QvQさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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歌え!ロレッタ愛のために(1980年製作の映画)

3.6

Amazon primeでとにかく何か観ようと思ったのですが、コレだってのはなかなか見当たらず。とりあえず音楽ものならいっか、っていう失礼な見方で選ばれてしまった作品です。まあ思った通りの内容ではあり>>続きを読む

エセルとアーネスト ふたりの物語(2016年製作の映画)

3.8

冒頭部分で息子であるレイモンド・ブリックス(のたぶん本物)が、これは本当にふつうの夫婦の話だと言っているけど、本当に想像以上にふつうのそこら辺にいる夫婦の話、でも何だかだからこそいっそう泣けてくるよう>>続きを読む

フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて(2019年製作の映画)

3.7

なんだかんだ言って、歌声聴いちゃったらもうダメですね。すごくいい。本当に。
漁師のおじさんたちはカッコいいし、人との付き合い方も理想的で、より良く生きるためのお手本のように感じる。それだけで十分観る価
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

先週末オンデマンドで何気に観てて、正直に言うと1/3くらい観たかな?っていうあたりで、あ〜ぁ、またキレイな男の子をキレイに見せるだけの映画かな〜、って思って観るのやめちゃってました(^^; でもなんか>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

3.8

これもまた、人と音楽の関係をよく感じさせてくれる映画でした。
久しぶりに画面見て、声出して笑うという衝動が抑えられなかった(笑)
あの変な間と無表情はある意味ズルい。

何やりたいか、どうしたいかがわ
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.7

音楽や歌詞の力。

ブルース・スプリングスティーン、そんなにめちゃくちゃ聴いてきたわけでもないけど、アルバム1〜2枚くらいはそれこそカセットテープに入れて聴いてました(笑)

歌詞に注目したことはあま
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ダンサー そして私たちは踊った(2019年製作の映画)

3.7

昔グルジアって言ってたのがジョージア、で合ってるでしょうか。
伝統のダンスはどこか中近東の踊りのような感じもするし、北欧にもこんな感じの踊りがなかったかな?という気もするし、とにかくあまりよく知らない
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プレーム兄貴、王になる/プレーム兄貴、お城へ行く(2015年製作の映画)

3.8

まさしく王道のインド映画だったなと思います(笑)
真っ直ぐで正直者でお人好しで愛に溢れるちょっとおバカな男が主人公なのは、バジュランギおじさんとおんなじ。だっておんなじサルマーン・カーンなんだもの。長
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

3.8

「きっとうまくいく」と「きっと」が被ってる時点で若干訝しい感じはありますよね(^^; エリート大学の話だったり、友情の話だったり、似てるとこもいっぱい。でもまあ、正直そこまでのインパクトを感じられる作>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.7

ダウン症に対する世間の理解はどのくらい進んでるんでしょうね。かく言う私もかつては未知過ぎてちょっと近寄り難いと思っていた一人でした。
職業柄その後いろんなタイプのダウン症児を見てきて、今は彼らの特性で
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シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

3.9

ムシャクシャしてたり、悶々としてたり、そんな時にはインド映画を観よう。今作もそんな期待を裏切ることなく、観終えた時には「また明日も頑張ろう」って思うことが出来た作品でした。

ちょっとだけ「タレンタイ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.8

ああ、このラスト。こういう言い方しちゃうとネタバレかな。
だけど、この終わり方を観てこの映画の言いたいことがすべて伝わった(気がした)。

私も一応フルタイム労働者だ。作業に追われる仕事で結構いつもク
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シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

3.8

こういうおじいちゃんは日本にもたまにいる。ポツンと一軒家みたいな番組でたまに見ることがある。自分で山を切り開きお家を一から建てちゃったりとか、裏山に巨大な仏像を彫っちゃったりとか。しかし、まあスケール>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.7

頭の中で「本当は強盗は悪いことなんだよ、脱獄もそうだよ」が何度もよぎってしまう生真面目な私でも、画面の中のロバート=レッドフォードは素敵でホレボレしてポーッとなって、内容どうこうはとりあえず置いとこ、>>続きを読む

ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

3.7

とても美しい女性がその魅力が故に運命に翻弄されていく話ではあるけれど、その顛末があまりにもあり得なさ過ぎて観ていて辛くなります。彼女が何したの⁉︎と何度も思いながら、彼女に起こった現実を想像してみるけ>>続きを読む

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.7

大昔に観てはいたのですが、息子がレンタルしてきたので正月の暇つぶしと思って観ました。でもまあ、暇つぶしじゃ悪いかな(^^;それなりに面白い発想の映画だし、けっこう切ないし。新年一作目がコレって思うとな>>続きを読む

タイニー・ファニチャー(2010年製作の映画)

3.7

監督/脚本/主演で身内も多数出演って、いま知りました。

特に大きな出来事があるわけでもなく、20代のいまいち上手くいかなくて冴えない私の日常を淡々と流してるような映画だけど、それなりにわかるって人は
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.0

なかなか言葉が見つからないです。こういう場所で生き抜こうとする人たちがいるというだけで衝撃だし、映像は目を覆いたくなる場面だらけで見ていて辛いけれど、それでもなぜかこれを最後まで見ないわけにはいかない>>続きを読む

草間彌生∞INFINITY(2018年製作の映画)

3.8

結構ヘビーな人生で、内容もかなり重めだったと思うのに、何だろう?観終えたあとのこの前向きな気持ちは。

かなり独特で常人じゃないなとは思っていましたが、ここまでとは思っていませんでした。芸術とか美術の
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パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト(2014年製作の映画)

3.7

特にこっち系の音楽に詳しいわけでもないので、正直名前も知りませんでした。でも知れて良かった!フラメンコギターってだけじゃない、物凄いギタリストだったんだということが良く分かりました。

速弾き超絶ギタ
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灼熱/灼熱の太陽(2015年製作の映画)

3.8

まずこれは、純粋に映画として心情をとても丁寧に描いた秀作じゃないかと思いました。

背景となっている紛争の歴史が実際どんなふうに人々に影響し苦しみを与えてきたのか。本当のところは当事者でないとやっぱり
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.7

実話だってことがすべて。世界は広い。

先進国に住み、教育は当たり前に受けられ、ライフラインは生まれた時から整っている。そんな場所でのほのんと生きてきた自分。その環境が全く当たり前ではない人々が世界に
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太陽の塔(2018年製作の映画)

3.7

面白かったか面白くなかったかで言えば、それなりに面白かったです。
岡本太郎はもともとなんとなく好き。ここで語られる岡本太郎の人物像とか物凄く難解な考え方とかに比べると、かなり薄っぺらくて言いづらいけど
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

なんか久しぶりに頭をフル回転しないで楽しめる映画を観れた気がする(笑)いい音楽、ピュアなハート、やっぱりビートルズ!

いい気分だから今日はいっぱい書いたりしないことにする(笑)
気持ちをオープンにし
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.7

いい意味でとても淡々とした良い映画でした。

ヨーロッパの人って割とこんな感じなのかな?自然体な感じで突然の悲しい出来事を時の流れとともに乗り越えていく様子は、喜怒哀楽的には随分と抑え気味な印象。でも
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

3.8

これをインド映画に括っていいのかもわからないけど、だからインド映画は止められない(笑)
この爽快感。自分の力で道を切り開く青年の聡明さに胸のすく思いだ。

ヒップホップとかラップとかが体に馴染んでる世
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.9

静かだけど、心に残る作品。
私みたいに喜怒哀楽をごちゃごちゃ言葉にしない。苦しい、切ない、寂しい。それを言葉にしないから余計に伝わってくる。
こんなふうに映像を作り出せることが羨ましい。

アキ・カウ
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ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

3.8

どうしてかな、最後泣けた。案外いい涙でびっくりだ。いろいろ頭を巡らせながら観てたけど、途中で何度もわかんなくなって、どういう終わりかたになるのか、そしたらどういう風に気持ちを持ってこうかと、かなり不安>>続きを読む

ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)

3.7

最初20分くらいまでの映像の衝撃。目に焼き付いてしまって今もまだ頭の隅から離れない。観るんじゃなかった…と思ってしまったけど、同じ人類として、同じ地球人として、目を背けちゃダメだろうとも思ったので頑張>>続きを読む

人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

3.8

実話を基にしているということだから、この話はこうだったらいいのにな、っていう理想の話ではないってこと。

精神疾患の患者に薬が多用されるのことは前に聞いたことがあるし、「ニーゼと光のアトリエ」(こちら
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12か月の未来図(2017年製作の映画)

3.7

教育がテーマの映画は「奇跡の教室」以来かな。
最初はやる気なさそうで大丈夫か?って思うんだけど、観ていくうちにだんだんと、ものすごく真っ当に教師をやってきた人で、それなりのスキルもちゃんと持ってる人な
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.8

親になったところで、歳を取ったところで、人として成長出来てるかと言われたら私も自信がない。日々の暮らしがうまくいってればそうそう表に出てこない感情も、一度何かが狂ってしまうと関を切ったように本当の自分>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.7

カーレース、昔はわりと観てた。今はTVでもあんまりやってないのでは?F1だとセナくらいで記憶が止まってる。古過ぎるか(笑)

ルマンやデイトナなどの耐久レースも昔はTVでやってれば結構観た。パリダカー
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ダンシング・ベートーヴェン(2016年製作の映画)

3.6

バレエには全く縁がないにも関わらず、意外とバレエの映画はよく観ている。なぜか好き。生の舞台は一回も見たことないのに。

ベジャールについても有名な振付師、くらいの知識。だからこれ観てちょっとはわかって
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ラ・チャナ(2016年製作の映画)

3.7

フラメンコが好きかと聞かれたら、どうかな?わからない。情熱的というか、内なる感情を込めて踊る姿を、すごい、とは思うけど、なんか圧倒的過ぎてついていけないものも若干感じたりする。

だけどやっぱりその道
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.0

聡明で、それなりに年齢相応ですごく真っ当な若者たち。それに対比するように、陰湿なやり方で彼らを追い詰める共産体制の監視者たち。資本主義社会が国の体制としてベストであるとも言い切れないけれど、監視型の社>>続きを読む