おさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

おさん

おさん

映画(138)
ドラマ(0)
アニメ(0)

風が強く吹いている(2009年製作の映画)

4.0

備忘録

走れないけど走りたくなる映画。

しをんちゃんの疾走感溢れる原作をどう映像化するのか、興味津々で観ました。
走るシーンは、矢張り映像が強い。濃いキャラの描き分けも、各人の関係性も上手く処理さ
>>続きを読む

帰らない日曜日(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

この作品が描く英国のこの時代の映画は、邸宅(house)も重要な登場人物と実感する。
廊下の壁に描かれた、壁に掛けられた絵画。その奥の寝室、書斎、ホール、それらを飾る調度品の類い。台所、メイ
>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

わっかい映画。30過ぎて自分探しかよ。と、共感出来ない。この感想は、年寄りの冷や水です。

人生は、選択の連続?主人公は、アクセルの言った通り、本当の決断を迫られ度逃げ出し、流されて行くだけ
>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

永野芽郁さん、奈緒さんが良かった。

シイちゃんのやさぐれ方が、わざとらしくも有ったが、二人のヒリヒリした関係性が、上手く描かれている。
映画のエッセンスが、「あんたには、あたしがいたじゃな
>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

3.7

備忘録

素直に会話劇として面白かったと思う。
会話から登場人物の関係性を明らかにしていく過程が、脚本の力と思う。

この位の短編だと気楽に鑑賞出来て吉。面白いかも。

8 1/2(1963年製作の映画)

3.3

備忘録

コーヒーを用意して臨んだのに、何度か意識が遠のき、映画の中の虚構の世界か、自分の夢の中か、分からなくなるという、貴重な体験をした。

観てて眠くなるが、アルファ波が出て脳がリラックス出来る映
>>続きを読む

家族の肖像(1974年製作の映画)

3.4

備忘録

うん。ヴィスコンティ監督の作品か。
ベニスに死すに近いものを感じた。

結局よく分からない。
でも、あれってどういう意味だったのか?や、あのシーンって何だったのか?等等、観た後に色々突っ込み
>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.7

備忘録

冒頭のナレーションからして重々しいこの映画は、観る人を選別する。

観賞後、丁度作中の女性と同年代のご婦人に、映画の設定等について聞かれた。粗筋を知らずに観賞され、良く理解出来なかったとのこ
>>続きを読む

オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.4

備忘録

皆、ヒゲ面なので、登場人物が見分けつかず、混乱しながら観賞。

ドレフュス事件の顛末を描いた作品。
ヨーロッパのユダヤ人差別がいかに根深い事かが分かる。

この様な作品を観ると、自分に置き換
>>続きを読む

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

分断されている韓国ならではの映画。所々笑える前半から緊迫した脱出行の後半への話の進め方は、上手い。まさかの旗が銃?になってしまうとは、、、

実話で映画化って、北朝鮮の大使達は、いま無事でい
>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

ケネス・ブラナーの、頭の中の故郷。
リアルを求めると肩透かしを喰らう。

言語がバリ英語の時点で、「北アイルランドって、こんな正統派の英語だっけ?」と戸惑ってしまい、集中出来なかった。
と言
>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.8

備忘録

クルドは、何処にでも有る。つまり、何処にも無い国。

以前は、きちんと在留資格を取って、日本に滞在すべき。と考えていたが(反省)、現実は、そんなに簡単では無い。
留学生を招聘するより、内にい
>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.2

備忘録

素敵な音楽、美しい映像、可愛らしいキャラデザ等等、最後まで楽しんで観れた。

でも、話の展開がすこーし強引且つ不自然。良い話のネタが沢山あったのでそこはちょっと残念。

声を担当した方々が、
>>続きを読む

復活の日(1980年製作の映画)

3.9

備忘録

船堀シネパルにて観賞しました。

草刈正雄さんが、実力派俳優である事を、認識しましたー。英語の台詞も滅茶苦茶上手い。発音が聞き取りやすかった。

小松左京原作とまぁちょこちょこっと相違があり
>>続きを読む

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

3.8

備忘録

韓国で日本人の鑑賞に耐えられる、日本に居た韓国人と日本人を描いたことに、衝撃受けた。
客観的に描写されたことにより、当時の状況がより鮮明に写し出されたと思う。

これ程までに激情で鮮烈な女性
>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

なぜ、題名が「雨男」なのか、チャーリーの想像上の友達の「RAINMAN」が実は、「MAINMAN」でレイモンドだったと、分かるシーン。
アメリカ映画にしては、控えめに表現させていたのが吉。
>>続きを読む

オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

「ともだちのうちはどこ?」「風が吹くまま」と、この作品は、入れ子状態になってる。とのことなので、こちらを最後に観賞。

キアロスタミ監督作品って、何か台詞が脚本なのか、その人の現実の言葉なの
>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.5

備忘録

子ども達へのインタビューは、脚本なのか?ノンフィクションなのか?
大人として、ハッとさせられる答えが満載。
縦軸に伯父甥の物語、横軸に宇宙規模での問答を観た気分。

争いは歴史の積み重ねだか
>>続きを読む

ふたつの部屋、ふたりの暮らし(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

フランスでも、母が同性愛者であることに、忌避感が存在するのかと驚いた。

LGBTQ関連の話を聞くにつれ、自分の子どもがそうだつたら?とずっと自問してきた。
結局、同性異性問わず愛し合える相
>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.6

備忘録

劇場に観に行った気がする。
ジグザグ道を駈けてたなぁ。
あんなラストだっけ?一所懸命解決策を考えたんだろーな。って気持ちが伝わってくる。

改めて観て、監督の演出力に唸ってる。
素人さんで映
>>続きを読む

U・ボート ディレクターズカット(1981年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

航海中のあの臨場感、最後まで圧倒され通し。長尺だが、長さを感じさせない。

の、驚愕のラスト。
ここで?あの危機を切り抜けて、まさかの陸で?

戦争を美化しない?確かに最期のシーンは衝撃しか
>>続きを読む

米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー(2017年製作の映画)

3.9

備忘録

米軍が、沖縄の人たちに対して行ったやり方を、現政府が踏襲しているのが、よく分かった。

そんなに米軍が守ってくれると信じているなら、東京に基地を作るべきだと思う。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

何回観ても、ちゃんと涙が出る。自分に人間としての感受性が有ると思える映画。

庶民は、駒でしかない現実。
戦時下でも続く生活。
ウクライナでも、きっとそう。

真っ黒焦げになって、故郷に帰る
>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

ついでに、リローデッド、レボリューションも鑑賞。
この手の映画は、やはり映画館で観るべし。

ラスト観終わっての感想は、「この映画は、エージェント・スミスが主役だー!」だった。
全くの個人的
>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

映画館で観たい作品。展開が早く瞬きしてる暇もないくらい、畳み掛けてくる。SF超大作!
レオが良いんだよなー。

でも、子ども達のために、夢の世界に引き込まれそうになるのを、振り切るなんて良い
>>続きを読む

Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

3.3

備忘録

生きるって、こんなに軽やかに息する事だなぁ。

ブラック通り越して最早ジョークと言えないやり取りも多いが、それが許されない発言と周囲も承知して交流するから、最後ケッコも変わることが出来たんだ
>>続きを読む

草原の実験(2014年製作の映画)

4.1

備忘録

2015ロシアのドラマ映画。
2015には、メッセージ性のある作品が作れたんですね。

色々、諸々ダメージが、、
あ、作品は素晴らしいです。台詞無しの潔さ。でも、次どうなる?の期待感で観続け
>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.3

備忘録

映画館で鑑賞し、改めてサブスク鑑賞。

社会派ドラマ。しっかり堪能。
日本の俳優陣に一律に色気を感じることって無いのだが、この作品は別。どの俳優もキャラが立ち、主役も脇も並び立っているのが素
>>続きを読む

春原さんのうた(2021年製作の映画)

3.4

備忘録

ネタバレでは無いけど、映画を観て楽しみたい方は、以下読まないで下さい。

基本的に小さなエピソードを積み重ねた話が好きなのだが、この映画には正直戸惑った。
話の背景が、ほとんど出てこない。さ
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

観終わった後、名付けようの無い気持ちでいっぱいになった。
語彙力が有れば、この感情・感覚を表現出来るのに〜!

大切な(と思われる)ものを喪失した二人が交流して、お互いに抱えた空虚さに思い遣
>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.3

備忘録

旧作もかなり前に鑑賞。
細部は忘却の彼方。
音楽は、素敵。有名な曲ばかり。

アニータ役の女優さんが今作もピカイチ!他の役者が霞む。一番魅力的な俳優がやる役だよなぁ。

多少アップデートされ
>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

備忘録

悲惨物。って事で、最初から破滅へのカウントダウンが始り、残り時間が気になって仕方なかった。この尺が必要か?
歳と共に、アンハッピーエンドの映画は長いときつい。
許容出来る業の深さの種類も有る
>>続きを読む