ユウユウさんの映画レビュー・感想・評価

ユウユウ

ユウユウ

映画(619)
ドラマ(0)
アニメ(0)

アナライズ・ユー(2002年製作の映画)

3.5

前作未見でたまたま鑑賞。タイトルやあらすじからもう少し難解なストーリーかと思いきや、いい意味でくだらないコメディタッチの分かりやすい内容だった。
ストーリー自体にハッとする瞬間はほぼないが、デニーロが
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

砂の惑星を舞台にしたSF大作第2弾。前作同様映像と音響の凄まじさは圧倒的で、唯一無二。設定が複雑な割に説明ほぼ無しで淡々とストーリーが進んでいくため、前作ではかなり置いてけぼりになったが、前作の復習を>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

最近の新海作品などと比較すると、ちゃんとアニメぽい作画のため、普段アニメを見ていない層からすると慣れるまで時間がかかる作品ではあった。ひたむきに夢を追いかける主人公の真っすぐさを見ると、自分にもこんな>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.7

一見ポップだが、ちゃんと理解しようとすると今作の設定を丁寧に説明されるわけじゃないため、意外に集中力を要する作品。
前作と次回作のつなぎ的な役割を担う部分が大きいが、単体でも楽しめる作りにはなっている
>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

たまたま高知旅行を終えたタイミングで見たことでエモさ爆発。高校時代ちょっと好きだったけどなんだかんだで疎遠になってしまった関係の人がいると、刺さりまくる内容。ヒロインが大人しそうで意外にわがまま気質だ>>続きを読む

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.7

南アの黒人差別問題をラグビーを通じて描くノンフィクション。マンデラ大統領を演じるのは安心安全のモーガンフリーマン。史実ベースで、ラグビーW杯での活躍以外にこれといって何か驚きのある出来事が起こるわけで>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

ポアロのリメイクシリーズ1作目。複数人が絡み合い意外な結末となるが、一人一人の登場人物はあまり深掘られないため、そこまで感情移入はできなかった。ポアロのキャラクターと、軽すぎず重すぎずな絶妙な空気感が>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

ポアロのリメイクシリーズ第2弾。原作を読んでいなかったのでゼロベースで観ることができたが、犯人は最初から何となく想像ができ、驚きはやや薄かった。ただ謎解きの気持ちよさは味わえるし、このシリーズは海外各>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

強烈な世界観と不思議なストーリーで観ていて不安になる何とも言えぬ感情が湧いてくる作品。弦楽器で弾いた不協和音のような音楽とやけに濃い色味の風景もその感情に拍車をかけ、鑑賞後は少しクラクラしてしまうだい>>続きを読む

スピード(1994年製作の映画)

3.7

制限時速以下で走ると爆発するというシンプルな設定で、ここまで惹き込んでくるのは凄い。キアヌは今とは想像できないほど爽やかで、サンドラブロックも若々しい。派手なアクションやCGはないが、設定の上手さを具>>続きを読む

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

3.6

タイトルとジャケットから派手なアクションが展開されるバディものかと思いきや、意外に知能戦的な要素の強い作品だった。せっかくのブラピとレッドフォードの豪華共演なのでもう少し絡みが欲しかったが、終わり方が>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.7

プロローグがなくいきなり始まる感覚のある一風変わった作品。極端に説明を省き、途中途中で差し込まれる「あの日のバカンス」以外の映像で、何があったのかを想像する他ないが、全くついていけない訳ではない。2人>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

変わり映えのしない日々の中で小さな幸せを噛み締めることの大事さを教えてくれる作品。トイレ清掃員平山の日常を淡々と描くストーリーで、起伏はないが、じわじわと良さが伝わってくる。不器用で寡黙なキャラクター>>続きを読む

DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

3.5

キャスティングのうまさと再現度の高さが光る作品。松山ケンイチはこれ以降の作品が明るい役柄が多いイメージだったので、逆に新鮮だった。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.9

もっと重厚なギャング映画かと思いきや、想像よりはやや軽めのタッチで裏社会を描いた作品だった。笑顔の裏にあるサイコパス的な怖さを滲ませるロバートデニーロの演技力はさすが。共感できる要素はほぼないが、中々>>続きを読む

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.3

機内にて鑑賞。特に驚きもなく、淡々と話が進んでいくディズニーお得意の安心感のある展開。小学生の映画館デビューに丁度良さそうな一本。

J・エドガー(2011年製作の映画)

3.4

FBI初代長官の伝記的映画。イーストウッド作品の落ち着いていながらもどっしりと余韻を残してくれる雰囲気は大好きだが、今作はさすがにアップダウンがなさすぎたか。
ディカプリオの落ち着いた演技とシリアスな
>>続きを読む

シティ・オブ・エンジェル(1998年製作の映画)

3.4

ニコラスケイジとメグライアンというザ・90年代コンビが贈るハートフル不思議ムービー。メグライアン全盛期でさすがの綺麗さが故に、困り眉の冴えない(失礼)ニコラスケイジ演じる天使に一目惚れする展開が違和感>>続きを読む

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.8

ポアロシリーズ初鑑賞だったが、ほどよくシリアスな雰囲気と王道のサスペンスもので期待以上に楽しめた。ヴェネツィアの風景が美しく、ラストシーンも爽快。「ナイブズアウト」より少しシリアス味が強いものの、テイ>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.8

気難しいオットーが、引っ越してきたご近所さんとの交流を通じて少しずつ他者に対して心を許していく話。個人的にはグラントリノをもう少しマイルドにした印象で、主演がトムハンクスだったからこそ魅力が増した作品>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.6

インディシリーズの集大成となる本作は、機内で観てしまったからかどうにも途中の暗めのシーンで眠くなってしまった、、
一つ一つのシークエンスが長く、もう少しコンパクトにまとめて欲しい気もしつつ、シリーズの
>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.2

救いようのない話という前評判をこれでもか、と聞いていたため避け続けていたが、満を辞して鑑賞。結果、素晴らしい作品だった。主演のビョークは役に取り憑いているかのようにリアルな演技で、理不尽な展開に目を背>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の戦争シーンから田舎町に越してくるシーンあたりまでは期待感を持って見ていたが、謎の鳥の中からおじさんがでてきたことと、その後の展開についていけず徐々に冷めていくのを感じた。。おじさんのビジュアルが>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

序盤から登場人物がタイムループに気付き、どうループから抜け出すかを模索するというシンプルなストーリーながら、よく練られた構成で随所に笑いがあり、テンポよく飽きずに楽しめる作品だった。
部長を演じるマキ
>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.4

前情報は驚きの上演時間のみで、極力情報をシャットアウトしての鑑賞。
スコセッシ×ディカプリオのタッグは鉄板で、シャッターアイランドといい、彼はこういう悲哀に満ちた情けない役が本当に似合う。ロバートデニ
>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.9

なんとなくインサイドヘッド的なイメージを持っていたが実際はもっと分かりやすく、多様性を軸にしたストーリーだった。エレメントシティの奥行きや世界観、水のウェイドの身体にエンバーの炎が反射する質感のこだわ>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.0

前評判では主演女優のイメージが違うと話題になり、個人的にもそう感じてしまっていた部分があったため、正直あまり期待せずに観始めたが、開始数分で気づいたら見入ってしまっている自分がいた。海の世界の映像美や>>続きを読む

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.5

ネトフリで配信終了前に滑り込みで鑑賞。アシュトンキャッチャー版と勘違いしており、いつ彼が現れるのかと待っていたら、マイケルファスベンダー版だった。前知識なしで観たのでてっきりiPhone誕生ぐらいまで>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

ストーリーは淡々としていながらも結構複雑で、ボーッとしていると一つ一つのシーンにどんな意味があったかすぐについていけなくなる印象。全体の構造、登場人物の関係性を理解するのに時間がかかった。オスカーを総>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.8

フィルマークスの評価がなぜ低いのか分からないぐらい個人的には良かった。ブラピ演じる常に冷静な主人公が、広大な宇宙の果てに独りで向かう時に初めて圧倒的な孤独に恐怖を覚える様がとてもリアルで、惹きつけられ>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

タランティーノ作品でよくある、ほぼ意味はなくどちらかといえばくだらない会話が続く冒頭のシーンから一転、メンバーが横並びで街を歩く画と音楽がカッコよ過ぎて一気に心を掴まれた。そもそも「レザボアドッグス」>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

3.3

午後ローで鑑賞。ふとした事がきっかけで普通の人が犯罪に手を染めてしまい、犯罪を隠そうとする事でどんどん取り返しのつかない事になってしまう過程がよく描かれていた。脆さと儚さが宮沢りえの表情によく現れてい>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.4

雰囲気のある映像と、特徴的なキャラクターで構成される今作は、ストーリーそのものよりも、映画に流れる雰囲気を感覚で楽しむ作品だと感じた。個人的には起伏のあまりない作品が得意ではないので、やや退屈に感じら>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

ようやく過去作を一通り見終わり、満を辞して観た今作は、個人的に歴代で1.2を争う程満足度の高い一本だった。超大作を思わせる冒頭の潜水艦シーンから、空港での一連のスタイリッシュなシークエンス、ラストの暴>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

運良く機内のラインナップにあり、鑑賞。まず驚いたのがマリオ兄弟が大都会ブルックリン出身だったこと。ピーチとの出会いや、クッパが亀界の王様だったことに気付かされるなど、変なタイミングで関心しながらも気づ>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.8

冒頭の脱獄シーンからラストまでテンポよく展開される今作。作品が出る度に徐々にスケールもあがっているのを感じさせてくれる。象徴的なのはブルジュハリファのクライミングシーンだが、その後の展開もスパイ映画ぽ>>続きを読む

>|