のカタルシスがぜんぶ詰め込まれてた
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最近の老成した沢田研二だとかポール・マッカートニーをみたのに似た感覚になった。「勝手にしやがれ」を歌えば何歳になってもジュリーだし、The Beatlesを歌えば、あの頃のポールになる——みたいな感じ>>続きを読む
なあ、聞いてくれよ。十数年前、金曜ロードショーで確かに観た映画のタイトルがどうしてもわからないんだ。こりゃ、お先真っ暗だぜまったく。"お次は何だ?"のセリフ、真っ赤に染まった山盛りの骸骨、なんかネバネ>>続きを読む
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ストーリーの爆発力は一作目には劣りますが、映像に関してはそれ以上のダイナミックさと革新性がありました。HIPHOPを主軸にしながらも、ドラムを叩くグウェン、スパイダーパンクといったロックの要素もあり、>>続きを読む
これまで観た邦画の中で最も切実。すばらしいメモが思いついたので、ここにはあえて書かない。
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正直なところ、前作の方がワクワク感は上でした。顕微鏡で生命体を見た時のカラフルな感じ(写真でよく見る微生物は着色されてあの色ですが)はうまく表現されてましたが、それ以上にCGがチープというか、なんか急>>続きを読む
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これ以上ないくらいの最高の続編でした。ロケットがニヒリストになった背景には、そういうことがあったのかと。選民思想的というか、一番根っこの潜在意識がえぐられるような感覚があって観ていて辛くなりました。こ>>続きを読む