erikaさんの映画レビュー・感想・評価

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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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17歳って、こんなに恐ろしかったっけ。これは特別な恋愛映画じゃない。あの時のあの時間は、どんな未来が決められていたってふたりだけの時間だった。絶対に。
自由で、何でもできる時間は時に人を苦しめるな。

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

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想像していたよりも異常な感じがなくて、寧ろここまでくるとなんだかこういう「普通」もあるのかもしれないと思ってしまった。だんだんとお互いが近づいて、ルールという壁が壊れていきそうなのにどちらかが一歩手前>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

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電車のシーンは一緒に心臓がぎゅーっと締め付けられる気持ちでした。夕焼けから日が沈んで暗くなっていくところがとっても綺麗。

女の人は過去と一緒に今も生きてるけど、男の人は過去だけで生きてるんだな。もち
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

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人、心情、風景、過程、結末の全てが綺麗。個人的にはアイスクリームにとってもときめいた。人のこと好きになるってとっても難しい。好きなのに、これじゃあ可笑しいよねって思い出すとうまくいかなくて、こういう恋>>続きを読む

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

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カナダの綺麗で静かな場所と、ふたりの激しく騒々しい気持ちのぶつかり合いが対照的で、どちらもが引き立てあって、これも愛なら愛って本当に難しいと思う。狭くて不自由に見える中で、雲がかかったり、晴れたり、忙>>続きを読む

(2017年製作の映画)

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特別なことじゃなくて、すぐそばにこんな世界があるのに特別を感じてしまったからわたしは、やっぱりどこか知らない世界を当たり前に思えてないところがあるんだな。指で触る、ひとつひとつの動きだけでこんなに感動>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

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物語の流れがすごく好きで、久しぶりにいい映画を観たなという素直な感覚。わたしも中に入って特別番組を見ているようでした。真相を追いかけているような気分。信じるって簡単に言えるけど、体現するのは本当に難し>>続きを読む

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

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想像していた結末とは違っていて少しびっくり。前半はあまり大きな流れがなくてつまらない印象だったけれど後半に連れて波が大きくなっていく感覚が観ていてしました。お洋服や小物はとっても可愛くて、時代を感じる>>続きを読む

忍びの国(2017年製作の映画)

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もっとコメディ要素たんまりだと思っていたら想像以上にじんわりくるシーンも多くてびっくり。こんなふうな映画は善悪がはっきり分かれてて、勧善懲悪。大抵同じ様な流れであると思っていたけれど、この映画は少し違>>続きを読む

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

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前編の勢いそのままに観た後編。後編を見てやっと私たちも映画とともに取り残されていた場所から連れ戻してもらえると思います。一難去ってまた一難、次から次へと溢れてくる問題諸々にぐっと唇を噛んで耐え忍んで、>>続きを読む

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

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前編を見ると、絶対に後編みたくなります。因みにわたしは1日で前編後編見ました。豪華な俳優陣が熱く熱くぶつかり合って出来上がった閃光のような映画であるような気がします。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

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本当に一番最後、ドンと胸に響いた気がします。いつだって誰かに何かを与えられる人は、絶対に人に囲まれて与えてもらえるんだなあと、実感。いつも気丈に振る舞う双葉が感情的になるその一瞬の衝撃は、映画の中のフ>>続きを読む

花戦さ(2017年製作の映画)

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時代劇だからと言って倦厭するのはもったいないような気がします。ちょっと単調で、映像は暗いけれど、なれたら問題ないし、その暗さは花の明るさを引き立たせるためのものなのかなと思った。わたし自身花が好きで、>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

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言葉のひとつひとつが、刺さったり刺さらなかったりする。そんなことないぞって、わたしはもう少しこの世に何か希望があるのかもしれない。わたしは最果タヒの詩がすごく好きで、それでいて彼女がOKを出した映画な>>続きを読む

ショコラ(2000年製作の映画)

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心の中まで甘く温かい。一人が心を込めて作るものの力って無限大だなあと思える映画でした。ハードなシーンもあるけれど、その一つひとつのシーンは区切られてるようで、ぷっつりとは区切られてなくて、観ていてもや>>続きを読む

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

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高校生の頃にワンシーンだけ観た映画をやっと最後まで鑑賞。ティティナの瞬間がたまらなく好きでした。動きも表情も音楽もまるごとポップなのに、追い求めることは全然ポップじゃない。理不尽で、窮屈だ。でもどうし>>続きを読む

ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

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今じゃありえないようなぶっ飛んだ話もこの際もう咎めることはできない。
だってどんなにぶっ飛んでて、理解できなくても、ココは頑固なくらい自分を曲げなかった。自分が大切にしたいことは大切にできてた。成功す
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走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

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ガツンと突き刺さる物だったりはなかった。単調、とても。無機質だ。青く映る世界。彼らにとって、絶望とは。喪失感に気がついて自分のものになってしまったら、それは追いつかれてしまったってことなのかな。だから>>続きを読む

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