appleさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

8人の女たち(2002年製作の映画)

3.8

急に踊り出した瞬間『焼け石に水』を思い出して笑ってしまった。
女同士の自己中心的ないざこざに巻き込まれる夫の哀れさよ...
ファニーアルダンが歌っていたのはスタイリスティックスの『Can't Give
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.8

一家が感じたヤンの喪失感は観ている側にも伝わるほど丁寧に描かれていた。
終わりがない存在だからこその無に対しての突き放したような表現。でも彼はそれを終わりと思ってはいない。
彼の喪失によって家族には何
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俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

3.4

コメディだと思ったらそんなにだった
ショーンペンが非常に可愛い、特に十字の切り方がわからないから適当にちょちょっと手でやるところ。

海と毒薬(1986年製作の映画)

3.7

原作がとても好きなので視聴。
全員病んでいる。逆にあの環境下でまともでいる人の方がおかしいかもしれない。
原作の方がじめっとした嫌な感じがある。
人の命の価値。

隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

3.7

タイトルでネタバレはしているけど、全貌はわからないので結局驚く。
ミスティックリバーでのティムロビンスとは正反対の役。

天はすべて許し給う/天が許し給うすべて(1955年製作の映画)

3.8

たとえ子供のいうことであっても、一番信じるべきは自分。
みんなコロコロ気持ちわかるから面白い。

夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)

4.0

ドワネルの社会不適合者さを感じざるを得ない回。
どんな仕事も長続きしないし、失敗ばかりで誠実性もないのに、歳を召した人にはなんか可愛がられるのは彼の憎めないところのおかげなのか。

『家庭』で出てきた
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.2

電車に彼女が乗ってから音が消えて、寝息だけが聞こえてくる瞬間、身体があの空間に一体化し目の前に彼女が寝ているような不思議な感覚に陥った。
そして監督がスナップショットのような作品を撮りたいと意図して撮
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Here(2023年製作の映画)

-

心地良すぎて寝てしまった

自分の居場所にまだ迷いがある主人公。
もっと自分が居る場所を広く捉え、周りと一体化するような感覚を得られると孤独や寂しさから抜け出せるような気がする。
全てはどこかで繋がっ
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すべての些細な事柄(1996年製作の映画)

3.9

とある診療所での劇の練習から本番までのドキュメンタリー。精神病棟ということは強調せずに彼らの日常を映す。なので出てくる人全員が自然で、監督と対話するシーンもインタビューではなくてあくまでも会話。
楽し
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アナライズ・ユー(2002年製作の映画)

3.7

前作の方が面白かったけど序盤のポールの演技面白い
ジェリーが可愛い
ドクも少し裏社会に染まってて良い

NGシーンよかった
デニーロのあのジェスチャーをこんなに見れるのはこの映画だけ

アナライズ・ミー(1999年製作の映画)

3.8

面白くてよく笑った
おじさん二人可愛くて良い
デニーロの二面性が面白い

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.7

オープニングの雰囲気がアメリカメロドラマのあれなのに狂気狂気
ミアゴスは本当色々できるね、これ見てからEMMAみると真反対で面白いです

一本の電話(2013年製作の映画)

3.7

ずっとどこにいたんだ
あなたを探していたのよ

天国で幸せだといいね

境界線(1966年製作の映画)

4.0

善と悪どちらにも理屈があるのではないか。
散髪屋のシーンで、ドイツ軍の若い兵に対して現地人が言葉がわからないことが良いことに悪口を言っている。しかし、兵士は本当は戦争に対して批判的で散髪屋にはただコミ
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クリーン、シェーブン(1993年製作の映画)

3.7

主人公の感覚を観客にも共有してくるので、何が本当で幻想なのかこちらまでわからなくなってくる。
結果的には、とても辛い終わり方。
最後娘が無線でパパはいますかと尋ねるシーンが心に残る。

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.5

うーーんあまりハマらず
親が狂っている
fly me to the moonの歌詞を訳してあげるシーン、全然違う意味を伝えていて怖すぎた。
理解ができない言語の曲に対してもそうする意味とは。
子供はず
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自由の幻想(1974年製作の映画)

3.7

全てが私の当たり前から離れていて、
つっこみどころしかなかった。
固定概念なんて、自分の中だけのものなんだなってバカらしくなる。
隣にいる人の条理なんて知ったもんでもないのでみる人によって感想も変わり
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愛する時と死する時(1958年製作の映画)

3.8

冒頭とラストの戦場のシーンで、メロドラマの部分を挟む事で戦禍での愛の存在が強くなる。死と隣り合わせでも、未来に希望を持ち未来を描くことの尊さ。
ラストは恩を仇で返されたような形だったけど、彼らがしたこ
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極楽特急(1932年製作の映画)

3.9

初めてのルビッチ監督
次々に使用人らが返事するシーンがなんか言葉遊びで楽しい
ケイフランシスが魔性すぎてこれこそファムファタルになりえる
テンポが良くてみやすい

ハム・オン・ライ(2019年製作の映画)

3.5

会場Aがあるなら同時に他の会場でも同じ事が行われてる謎の通過儀礼
少し気味が悪くて、リンチの村特有の閉鎖感とか独特の空気、暗黙の了解のようなものを感じた。
マッチングした人はどこに行ってしまったのか謎
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鏡の中の女(1975年製作の映画)

3.7

『いつか実在できますように』ってとても大切だと思う。唇を合わせた時にそれが唇だと瞬間で何度でもわかる感覚、それが唇ではないなにかと怯えなくていいこと。自分が自分であるために自分以外の輪郭がはっきりして>>続きを読む

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.7

一つの部屋で完結してるのに、面白いね!
でもマーゴばり浮気しといて、ごめんなさいもないのね!
ヒッチコックのカメオ出演、違和感がある同窓会の写真

ひと月50本達成

ロジャー・ラビット(1988年製作の映画)

3.7

これ見てからトゥーンタウン行ったらもっと楽しいだろうな!楽しみ!
80年代の技術でアニメの世界と現実世界を違和感なく共存させてるのが凄い
ジェシカがエロすぎる、ロジャーラビットとの夜の営みとは、、、

冷たい水(1994年製作の映画)

-

なんて言えばわからないけど、
あんな時期もあったよな〜ってなるんだろうな
ジルの父親の献身的な姿、理想の父親

心のともしび(1954年製作の映画)

3.9

あまりにもだよ!!
彼女から全てを奪ったのに、善行したらくっつけるなんて...無かったことになってて怖すぎる
でも泣いちゃうんですよ...話も面白いし...

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

社会的規範や偏見という監獄の外にいるベラの成長と自己の確立
私達の当たり前など彼女にはお構いなしで、全てを吸収して、咀嚼して、新たに自分の一部としていく姿は魅力的でどこか脆くて目を離すことができなかっ
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ジャガーの眼(1965年製作の映画)

3.6

なんかズッコケ劇を観ている気分になって、これはこれでありだなと思った。
くすくす笑えるとこ多くて良かったな。
死体のそばの赤い花が印象に残った。

殴り合いが緩いのに一撃がキツめなの面白い

ちょっとフランス風(1949年製作の映画)

4.0

大人になってこんな甘酸っぱい恋ってできるの?!泣いちゃった
楽しい、みんな可愛い
メアリーの芯があって、天真爛漫な感じがとても良い

ねこぢる草(2000年製作の映画)

3.6

EDがすごい切ない
ほぼ湯浅監督の作品だけどねこぢるうどんの不穏さもあってやばい