YASUさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

28週後...(2007年製作の映画)

3.9

なんとも言えない映画。もしあの子たちが隔離エリアから出ず、そのままあの場所にいたらこんな悲劇にはならなかったのではないか。なんか色々詰め込んだせいで、いたるところでほころびが生じている感じ。
でも
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

4.3

絢爛な映像美と豪華な役者陣。なんと悲しい話なのか、と思いました。

Gorgeous visuals and gorgeous actors. What a sad story, I though
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太陽は動かない(2020年製作の映画)

4.4

さすが、”海猿”を手掛けただけもある。船沈没で船内に海水が入っってくるシーンは、まさにあの映画を想像させる。
24時間以内に、胸の時限爆弾を更新しなければ、死ぬ。そんな生活スリリングすぎるだろ。
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.5

なんか出演者全員、人殺してそうなくらいの威圧感と迫力の演技。鈴木亮平さんの演技は、本物のヤクザからそのまんまスカウトしたかのような リアルさ。

The acting is so intimidat
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.4

恋愛というものは、案外難しいものなんだと思った。SNS、マッチングアプリと最近はいつでもどこでも恋愛を楽しめる時代。もっと恋を楽しめばと思う。

I thought that love is mo
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

4.3

太宰の傲慢さ。命をも惜しまない作家業。女には目がない貪欲さ。
そんな偏見を持っている方が多いようだが、実際のところ違うところがあるらしく、人間失格の第三の手記、あとがきに制作で泊まっていた天清とい
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ヘルボーイ(2004年製作の映画)

4.3

どんなやつでも温かい環境で育てば、優しくなれる。見た目だけじゃない。偏見だけでは生きてはいけない。

Any guy can be kind if he is brought up in a wa
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プロジェクトA(1983年製作の映画)

4.7

体張りすぎだよ。アクションのキレもすごすぎるし、アワアワするリアクションも愛くるしい。

He's too physical. The action is too sharp and the aw
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バケモノの子(2015年製作の映画)

4.5

いいよね。何回観ても泣けちゃう。ダメな男が誰かなのために必死になっている姿に泣いちゃう。

It's good. I cry no matter how many times I watch it
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

4.8

この作品を見終わって思ったことは、ホモやレズが世の中に広まる前から付き合っている人たちの中には、本当は男性が好き、本当は女性が好き、と思いながらも、軽蔑されるのが嫌で仕方がなく異性と付き合う人は、ど>>続きを読む

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.6

史実に基づいているのか、ウィキペディアに載っていることが真実なのか、定かではない。宮沢賢治は、本当にダメ男だったのかもわからない。当の本人とその家族しかわからない。
だけど一つだけ、確信を持って言
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.4

一人の女性と食を通して、周りの大人や子どもたちが、ゆったりと変わっていく。人間の本質、食というものはこうあるべきだ、と教えてくれる。
ゆったりとしたストーリー展開、主人公のなんでもオープンな性格、
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.7

今まで当たり前だった関係。それがいざ学校という名の縮図に放り込まれたとき、その関係にヒビが入る。ちょっとした傷が、いつの間にか大きくなっていく。気づいたときには、治せない。周りに合わせて普通にしてい>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.6

細田 守作品で一番見た作品で一番泣いた作品。一つの大家族が地球を救うのかっこよすぎる。

The film I saw the most and cried the most in Mamoru
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エゴイスト(2023年製作の映画)

5.0

序盤から展開が凄すぎる。観ている人を一瞬で映画の世界に引きずり込もうとしていた。序盤でのアクセルベタ踏から紅一点、静かで、穏やかな二人の日常が描かれる。その絵は傍から見たら、静かすぎて恐怖を感じる。>>続きを読む

不屈の男 アンブロークン(2014年製作の映画)

4.5

”アンブロークン 不屈の男”タイトルをそのまま擬人化したような作品。
1ヶ月以上の太平洋漂流、日本での捕虜、いじめ。今では考えられないようなことばかり。観ていて痛々しかった。それでも負けない主人公
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ライジング・ドラゴン(2012年製作の映画)

4.6

ふと思い立って観た。
当時58歳。監督、制作、脚本、主演、最後のアクション。観ていてまだやれそうな気がするけどな。
スピード、あて感、細かいアクションのディテール。全部がすごすぎる。

I w
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恋は光(2022年製作の映画)

4.7

理論上の恋、勝ち取ってこその恋、幼馴染のくすぶった恋、それに揺れ動く人々。
恋の定義とは、辞書に書いてあるほど簡単なものでもなく、難しくもない。直感で好きだ、と思えばそれは恋。でも、伝えたくてもな
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.3

幸せの時間。それはジェットコースターのように、波を打って訪れる。張り裂けてしまいそうな心のゆらめきは、観客をも飲み込んでしまいそう。
役者同士の体当たりな演技、映像効果、挿入曲。緻密に計算された演
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.9

幼少期、少年期、青年期の三部に分けて描く主人公の愛の物語。 恋をするのは男と女、デートをするのも男と女、セックスをするのも男と女。男と女の絶対的引力。男と男、女と女は迫害の目。
心の揺れ動きを繊細
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.7

何もかも嫌で、親とはいつも喧嘩ばっか。それでも心の底からは嫌いにはなれない。そんなティーンエイジャーのみずみずしくも、ほろ苦く描いた作品。
ラスト15分、涙なしではいられない。実直に娘と接してあげ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.7

1回目、ただの父と娘の旅を見させられ、転々と散りばめた言葉と、ラストにに向けてこみ上げてくるものを感じ、2回目以降、終始泣きっぱなし。11歳の娘が大人になり、父との思い出を振り返る。鑑賞中、隣には大>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.7

二人だけにしかわかり得ない関係。世の中はそれを白い目で軽蔑する。悲しくて、切なくてい、痛い。
今の社会、ジェンダーレスは浸透し、結婚も可能に近づきつつある。だが、一部の迫害主義者たちが、それを軽蔑
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.5

心に傷があるものは、温室でぬくぬくと育った世間知らずのやつより強くなれる。ただ、体が重くて羽ばたけないだけ。私も抱えきれないほどの過去がある。それでよくうなされる。だけど、過去は過去。変えられるわけ>>続きを読む

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

4.4

数々の映画に出演し、スタントもこなし、著名な役者とも共演し、余生を過ごす主人公。あることで自分の人生を振り返り、今後の人生を模索しようとする。思い出後を巡る過程で、運転手の女性も影響を受ける。バート>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.8

原作でも泣いて、映画でも泣いて、泣きつかれるほどの傑作。私自身、原作小説を実写化することを原作は子供、映画は孫と思っている。これは作者目線からになるが、原作は子どものように可愛がり、映画は孫のように>>続きを読む

鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽(2022年製作の映画)

3.8

”斜陽”。太宰作品の一つ。”人間失格”がいちばん有名だが、人間失格をトップと考えたときに、周りを固める家臣的な作品の一つ。私は映画も好きだが、純文学も好きで太宰作品もよく読む。最初に斜陽を読んだとき>>続きを読む

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

4.7

洗礼されたアクション。それが女性らしく、なおかつかっこよくさせる。西部劇の要素があるが、乱りに撃たず、一発一発を丁寧に撃ってく。派手なアクションと言うよりかは、少ない手数で相手を殺す。
愛した人の
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ひらいて(2021年製作の映画)

4.7

なんとまあ、胃もたれする映画なんだ。きつい。きつすぎるよ、この作品は。見終わった今でも、気持ち悪い(いい意味で)。
恋というものは、ここまでどす黒い、この世では見たこともないようなものになるのか。
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ライフ・ウィズ・ミュージック(2021年製作の映画)

4.7

Siaの脳内を見られる映画。
劇中でのミュージカル。主人公の妹ミュージックの脳内で描かれる光景だと、私は感じました。
Sia自身の実体験を元に、愛すことの尊さを、希望を持つことの大切さを演技や劇
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

5.0

戦地の神父。戦争中、戦地で怪我をしながらも命からがら生き延びている戦士を助けるための戦士。実在した一人の感涙必死の実話。
私のお気に入りは、主人公が夜な夜な生存兵を助けるシーン。血まみれになりなが
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

4.5

父に勧められて見た。事前情報無しで見たから、こんなにもミステリー要素がふんだんだとは思わなかった。ジャケ写に騙された。あんなにも複雑に絡まったストーリーは、稀に見ない作品。
多分実写化したら、暗め
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.8

まず、最初に短編集の一編をここまで大きくできるなんて、濱口監督の凄さに驚愕した。
村上作品はどこか独特で、それが中毒性のある面白さがあるがゆえに、世界中から愛されている。その独特性がもろに出ている
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

見終わったあと、私はもどかしい気持ちでいっぱいになった。
人生の大半を刑務所で過ごした主人公。身よりもなければ、お金もない。ただの無力な男。社会を生きるうえで欠かせない法律は、時には救い、時には冷
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

4.3

昔の粗いCG、手作り感満載の風景、均一な足音。順番通りに見ていて、急にふるさを感じた。後々調べたら、制作年が違うことに気づいた。だけど、あのふるくささがいいよね。

The old coarse
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ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

4.3

なぜ見たくなったのか理由はわからないが、面白かった。デッドプールも今風にコミカルなキャラじゃなかったんだ。

I don't know why I wanted to see it, but it
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