おさんさんの映画レビュー・感想・評価

おさん

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Winny(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

何故、日本はデジタル大国になれないのかの答えが分かったような気がする。
日本語のせいではない。
映画の中で弁護士が話す「このナイフで私が殺人を犯したとして、ナイフを作った人が逮捕されますか?
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晩春(1949年製作の映画)

4.0

備忘録

京都の宿の壺の映像が、何故か記憶に残る。
映画の持つ艶と言うか、色と言うかの為か、鑑賞後はしっとりとした心地よい感情に包まれる。
ラストが分かった上で、何度も鑑賞に耐えうる作品。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

備忘録

生きているだけで、毎日が「perfect days」だと表現する。「生きてるだけでまるもうけ」を映像化した感じ。
多くを語らないのは、ヴィム・ヴェンダース監督らしい。
役所さん以外は、皆さん
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カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)

4.0

備忘録

観終わったあと、無条件で面白い‼️と思ったのは、久し振りかも。
どの映画も面白いのだが、この映画には、面白い映画の条件の全てが入ってる。
愛(男女、親子、人類)、暴力(少々苦手だが、人類の持
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

備忘録

ゴジラは第一作のみ鑑賞済み。-1.0で二作目の鑑賞。

ゴジラのテーマ音楽、サイコーです!サラウンドで大迫力の音は映画館ならでは!堪能しましたー❗️
VFXゴジラと人間ドラマの両方楽しめた。
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.5

備忘録

夏!と言えば、この映画!
大好きな映画。

「カッコよく無いがカッコいい」!
ところがお勧め!

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

備忘録

上映時間があっという間だった。

圧倒的な映像美、スクリーンの隅にまで神経が注がれ、どの場面を切り取っても、映画として魅せてくれる。
音楽も過不足なく、無音もまた美しく。

物語としての話は
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この小さな手(2022年製作の映画)

2.9

備忘録

個人的にすこーし音楽が雑音に聞こえた。もっと観客を信じて良いと思う。
話も、これを良い話とするのには、抵抗感がある。申し訳ないが。

私にとって、子どもは唯一無二の宝物なので、主人公を、私は
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アラビアのロレンス/完全版(1988年製作の映画)

3.9

備忘録

やはり映画館で観ると見応えある映画だと思う。
ただただ生死が同じ場所にある砂漠の過酷さが描かれている。
人間の営みは神の存在からすれば如何にちっぽけか。
英仏の綱引きも、各個人の思惑も。
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

3.7

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備忘録

シーンの切り替えが暗転なので、「あー悲恋ものだなぁ」と、分かる。上手い編集。

淡々と文革中の男女の恋愛物語を描く演出。ラストシーンの二人の写真には、分かっていても泣かされる。
自転車の二人
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

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備忘録

あの、カートの売り子さんは誰?
シュールな場面で笑ってしまった。
まぁ、ステレオチックな相変わらずの日本描写には、ウンザリですが。

なんてことない話だけど、「最近ついてないなぁ」って人で、
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リベリアの白い血(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

映画の中の時間は淡々と進む。
一転、NYに着いてから話は急転(と、感じた)。
リベリアを出てやっと自然に笑えたのに、シスコの過去が追い掛けて来る。いや、NYに待っていた感じ?
最後のタイヤ交
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赤い天使(1966年製作の映画)

3.7

備忘録

観てて疲れた。映画として成立する話の内容なのか?
戦争の理不尽さを、痛切に皮肉っている作品だとは思う。

それはもう、監督の術中に嵌まっているのかな?

薄桜記(1959年製作の映画)

3.6

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備忘録

市川雷蔵さんが、圧倒的な存在感でもって勝新の恋敵を演じてる。
勝新が若い!

八面様の境内での殺陣のシーン、上からのアングルで撮られている。今観ても面白いシーンになってる。
ベタな設定と展開
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夜の河 4K版(1956年製作の映画)

3.7

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備忘録

奥さんが病気で亡くなって、先生との関係が終わる。
きわさんの清廉な生き方から見たら、至極当然の終わり方だが…。

山本富士子さんが美しすぎて、クラクラ😵‍💫した。

近松物語(1954年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

凄く面白かった。物語と映像美と俳優陣の美しさが合わさって、何乗もの効果を映画にもたらしている。

茂兵衛がおさんを背に乗せて川を渡る。おさんの細やかな心情の変化。最後引き回しの二人が固く手を
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剣鬼(1965年製作の映画)

3.9

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備忘録

市川雷蔵さんが、哀しい運命を持つ孤児を熱演。
ラストの大殺陣を撮りたいが為の物語じゃ無いか?

上司からの逃亡の誘いを断って、剣と運命を共にする。いやぁ、日本の美男子だなぁ。

女は二度生まれる(1961年製作の映画)

3.7

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備忘録

起承転結の結が無い。

ラストの時計をあげた後、ひとり佇むシーンが印象に残った。
時計を手放すのは、先生との、過去の自分との決別の意味?
でも、きっと深い意味はない。そんな映画だ。

ただ、
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斬る 4K版(1962年製作の映画)

3.8

備忘録

古い日本映画は、映像美としての見せ方、画角、光の取り入れ方、画面の切り取り方が優れていると改めて思う。
日本家屋の中を、光の印影で心象風景まで描き出す。
襖を開けても開けてものシーンは、日本
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ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

3.9

備忘録

マイケル・ムーア監督作品は、「シッコ」に続き二作目。切り口が上手い。
最後まで一気観でした。

メディアが恐怖心を煽って、武器製造会社が儲かるって、日本のJアラートの報道姿勢と同じだ。だから
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.5

備忘録

物語は、5分で語れる。
圧巻は映像!
映画館で鑑賞して正解だった。三時間が苦で無い。

最後の方、お母さんの決意の表情が素晴らしい。演技かCG技術か、両方か?

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.7

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備忘録

ミセス・ハリスが可愛い。
予定調和だが、色んな困難をぶち破って行くのに、周囲の人が憐憫からでは無く優しさからってとこが、心地よい。

パリの紳士との恋は、嗚呼勘違いだが、いつまでも乙女だから
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ディオールと私(2014年製作の映画)

3.8

備忘録

ドレスの息を呑む様な美しさ。眼福!
製作現場の職人たちがドレスに形を与え、モデルたちが生命を与える。
ファッションショーとは、かくも気の遠くなる様な作業の発露なのだと実感。

やっぱりオート
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キャバレー(1972年製作の映画)

3.8

備忘録

今観てもアングルや編集、画面の寄りなど、古く感じない。新しい。
内容も、マスコミや党のデマに踊らされる庶民を随所に入れ、現代日本を描写している様。

ライザ・ミネリさんが、ちょーキュート💖「
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ウォレスとグルミット、危機一髪!(1995年製作の映画)

4.2

備忘録

文句なしの傑作!

クレイアニメーションには、作り手の手仕事へのこだわりと、粘土物質への愛をたっぷり感じられる。
ひつじのショーンは、このアニメから生まれたのは、知られた話です。
大画面のグ
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クライング・ゲーム(1992年製作の映画)

4.0

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備忘録

公開当時、観て面白かったから、12ヶ月のシネマリレーにて再鑑賞。順番変わっていて、見逃す所だった。😨

記憶にあったのは、衝撃シーン(思っていたより早く出て来た。)と監獄での面会シーン。「性
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

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備忘録

笑いのセンスもなかなか。
ラスト近くの鈴芽ちゃんが見る、地震前のたくさんの「行ってきます。」で、泣いたー。そうだよ。いつもの一日だったよ。

鈴芽ちゃんとダイジンとイスの冒険譚として観るも良
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ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

3.4

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備忘録

約一時間半を短く感じる。
薔薇バカのおばさんに、ヴェラを始め、皆んなが感化されて、ラストには「バラを愛せない人とは仕事をしたくない。」とまで言わしめる。

うん。結末が予測できるので安心して
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

きっとあのカバンの中身は…と、最初から話は読めるが、ティモシー・スポールさんの演技で引き込まれる。

差別の描写が所々差し込まれ、考える。

バスの同乗者達も、トムの人生にとっては単なるモブ
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マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.5

備忘録

王道ラブ(コメ)ドラマ!
只々、観て聴いてワクワクキュンキュンと面白い。😆
自分チョイスでは、多分映画館で観ることはないと思う。

アメリカ合衆国のスターは、コメディアンにネタにされても、笑
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

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備忘録

これは、ソヨンにとってのハッピーエンドと考えて良い?子は社会の宝。
でも、単なる絵空事にしないのは、是枝監督らしいと言って良いのか?

大人だけだと根暗ーな話も、ヘジンの存在により救われる。
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.9

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備忘録

フランシスとブリジットの歳の差を超えた友情物語り。
予定調和だけど、同性婚、中絶の是非、カソリックの信仰、米国の子育てに関するマナー(屋外の授乳NG、赤ん坊に待った無しだよなー。)等等、興味
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.2

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備忘録

水墨を巡る、王道ドラマ。
水墨画を描くシーンは、紙の上で筆を走らせる音と墨の跡が一体化して、墨汁の香りが漂う気配を感じました。

横浜流星さんが美しく魅せてくれる。
三浦友和さんも、立ってい
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.0

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備忘録

ベトナムへ派兵され人生を狂わされた青年の物語。
デ・ニーロ氏演じるマイケルは、当事者なのに終始傍観者の様な存在なので、そこまでの悲壮感は感じさせない。
しかし、マイケルの帰還は、アメリカの田
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

韓流にハマるまい!と、思っているが、ハマる人が多いのも納得。
階級の違いを乗り越えての先に、病気になる妻にかける愛情たっぷりの台詞が!

胸キュン&涙ポロポロの王道過ぎて、突っ込み入れてる間
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.5

備忘録

最後の最後まで謎が解けない!何が事件?犯人は?

フランス映画が、最近はなかなか面白い。娯楽作品として充分に楽しめる。

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