YutaAoyagiさんの映画レビュー・感想・評価

YutaAoyagi

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

何を切り取って記すこともできないけど。冒険心をもって本を読んで、現実を知りたい。自分も世界もよりよくしたいので。哀れなものとして。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

文化的で豊かでありたいと思う。家出少女に選ばれる人間でもありたいと思う

くるりのえいが(2023年製作の映画)

4.7

くるりのことが好きで。
高校2年のとき同じクラスになった小林賢三さんにもらったプレイリストにワンダーフォーゲルが入ってたのが出会い。賢三さんは骨肉腫で脚を切る手術をしたので年齢が一つ上で、ギターを弾け
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

3.9

何が分断を生むのか。宗派対立の壁が残る街ベルファスト。子どもたちに「問う」ことを促し、自分を知ること、相手を知ることに辛抱強く向き合うマカリービー校長。そんなドキュメンタリー。
先生の姿勢に、哲学は問
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

夏の長い休みっていい。ケータイがない時代っていい。挿入歌がとてもいい。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.4

父娘2人のトルコでの夏休み。まだ30歳の若い父、娘と過ごせる数日間のひとときは喜びに溢れている、なのに時折とても儚く脆いものに感じられる。11歳の娘は父が愛しく、父と会える時間が嬉しい。ただ大人の振る>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.0

まとめられない。複雑だった。人間って複雑でわけがわからぬ生き物だな。
もっと怒っていいはず。でもそれを丸め込んでいたのは、夫の死にも意味があると、愛ゆえ?愛を貫く信念ゆえ?怒りの矛先は丸くおさえられる
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

冒頭のテストからトップガン復帰の流れで、ストーリーのセルフオマージュを感じさせる展開。カワサキのバイクなどの小物や酒場のノスタルジーさなど、前作リスペクトのオマージュが散りばめられ、序盤から胸も高まり>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

人間という全くもって複雑な生を送る生き物の、その生の中にある真実などは、一部を切り取って見極めることなどは到底できないことなのだろう。人生は要約できないし、人生という小説の行間にこそ、真実は醸し出され>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

40℃の高熱で見る夢でも見れない映画を観ました。
ほら人間ってこんなに愚かなんだから、という堕落論を全宇宙、全時間軸に広げて示してくれてるような。多元宇宙を巡った諦めが、虚無へ向かうのか。いや、仮に宇
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.9

淡々と進むけど、風景が美しく飽きない。突拍子もない子どもの言動で飽きない。おばあちゃんのつかみどころがない。なんだか不思議に引き込まれて、なんだか対立するものが一体になって、セリのように根を張っていく>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.1

原作読んだ人はみな観るべきでしょう!僕たちは歳をとりましたが、彼らは変わらず栄光の真っ只中です。

バビロン(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

規格外の映画。でも映画って、その規格が壊されて、また構築されて進歩してきたもの。1920年代、サイレントからトーキーへと移行する中で、淘汰されていく物、人。ジャックが語った映画の本質は、奇しくも自分に>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

孤独なまま生きていこうとしたら、寂しい気配を纏うんだろうな。水の底に沈んでいる時もあっていいのだろう。食卓を囲まなくてもごはんは美味しいよね。人の背景を知らなくても、目の前のその人のことは目を見れば分>>続きを読む

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

3.5

働き者のトニーレオンかわいいが、たまにやさぐれ。束縛っ気に難。徹底してヒモになれるし、自分勝手にもなれるウィンに全然共感はできないけど、依存し合うかたちなんだろうな。最後ちょっと掃除してた。大きい音で>>続きを読む

花様年華(2000年製作の映画)

4.1

天然人たらし色男トニーレオンかわいいが、練習したって悲しいものは悲しい。どうなってるかわかんない建物に、覗き見じゃなく入り込みたい。

プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

元カノ行脚A面のやけに軽快で軽妙なのは、少し鼻について、胸やけして、自意識強めな画とか台詞など、共感できないかもというところからの、それは全部口実で、死んで後悔したくないことは、映画のタイトル通りで、>>続きを読む

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

4.0

史実なだけにどうにもならない辛さが後半にかけて重くのしかかってくる。ブラッククランズマンはストーリーを面白く追えつつでしたが、こちらは避けたい結末へ心臓を握られながら連れていかれる感じでございました。

グレイマン(2022年製作の映画)

3.7

プラハの街がかわいそうだけど、映像の迫力すごい。口数少ない方のライアン・ゴズリング激渋い。ナイブズアウト100倍悪くしたクリスエヴァンスもいい感じに嫌いなれる。何億ドルかかっても確かにクレアは守りたい>>続きを読む

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