appleさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

毒薬/我慢ならない女(1951年製作の映画)

3.9

ラジオという小さな村では噂と同じくらい主要な情報源で『夫婦間の殺人は、目的を果たしたらもう他者を殺すことがないから無罪である』という旨の殺人を正当化するような内容を流してしまった事をきっかけに、村全体>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.6

聞いてくれる大人と聞いてくれない大人。
自分が子供の時は〜っていうおじさんは大体めんどくさいし、人の話を聞きません。
悪いことをしてなくても叩くって酷いな。

彼の表情がずっと不安げで、知らない土地に
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.8

危険な人間ってすごい魅力的
だからこそ最後の彼の姿は衝撃的で残酷
思考や感情を奪うのは死刑と同等
だからチーフが彼の意思を背負って出ていってくれたことだけが救いだった
あの婦長は立場を利用してみんなを
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日曜日が待ち遠しい!(1982年製作の映画)

3.7

ファニーアルダンが演じるバルバラの、自分は蚊帳の外の話だから好奇心だけでズイズイ行動しちゃう感じが面白い

希望のかなた(2017年製作の映画)

-

『神は慈悲をかけたが、土地は容赦ない』

寿司屋の流れだけ急に今までの話の雰囲気を忘れさせてしまうほど、ボケてて良かった

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

-

観てたのに関係性とかよくわからなくなって
ぼーっとしてしまっていた
なんかずっと悪い夢見てる感じがした

猫ちゃん可愛かった

落下の王国(2006年製作の映画)

-

パコと魔法の絵本思い出した
女の子が可愛い
落下落下落下

極彩色は良いけどストーリーはそこまで
ただ、ラスト付近の騙し絵のような階段に敵が沢山出てくるところは凄かったなあ

ベニーズ・ビデオ(1992年製作の映画)

3.7

『どうかと思って』と屠殺されていた豚と同じ事を人にするベニー
その一言でこの映画の全てを説明できてしまう様な気さえする

映像と現実を区別できていない様で怖い
アルノフリッシュはタイプです

あまくない砂糖の話(2015年製作の映画)

3.6

これ以上私を苦しめないでくれと思いながら見てた、砂糖食べることが罪悪感になる
結局摂取する側の判断になってしまっているのでデブ、努力不足と罵られますよね

謎のコメディ仕様に戸惑った

絞殺魔(1968年製作の映画)

3.8

こういう精神分裂ものは『クリーン、シェーブン』同様観てる側にも主人公の戸惑いや絶望感を伝えてくる
ラストの事情聴取のシーンは本当に怖いし悲しい
彼のもう一つの人格は女性蔑視がすごそう、性器に異物を入れ
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新しい遺言(1936年製作の映画)

3.8

流石に脚本の緻密さに驚いちゃう。
これで何本目かですが、観る度に何でこんな複雑な会話劇を作れるのか不思議でたまらなくなります。
ノックのリズムとタイプライターでの合図や、早口でペラペラとお話しする声、
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数に溺れて(1988年製作の映画)

3.7

ゴルゴーン三姉妹とか、リリスとリリムとかどこか女の悪魔的なものを想起させる映画だった

途中から数字探しになるんだけど、ランナーで一気に崩される
ゲームの解説はよくわからない
割礼とかは宗教っぽい
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英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

3.7

品がない話だなと思った
衣装や映像美があまりにも完璧なゆえに、それがうまいことカモフラージュされているけれど、自分たちの身分に驕っている人間と、自分の立場に気付けずに傲慢な人間と外野の人間の構図が上手
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プロスペローの本(1991年製作の映画)

-


おそらく1時間うとうとしていて、ところどころは覚えていて話の概要は何となくわかる
JAIHOにきそうなので、改めてみようかなと思う
肉体の美しさとエロス

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

みんな互いにわからないところがあって、それはそれでいい
インタビューの中であったけれど、自分の大切な部分を守る事はとても素敵な事だし自分が自分であるための方法なんだ
母親が隠れてステーキを食べる様に
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桜桃の味(1997年製作の映画)

3.7

自殺志願者に対して綺麗事のみの対応をしていなかったのが良かった
彼らには彼らなりに自殺する理由があり、その理由の重さはそれぞれ違うのでそんな事で死ぬなと言っても通じる訳がない

最初は黄土色の砂が画面
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生きる(1952年製作の映画)

3.8

一度死に、生を取り戻そうとする者の想いの強さは恐怖さえ感じるほど強く、真っ直ぐで、美しい。
女の子の愛嬌見習いたい。

コロンバス(2017年製作の映画)

3.9

モダニズム建築の街コロンバスにそれぞれの理由で閉じ込められている二人の男女が、モダニズム建築を通して心を通わせていく。

エレノアとジンのシーンで、気持ちを拒まれたジンが二人が写っていた鏡からフレーム
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

ヴェスパに乗ってる時が面白い
妙に親近感あるのは多分お坊さんがスクーターとかで移動してるのと同じだからだな

トア(1949年製作の映画)

-

この話を書いたギトリがこの物語を舞台にした脚本家の役をするというメタ構造...
特に舞台での恋人とのやり取りは圧巻

最後の10分程気付いたら寝てしまっていたのでラストが気になる...

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.0

私達は知らないことばかりだから
後頭部の写真
おばあちゃんを通して繋がっている家族
始まりが結婚式(デキ婚)で、終わりがお葬式

一つ、二つという原題の通り色々な人の日常が集まって重なり合っていた。
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タマラ オン パレード(2007年製作の映画)

3.7

ふぁっきんあすほーる

ミニアニメが可愛くて最高だった!
気に入らないことが多いtamalaちゃん
目覚まし時計の声で加藤英美里ちゃんと別役で羽田野渉がいたのと謎の関根勤
tamalaの声サンプリング
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夢を見ましょう(1936年製作の映画)

3.8

舞台の終わりで結婚して『めでたし、めでたし』の後が地獄のはじまりなのよっておばあさんが話していたけどきっとこの話もそうなんだろうな...
ギトリが翻弄されすぎて、空回ってるくせに、手口は巧妙な詐欺師
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彼らは9人の独身男だった(1939年製作の映画)

4.0

独身フランス人の老人ホーム

ちゃんと所々に笑いが散りばめられてて、言葉の言い回しとか良かったなぁ
全然2時間退屈にも眠くもならずに見れた
アメリカ人のショーガールと老人の関係性はとても素敵で、家族愛
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私の父は正しかった(1936年製作の映画)

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エゴイズム
人生を自由に生きる事の楽しさと、人は誰しも孤独であるって少し悲しいメッセージ。
三世代に渡って受け継がれる教訓、そして男は皆同じ生き物。

バートン・フィンク(1991年製作の映画)

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お酒飲みながら観るものじゃないな〜
物語しか覚えてないのは、多分メタファーだらけでアルコールが回った頭じゃ目に映ったものしか理解できないからかね〜

ナンバー・ゼロ(1971年製作の映画)

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よくこんなに昔のこと覚えてるなって思いながら観てた、私でも子供の時のことなんて一部しか覚えていないのに。
ペサックの薔薇の乙女の話をしていて、事前に見ていてよかったなと思った。
実母が亡くなるまでは幸
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アリックスの写真(1980年製作の映画)

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写真と説明が噛み合ってない時があった様な気もするけどそれは私がうとうとしちゃったからなのかな...
事あるごとに違う男の裸らしきものが写って、その説明をする時の雰囲気が気まずい。
芸術って説明されても
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ロスト・チルドレン(1995年製作の映画)

3.7

『哀れなるものたち』を思い出すスチームパンク溢れる世界
話はあまりピンと来なかったけど、監督の作る世界観が大好きだからそれだけで楽しかった

ペサックの薔薇の乙女79(1979年製作の映画)

3.4

こっちの方が面白かったのは、多分68年の薔薇の乙女を先に観せられたから。

人々の意識の変わり方とか、街並みや、文化の変化がありつつ伝統は途切れず続いている。でも昔よりかは多少簡略化されていて、儀式と
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ペサックの薔薇の乙女(1968年製作の映画)

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観てるとき、イベントに参加してる人と同じ顔してたと思う

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.8

恐らく、私のようないわゆるZ世代、ミレニアム世代の作品。
話の全てに根拠とか理論とか一切なくて、感情のみで進むからそれが感覚的に理解できない人は永遠に何を見せられているんだってなると思う。
人とコミュ
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アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学(1988年製作の映画)

3.5

話してる内容はとても重い事だけど、撮り方のせいか俳優の演技のせいか、全てが冗談というか寸劇みたいに感じるのが不思議。
『私たちはこの世で"よそ者"を育てたの』って移民の母親の発言が印象に残った。
子供
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逃げ去る恋(1978年製作の映画)

4.1

これだけは順番を守って良かった

監督が言っている通り、結局ドワネルは5作通して一切成長しておらずただ堕落していっているように見える。あれがハッピーエンドなのかは分からないけれど、彼が良いのなら良いん
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TAMALA 2010 a punk cat in space(2002年製作の映画)

3.7

ファッキンな一日が始まりますね

tamalaちゃんの言葉をもって生きれば結構この世も生きやすそう。
tamalaちゃんの下半身エッチすぎて、エッチだなぁしか思ってなかったのと急にドラムンベース流れて
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